あなたは大丈夫?よくある近隣トラブルの事例と起こったときの対処法
住む場所は決められてもご近所さんは決めることができません。人の数だけライフスタイルや価値観があり、些細なことがきっかけとなってトラブルに巻き込まれることは決して少なくないのです。ここでは、起こりがちな近隣トラブルの事例や、もし起こってしまった場合の対処法を紹介していきます。小さなきっかけが大きなトラブルへとつながることを防止するために、ぜひ参考にしてください。
よくある近隣トラブルってどんなことが原因?
ここから、近隣トラブルに発展しがちな主な原因を紹介していきます。きっかけは小さくても大きなトラブルへとつながってしまう可能性があるので、当てはまる項目がないか確認しておいてください。
生活音や騒音
マンションやアパートのような集合住宅の場合、ドアの開閉音やトイレの水を流す音、足音や赤ちゃんの泣き声、洗濯機や掃除機の音などといった生活音が、近隣トラブルの原因になってしまうことが多くなっています。生きていく上でどうしても音は出てしまうものですが、本人はまったく気にならなくてもまわりの人にとっては迷惑と感じるケースは多いのです。
一方、騒音はテレビや動画、音楽などの音量や大きな声での会話、怒鳴り声、さらには早朝や深夜の車のエンジン音など。生活音に関しては致し方ない部分が多少あるにしても、騒音に関しては音量や時間帯などを気遣うことで近隣トラブルを未然に防ぐことができます。
共用部分の使い方
集合住宅の場合、住民全員が使う共用部分においてルールを破ったりマナーが悪かったりすれば、近隣トラブルへとつながってしまいます。
注意しておきたいのが、ゴミの出し方や分別方法です。ゴミ出しの日にちや時間を守らない、分別が適当、ゴミ袋がきちんと締められていないなど、ルールやマナーを守らないことがきっかけになってしまいます。場所によってゴミ出しや分別のルールは異なるので、しっかり確認して守るように心掛けましょう。
他にも、エレベーターの使い方や共用部分でのゴミのポイ捨て、駐輪場での身勝手な自転車の停め方など、多くの人が使用する場所でのモラル違反も要注意です。また、玄関先に私物やゴミを置くことも原因となってしまう可能性があるので、しっかりマナーを守ることを心掛けましょう。
ペットの飼育マナー
ペットの飼育状況が悪いことも大きな要因に。鳴き声や排泄物の処理、噛みつきや臭いなどが挙げられます。ペット飼育規約をしっかり守って、近隣住民への配慮が必要です。ペットを飼う人と飼わない人とのあいだには、ペットに対する考えの相違が生まれやすく、トラブルに発展しやすいので気をつけましょう。
喫煙マナー
タバコの煙や臭いの行方、ポイ捨てや歩きタバコなど、喫煙マナーに関しても注意が必要です。タバコの臭いは喫煙者には大して気にならなくても、非喫煙者にとっては大きなストレスになってしまうため、喫煙する場所やマナーにはくれぐれも気をつけなくてはなりません。
挨拶
ご近所さんへの挨拶はしっかり行うことが大切です。挨拶をしなかったり、挨拶したのに相手が気づかなかったりすると、人間関係が悪化する元となってしまいます。
境界線
戸建てに住んでいる人の場合、木の枝などが隣家まで入り込んでしまうことで起こる近隣トラブルもあります。境界線ギリギリだったとしても、見る角度や思い込みによっては境界線を越えていると思われる可能性があるため、境界線付近には細心の注意を払いましょう。
言いがかり・難癖
どれだけ近隣の住民に対して気を配ったとしても、突然言いがかりや難癖をつけられるケースもあります。この場合、相手の目的が言いがかりや難癖をつける嫌がらせである可能性があるため、無理に対応することなく管理会社などへ相談することをおすすめします。
近隣トラブルが起こってしまった場合の対処法
どれだけまわりに配慮しても、近隣トラブルになってしまうことは多々あります。ここから、近隣トラブルが起こってしまった場合に行うべき対処法を紹介するので、欠かさずチェックしておきましょう。
相手と直に交渉することは避ける
近隣トラブルの元となった相手に、直接注意したり是正を求めたりすることはやめておきましょう。物分かりの良い人だったらいいのですが、迷惑行為に対して罪悪感がない人や身勝手な人はたくさん存在します。そのような人に直接注意をしてしまうと、非を認めないばかりか、逆上してくる危険性が出てきてしまうのです。
証拠を集めておく
相談しても証拠がないと対応できないケースがあるため、録音や録画することで証拠を集めておくことが大切です。証拠があることで、後々役立つ場面が出てくる可能性が高まります。自分で証拠を集めるのが難しい場合は、探偵に依頼して証拠を集めましょう。
然るべきところに相談する
トラブルが発生したときに直接注意することは避け、まず管理会社や警察、弁護士などに相談することをおすすめします。顔を知っている程度のご近所さんとの近隣トラブルでは、相手がどのような人なのか知らないため怖い思いをしてしまう場面も。無理せず専門家に相談することで、穏便に解決へと導きましょう。
近隣トラブルが起こった場合の相談先
「近隣トラブルが起こったらどこに相談すべきか」を知っていれば、実際にトラブルが起こったとき、迅速に対処できるようになります。対応が遅れるほど被害が大きくなってしまうので、早めの対策が必要です。
管理会社や自治体
まずは、マンションの管理会社が対応できるのかどうか、確認や相談をしてみましょう。多くの管理会社は、住人同士のいざこざにも対応してくれます。しかし、管理会社によっては「できない」というところもあるので事前に確認を。また、市役所や区役所の生活課に相談することも可能ですので、悩み続ける前に相談してみてはいかがでしょう。
警察
窓を割られたなどの目に見える被害があった場合はすぐに警察に連絡することをおすすめします。目に見える被害がない場合、事件性がないと判断されて動いてくれない可能性が出てくるため、重要になってくるのが証拠です。録音や録画によって証拠を残しておくことは、非常に重要で有効になってきます。
弁護士
管理会社や警察に相談しても解決しない場合、弁護士に相談することも視野に入れておきましょう。ただし、ここでも重要なのが証拠になってきますので、くどいようですがしっかり証拠を残すことを忘れないようにしてください。
探偵
近隣トラブルを解消するために証拠は必須です。自分で証拠をうまく集められない場合は、プロである探偵に依頼することをおすすめします。
まとめ
近隣トラブルはいつでもどこでも誰の身にも起こりえます。「自分は大丈夫」と思っていても、相手はどう思っているのかわかりません。近隣トラブルのきっかけの多くは、ほんの些細な出来事です。まわりへの配慮やモラルを忘れることなく未然に防げるように努め、もしトラブルに発展してしまった場合は、迅速に相談することで被害を最小限に留めましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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