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探偵コラム

筆跡鑑定・指紋鑑定を探偵に依頼するには|契約書偽造・社内不正の証拠固めに使える調査を解説

「この契約書の署名、本人が書いたものではない気がする」「経費精算の領収書に、後から手を加えられた形跡がある」「差出人不明の内部告発文が届いたが、誰が書いたのか特定できない」

こうした疑いを抱えたとき、感覚や状況証拠だけで対応を進めるのは危険です。相手から名誉毀損や不当な処分だと反論された場合、客観的な証拠がなければ立場が弱くなってしまいます。筆跡鑑定・指紋鑑定は、こうした「誰が書いたか」「誰が触れたか」を科学的に裏付けるための手段です。

この記事では、企業が筆跡鑑定・指紋鑑定を活用する具体的な場面から、鑑定でわかること、証拠として通用する鑑定書の条件、費用相場までを、法務・総務・人事のご担当者に向けて解説します。

企業が筆跡鑑定・指紋鑑定を必要とする場面

筆跡鑑定が使われる場面

  • 契約書・注文書の署名偽造疑惑:取引先や従業員から「その契約書にサインした覚えはない」と主張された場合の真偽確認
  • 経費精算・領収書の改ざん:金額や日付が後から書き換えられた疑いがある書類の確認
  • 退職届・稟議書の偽造:本人の意思によらない書類が作成されていないかの確認
  • 匿名の内部告発文・脅迫状(怪文書):差出人を特定する手がかりとしての筆跡の特徴分析

指紋鑑定が使われる場面

  • 社内での書類の持ち出し・改ざんの証拠収集:誰がその書類・物品に触れたかの確認
  • 匿名文書の差出人特定:封筒や便箋に残された指紋からの手がかり収集
  • 社内窃盗・不正アクセスの状況証拠:施錠された保管庫や個人ロッカーなどへの接触の痕跡確認

いずれも、警察が介入するほどの事件性はまだ明確でないものの、社内処分や取引先との交渉、将来の法的手続きに備えて客観的な証拠を残しておきたい、という場面で活用されています。

筆跡鑑定でわかること

筆跡鑑定では、対象となる文字(疑問文書)と、本人が書いたことが確実な文字(対照資料・確認できているサンプル)とを比較し、字形の特徴・筆順・筆圧・運筆のクセなどの一致点・相違点を分析します。対照資料の質と量が、鑑定の精度を大きく左右します。契約書関連の依頼であれば、本人の署名歴(過去の契約書、社内書類への記入など)を対照資料として確保できるかが、鑑定の成否を分ける重要なポイントです。

指紋鑑定でわかること

指紋鑑定では、対象物に残された指紋(潜在指紋)を採取し、対象者本人の指紋と照合します。紙・ガラス・金属など、対象物の材質によって指紋の残りやすさや採取難易度が異なり、時間が経過するほど採取は難しくなります。疑いを持った時点でできるだけ早く、対象物を不用意に触れさせずに保全することが、鑑定成功の前提条件です。

社内処分・裁判で通用する鑑定書の条件

鑑定結果を懲戒処分や取引先との交渉、将来的な法的手続きの根拠として使うには、鑑定書自体の信頼性が問われます。次の要素が揃っているかを確認してください。

  • 対照資料の出所が明確であること:比較に使った「本人が書いたことが確実な資料」がどこから得たものかが記録されている
  • 判断根拠の具体性:「似ている・似ていない」ではなく、字形の特徴点ごとの一致・相違が具体的に示されている
  • 鑑定人・鑑定機関の記載:発行者名、鑑定を行った機関の情報が明記されている
  • 証拠物の保全状況の記録:指紋鑑定の場合、対象物をいつ・どのように採取・保管したかの記録

なお、筆跡鑑定・指紋鑑定は、判断の性質上「100%同一」と断定することが難しい分野でもあります。鑑定書は、社内処分や交渉を進めるうえでの重要な疎明資料となりますが、それ単独で法的な最終結論を保証するものではない、という前提も踏まえて活用することをおすすめします。

依頼から鑑定書納品までの流れ

  1. ご相談:お電話またはメールで、疑わしい書類・対象物の状況と、確認したい内容をお知らせください
  2. 対照資料の確認:比較に使える資料(本人の署名歴、指紋データなど)が確保できるかを一緒に確認します
  3. お見積り・着手:調査内容を確定し、着手いたします
  4. 鑑定の実施:専門的な手法で比較・分析を行います
  5. 鑑定書の納品:分析結果を鑑定書としてお渡しします

費用の目安

筆跡鑑定

  • 内容:対照資料との比較・分析、鑑定書の作成
  • 費用目安:30万円~
  • 期間目安:1〜2カ月

指紋鑑定

  • 内容:対象物からの指紋採取、対照指紋との照合、鑑定書の作成
  • 費用目安:30万円~
  • 期間目安:1〜2カ月

※対象物の数、対照資料の確保状況、鑑定の難易度によって変動します。まずは状況をお聞かせいただければ、概算のお見積りをご案内します。

依頼する際に準備しておきたいこと

  • 疑わしい書類・対象物をそのまま保全する:コピーを取る、触れる回数を増やすなどの行為は、証拠としての価値を下げる可能性があります
  • 対照資料の心当たりを整理しておく:過去の契約書、本人が記入した社内書類など、比較に使えそうな資料をリストアップしておくとスムーズです
  • 目的を明確にする:社内処分の根拠としたいのか、取引先との交渉材料か、将来の法的手続きへの備えかによって、必要な鑑定の精度や書式が変わります

選ばれる理由

  • 探偵業届出済み:公安委員会への届出を受けた調査機関として、適法な調査を実施
  • 証拠としての活用を前提とした鑑定書作成:判断根拠を明確に示した鑑定書を作成
  • 守秘義務の徹底:案件情報は厳格に管理いたします

まとめ|「疑い」を「証拠」に変えるための鑑定

  • 契約書の署名偽造、経費の改ざん、匿名の内部告発文など、企業が筆跡鑑定・指紋鑑定を必要とする場面は幅広い
  • 鑑定の精度は、対照資料の質と、対象物の保全状態に大きく左右される
  • 社内処分や交渉の根拠とするには、判断根拠が明確で発行者情報の揃った鑑定書が必要

株式会社ピ・アイ・オは、探偵業届出済みの調査機関として、企業様の筆跡鑑定・指紋鑑定のご依頼を承っています。「これは鑑定を依頼すべき状況なのか」という段階のご相談でも構いません。まずはお気軽にお問い合わせください。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:株式会社ピ・アイ・オ 調査員 T.K
この記事の著者:株式会社ピ・アイ・オ 調査員 T.K
20年以上にわたる探偵経験を持ち、個人・法人を問わず幅広い事案に対応できる総合調査のエキスパート。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、確かな調査力と深い洞察力で数多くの難解なケースを解決に導いてきた実績を持つ。

対応領域は多岐にわたり、個人の浮気調査や素行調査で高い成功率を誇るだけでなく、企業のリスクを未然に防ぐ「採用調査(バックグラウンドチェック)」や、弁護士など法務関係者から依頼される「公示送達・付郵便送達のための現地調査」にも精通している。

いかなる事案においても、法令遵守と徹底した事実確認に基づいた精度の高い調査結果を提供することを信条とし、あらゆるクライアントから厚い信頼と高い満足度を得ている。

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