不貞行為を世間に知られることなく解決するには?

不貞行為は大切な人を傷つけてしまう裏切り行為です。絶対に行うべきことではないですし、もし行なってしまったとしても、その事実は誰にも知られたくないですよね。
不貞行為が妻(夫)や知人に知られたりすれば、最悪離婚問題や慰謝料といった問題へと発展してしまいます。そこで、不貞行為を行なってしまった際に、離婚や慰謝料以外にどんな方法があるのかをご紹介したいと思います。
慰謝料以外に解決金(示談金)という方法がある

解決金とは示談金のようなもので「このお金で事態の収束を約束する」という意味合いがあります。解決金での解決には不貞を働いた既婚者と不倫相手双方の了承の元に行われるもので、どちらか一方の要求だけで通るもではありません。
解決金で和解するには
解決金は慰謝料と同じで、原則的に既婚者と不倫をした不倫相手側が支払うこととなります。解決金での和解を行うためには、当人と被害を受けた配偶者とでの話し合いで行うか、弁護士を挟んでの手続きが基本となります。
不倫などの不貞行為の場合、話し合いは泥沼化しやすいので、基本的には双方弁護士を通しての話し合いになります。和解金は慰謝料よりも低額であることが多く、度重なる話し合いによって妥協点を見つけ出す作業でもあるので、解決後に問題が起きにくいというメリットがありますが、そもそも和解しないという状況も多いので、成功率が低いというデメリットも存在します。
なぜ解決金での和解なのか?
これは、不倫による慰謝料問題だけでなく、離婚裁判や、刑事裁判、その他の事象による裁判全てに言えることですが、裁判を起こすことによって、弁護士費用、裁判費用がかかるだけでなく、裁判の判決までに半年から1年、場合によってはそれ以上の年数がかかることもあります。
そのため、裁判を起こすだけで精神的な圧迫だけでなく、金銭面での圧迫もあり、その苦しみを判決が出るまでの期間ずっと持たなければなりません。
相手にそれ相応の罪を与えるという目的で行なっている場合は、年数や金額の問題ではありませんが、不貞行為による離婚裁判や、慰謝料請求裁判は長引くほどに泥沼化し、通常の生活へも影響が出てしまうため、費用対効果が悪く、裁判を起こしたことによるデメリットの方が大きくなることがあります。
そういった事態を避け、短時間で早期解決に持ち込むためには解決金での和解が最短の近道となるわけです。
不貞行為(不倫)による解決金の相場

解決金は早期解決を目的として使われる方法なので、慰謝料を求めている側に納得できるだけの金額を準備する必要があります。しかし、解決金は慰謝料よりも低額であることが多く、その金額は話し合いで大きく変わるため、弁護士の力量次第と言えるポイントでもあります。
一般的な不貞行為では解決金100万円未満
慰謝料請求の場合は、不貞行為の内容や配偶者に対して「どれだけの精神的苦痛を与えていたか」ということが争点になりますが、解決金の場合は「この金額で解決してください」という意味合いがあるため、慰謝料とは異なります。
また、慰謝料は支払いが決まったとしても、支払い能力の問題で分割払いになることもあり、即金で受け取る金額は小さくなるのに対して、解決金は基本的に即金で一括支払いになるため、受け取る側の報酬は大きくなります。
その結果、解決金の金額は慰謝料よりも低額ですが、一度に受け取る額が大きく、裁判費用もかからない為、実質的に得をすることになるわけです。
不倫相手が高所得者であれば、数百万円の場合も
不貞行為を行う人の中には「余興や遊び」の意味合いを込めて不倫を行う人もいます。そういった人の多くはエリート思考の高所得者で、不倫といった不貞行為が世間に知られることを恐れています。
不倫相手が高所得者である場合、離婚裁判や慰謝料裁判といった方法を回避するために、話し合いの段階で解決金を提示することがあります。
また、高所得者の場合、お金を失うことよりも社会的地位の損失の方が痛いため、場合によっては数百万の解決金を提示することがあるようです。ただし、こういった解決をする際には不貞行為を口外しないような念書や契約書を書かされることもあるので、状況に応じてどうする判断する必要があります。
不倫相手に非がある場合は低額解決金での和解もある(30万円未満)
例えば、不倫相手側が既婚者を不倫させるように陥れて(ハニートラップなど)不貞行為に持ち込んだなどの場合は、解決金によって強制的に和解させることがあります。
この方法は経験の豊富な弁護士に依頼した場合に可能な方法で、相手側のアラをついて裁判では不利な状況を伝えることによって、提示した解決金で和解させるという強引な方法でもあります。
経験豊富で優秀な弁護士が必要なことと、駆け引きに強い度胸を持ち合わせいる必要があるため、難易度が高い方法とも言えるでしょう。
解決金で和解することのリスク

不貞問題を早期解決するには解決金が必要不可欠ですが、ノーリスクで行えるわけではありません。解決金で解決するためにはいくつかのリスクがあることを知っておく必要があります。
相手側(既婚者の配偶者)に軽率な行動だと思われる
解決金で和解を申し込む方法は、早期解決方法の一つですが「不貞行為という事実を金で解決しようとしている」というふうに見られしまうことがあり、逆に怒りを買う可能性もあります。解決金は謝罪の気持ちを表す行動の一つですが、人の心をさらに深く抉る行動になりかねないことを忘れないでください。
場合によっては、泥沼裁判を続ける引き金になるかも知れません。
解決金は即金のため、まとまったお金が必要になる
解決金は即金で用意する必要があるため、まずは資金を調達しなければいけません。しっかりと蓄えを持っている人であれば問題ありませんが、貯金を行なっていない人は親類や知人、消費者金融から借りることになるため、精神的な苦痛が大きくなります。
また、解決金を支払う際には、弁護士費用も負担しなければいけないので結果的に大きなお金を準備することとなります。
不貞と解決金のまとめ
いかがだったでしょうか。解決金は問題の早期解決に役立つ方法の一つですが、その成功率は決して高くなく、相手の怒りを買ってしまうリスクもあるため、弁護士と話し合って慎重に進める必要があります。
もし、不貞行為を行なってしまったら、慰謝料請求にするのか解決金にするのか、精査してみてください。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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