社会問題に発展しつつある不貞(行為)の実態とは?
テレビや雑誌、ネットやSNSなど、不貞行為という言葉を見ない日はないと言えるほど浸透しつつある言葉かも知れません。不貞行為と言われるとあまりパッと来ないかもしれませんが、「浮気」や「不倫」といえばしっくり来るかもしれませんね。
不貞行為という言葉は不倫や浮気などに類似しているところもあり、表現としては非常にわかりにくいところです。そこで、今回は不貞行為という意味で、どう言ったことを指しているのかご説明していきたいと思います。
不貞ってどういう意味?

既婚者の方が別の異性と不正にお付き合いをしていることを「不倫や浮気」と言った表現で表していますが、裁判や公式の場では「不貞行為」というような言葉を使うことが多くなっています。
不貞という言葉は不倫とどう違うのでしょうか。
不貞(ふてい)の意味
不貞とは貞操を守らないこと(貞操(ていそう)とは人として正しい生き方をしていることや、夫婦、恋人同士の性的関係が良好であることなどを意味しています)
既婚者の場合であれば、夫婦で愛の誓いを行ったのにもかかわらず、妻(夫)が他の異性と肉体関係を持ってしまうことや、別の家庭を作り上げてしまうようなことを「不貞行為」と言います。
婚約していたのに、違う相手と駆け落ちをしてしまうことや、ドラマなどで結婚式場から相手を連れ出すような行為も「不貞行為」と言えるでしょう。
また、不貞行為は既婚者だけでなく、友人、恋人同士の関係であっても人の道を外れているような行動に対して使うこともあります。
不貞が実際に認められる事例
不貞行為という言葉は、主に離婚裁判や不貞行為が原因で行われる離婚調停などで使われます。
不貞行為として認められているのは肉体関係(セックス等)であり、キスや体への接触等は現在の裁判で不貞行為として認められることはほとんどありません。しかし、セックスをしなくてもオーラルセックスや射精を伴うような行為を行っている場合は不貞行為として認められる可能性があります。これは民法770条1項5号にある、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するためです。
不貞は法律用語
不貞という言葉は元々法律用語で、一般社会で普段から使われるような言葉ではありません。離婚裁判や不倫の慰謝料問題などで使用されている用語でしたが、ネットやSNS等で経験者や弁護士等の情報開示によって使われるようになったと思われます。
現代社会においてはその他にも様々な言葉の使い分けができているため、不倫や浮気と言った行為に限定的に使われているようです。
不貞行為になってしまう行動は?

不貞行為といえば不倫という解釈になってしまうかも知れませんが、そうとも言い切れません。先述したように、不貞行為とは貞操を守らないことです。これに該当する行為は不貞行為として扱われますが、裁判内容や裁判官によっても解釈が違うところなので判断は難しいところです。
法律的に相手を裏切る行為は不貞行為になる
どんな人でも一度は人に裏切られたり、裏切ったりすることがあると思います。しかし、それだけでは不貞行為になりません。不貞行為として認められるには法律的に認められた関係性である状態で裏切る必要があります。
その一つが婚姻関係です。結婚は正式な書面によって夫婦であることを証明する契約であり、この関係性を破綻させる行為は不貞行為になります。その主な原因として不倫や浮気が挙げられます。
婚姻関係以外にも、養子縁組や会社等での契約類にも該当するものがあります。しかし、ほとんどの場合は婚姻関係による不貞行為が主になっており、それ以外の問題で不貞行為と認められることはあまりありません。
人を裏切る行為はいずれ不貞行為に繋がる
婚姻関係を結んでいなければ、浮気や、駆け落ち、付き合っている異性以外の子供を妊娠すると言ったことを行っても、法律的に不貞行為となることはありません。
しかし、こういった行動は巡り巡って必ず自分に返ってきます。法律的には不貞ではありませんが、そういった行動は貞操を守っている行動ではなく、人の生き方としては不貞です。
「結婚したら自由にできないから結婚しない」という考え方の方もいらっしゃいますが、結婚していないから何をやってもいいというわけではありません。自由の代わりに責任があります。たとえ結婚していなくても責任のある行動を心がけましょう。
もし不貞を行なってしまったら?

世の中に完全な人は存在しません。どんなに素晴らしい人でもちょっとことをきっかけに不貞行為を行なってしまう可能性があります。不貞行為は誰にでも起こりうる可能性のあることだと認識しておく必要があります。
法的責任を取る準備をしておく
既婚者の方であれば、結婚という契約を行なっているわけですから、いかなる場合でもその行為に対して責任を取る必要があります。もし、現在の相手とうまくいっていないのであれば離婚をしてから、新しい関係を築くようにすればいいのです。
もし、不貞行為で裁判になるようなことがあれば、非を認め責任を取りましょう。それが今度の生き方にも役に立つはずです。
全てを失う覚悟をしておく
不貞行為が発覚することで、家族だけでなく仕事や友人など、様々なものを失ってしまう可能性があります。不貞行為を行うのであれば、自分のこれまで築き上げた人生が無くなってしまうことも視野に入れて行いましょう。それだけの覚悟をしておかないと後がとても大変です。
不貞行為は結婚相手だけでなく、自分の周りにいる多くの人を裏切る行為の一つだということを肝に銘じておきましょう。
まとめ
不貞についてご紹介しました。不貞行為という用語は裁判所などの法的機関で使用される言葉なので、あまり馴染みのない言葉ですが「不貞=裏切り行為(不倫)」と覚えておくといいかも知れません。
また、不貞行為は誰にでも起こってしまう可能性のある危険なものだと理解しておきましょう。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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