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探偵コラム

探偵と警察の違いとは?それぞれのできること・関係性についても解説

テレビドラマで見る探偵と警察のイメージから、この2つは同じような職業だと思い込んでいませんか?実は全然違うのです。しかしそれぞれの定義や違いをきちんと説明できない人は、結構多くいらっしゃると思います。そこでこちらの記事では、探偵と警察の違いや関係性について解説していきます。

探偵と警察の違い

探偵と警察の違いについて、ポイントは大きく分けて4つあります。このパートではそのポイントについて詳しく解説していきます。

民事、刑事

探偵と警察では取り扱う事件が違います。探偵では民事事件、警察では刑事事件です。別の言い方をすると、探偵は犯罪ではない人間間のトラブル、警察は犯罪を取り扱うということになります。

調査を開始するタイミング

探偵と警察では動き出すタイミングが違います。警察の場合、事件が実際に発生してからでないと捜査が始まりません。起こってしまった事件の対応に日々追われている状態です。その点探偵は依頼を受けた時点、つまり事件前から調査が可能なのです。事件に発展してしまった場合には、探偵の仕事範囲ではなくなってしまいます。

公務員か

公務員かそうでないかの違いももちろんあります。警察官は公務員です。公務員試験を受けたのち、訓練を受けた上でやっと警察官になれます。探偵は公務員ではありません。特別な資格もないので、誰でも探偵に慣れます。特殊な仕事ではありますが、探偵は企業の一従業員と何ら変わりはないのです。

費用

警察の場合、税金で運営されています。ですので、捜査を依頼し解決してもらったところで報酬を支払う必要はありません。一方の探偵社・探偵事務所は民間企業です。調査を依頼したら、それ相当の報酬を支払わなければなりません。なお、報酬の金額については探偵社・探偵事務所ごとに違いますので、事前の打ち合わせにて確認しておくといいでしょう。

探偵の仕事・警察の仕事

探偵と警察の違いについては仕事の内容を見ていくとわかりやすいです。3つの事例で、それぞれがどんな仕事をしているか解説していきます。

盗聴

実は盗聴という行為については刑法上犯罪にはあたらないのです。盗聴機器はインターネット通販でも普通に販売されていますし、ただ所持している、使用することは法律で禁止されていません。よって盗聴器が仕掛けられているかどうかの調査は警察ではしてもらえないので、仕掛けられているかの調査、盗聴器の発見は探偵の仕事になります。

盗聴器を仕掛けるために家に入ることは住居侵入の罪になります。そのほか、盗聴内容を第三者に漏らしたり売買することはプライバシーの侵害、個人情報保護法違反です。さらに盗聴内容をもとに脅されたとなれば、こちらは脅迫罪となります。これらは完全に犯罪となるので、警察の仕事として取り締まってもらいます。

盗聴器が見つかった後の調査については探偵も行えます。仮に自分で盗聴器を発見して、対処に困ったら探偵に相談してもいいでしょう。事件性が出てきたら迷わず警察に通報しましょう。

ストーカー

ストーカー被害者が警察に被害届を提出された場合、その被害が悪質と判断された場合には警察による捜査が行われます。その実態が把握でき、ストーカー行為と断定した時に、ストーカー規制法に則った対処がなされるのです。ストーカーには注意、警告、ストーカー行為の禁止命令が出されます。

ただし、警察への捜査依頼をするには、ストーカー行為の証拠が必要になります。そこは探偵の仕事です。探偵はストーカーに直接注意や警告は行えません。探偵がすることはストーカー行為の証拠集めと、ストーカーの素性調査です。集められた証拠と素性調査からわかる情報で、探偵は被害届提出のためのお手伝いをするといったところです。

人探し

人探しに関しては、行方不明となった人の事情によって扱いが変わってきます。警察が捜査するのは特異行方不明者、探偵が調査するのは一般家出人です。

まず警察が捜索する特異行方不明者ですが、こちらは殺人や誘拐及びその他の事件や事故などにより、生命に危険が生じていると判断された行方不明者のことです。たとえば子供が昨夜から行方不明になっている、遺書を残して行方不明になっている人など、緊急性がある行方不明案件を、警察は捜査することになります。

次に一般家出人ですが、こちらは生命に関わるような緊急性がない場合の行方不明者です。たとえば高校生の子供が置き手紙をして家出しているなどの場合は、探偵が調査できます。家出以外にも、引っ越してしまった知人の捜索、連絡が取れない古い友人の捜索などは探偵に依頼が可能です。

探偵と警察の関係

ここまでで探偵と警察には大きな違いがあることがおわかりいただけたかと思います。全く違う仕事をしているわけですから、テレビドラマのように一緒に捜査をして事件を解決するということはありません。だからと言って、探偵と警察が全く関係ないというわけでもないのです。

探偵と警察の接点といえば「探偵業届」です。探偵業を開業しようとする者は各地域の警察署に届出を出すことが探偵業法により義務付けられています。

さらに所轄警察署による探偵事務所への立ち入りもあるようです。目的としては、その探偵事務所が探偵業法に違反することなく営業しているかどうかを確認することとなっています。違反があると営業停止や廃業の処分を受けることになってしまいます。

そして一緒に操作をすることはなくても、警察の捜査に探偵が協力するということはあり得ます。ストーカーの話の際にも書きましたが、証拠集めや素性調査で得られた情報を警察に提供することも協力と呼べるでしょう。警察の聞き込みがあれば、探偵もそれに応じます。

まとめ

こちらの記事では探偵と警察の違い、関係性について解説してきました。探偵という仕事は仕事内容こそ特殊ではありますが、民間企業ですので、取締りなどの権限を持つ警察とは何もかもが違います。解決したい内容により、探偵と警察のどちらに依頼するべきかが変わりますので、注意しましょう。明らかに事件性があるならすぐ警察の方がいいですが、迷ったらまず探偵に相談してみてもいいでしょう。探偵に依頼をする場合は、それぞれ探偵事務所の専門性などがあるので、なるべく比較してから依頼した方がいいですよ。

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投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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