反社会的勢力のリストがある？
そもそも反社会的勢力の定義とは何でしょう？
端的に言えば暴力団、ヤクザの事を指して、反社会的勢力という事になります。
しかし、近年では“反社”や“反社会的勢力“との言葉を耳にする事が増えてきたと感じるのではないでしょうか？
暴力団やヤクザは昔から存在しているのに。
その原因は暴力団排除条例(暴排条例)の施行にあります。
暴力団に関しては、「暴対法」（暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律）が昔からあり、暴力団の行う行為や行動に制限がかけられていましたが、暴排条例は暴力団の資金源を断つ事を目的にしており、文字通り、暴力団を排除する法律となっています。
何の文句もない、とても正しい法律ではありますが、ここで一点、大きな問題が出てきました。
この暴排条例のもと、「暴力団と利益供与している人や会社も罰せられる」事となったのです。
暴力団が罰せられるのは当然と思われるかも知れませんが、関係している一般人も罰せられるとは・・・。ただ、“暴力団と利益供与しているのが悪い”と言う考え方もあるでしょう。
しかし、一番の問題は“暴力団と知らずに付き合いをしていたら、実は暴力団関係で、処罰を受ける事になった”と言うケースです。
個人に関しても大問題ですが、企業となれば、それだけで信用が失墜し、経営にも多大なる影響が出る事は必然です。その為、近年では反社会的勢力か否かを事前に調べる“反社チェック”が多用されるようになりました。
しかし、しかし、法律が運用されるに従い、反社会的勢力=暴力団だけの構図ではなくなってきており、現在では、暴力団の関係者(密接関係者と呼称されている)やオレオレ詐欺集団、半グレ等の犯罪集団も反社会的勢力と位置付けられる様になりました。（厳密には暴排条例に該当しない場合も多い様ですが、風評被害が発生しますね）
では、反社会的勢力のリストはあるのか！についてですが…。
警察に捜査上必要なリストはあるでしょうが、もちろん、一般に公開される事はないでしょうから、その様なリストは存在しないと言うのが現実です。
では、一般人、企業が反社会的勢力であるかどうかを見極めるにはどうすれば良いか。
探偵社、興信所に依頼するか、各都道府県の公安委員会が運営する「暴追センター」に相談に行くかの方法があります。
企業は探偵や信用調査会社などを利用しているケースがほとんどですね。
いづれにしても、自分の身は自分で守るためにも、大事な取引、大事な雇用、大事な人脈には確りした探偵社・調査会社で反社チェックを事前に行う事をお勧めします。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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