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探偵コラム

ストーカーが諦めるときはある?対人トラブルを解決する探偵目線で解説

ストーカーが諦めるとき

放っておくと恐ろしい事件にも発展しかねないストーカー。心当たりのない犯人を特定するのは難しく、自分だけでも解決できないことから泣き寝入りする方も多いです。このストーカー被害は放っておくと、相手が諦めることはあるのでしょうか。今回は数々の対人トラブルを解決してきた探偵の目線から、ストーカーが諦めるときとストーカーする人の心理についてご紹介します。あわせてストーカートラブルの対策法もまとめたので、悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

なぜストーカーになるの?ストーカーの心理とは

ストーカーが諦めるとき

ストーカーとは、特定の相手を付け回したり行動を監視したりして、恐怖心を植え付ける嫌がらせを繰り返し行うことを言います。直接的な攻撃ではないものの、ストーカーの末に相手の家に乗り込んだり暴力を振るったりと、大きな事件に発展するケースも珍しくありません。中には殺人事件などに発展し、被害者がストーカーに元々悩んでいた・通報していたということもよく耳にします。

このストーカーはなぜ起こるのでしょうか。心理学者はストーカーの心理を4つに分類し、解説しています。心当たりを探るためにもまずはストーカーの心理をチェックしていきましょう。

親密追求型

ひとつめは親密追求型です。これはストーカーを行う相手に対して「親密になりたい」「特別な関係になりたい」と思いを抱いています。ストーカーする相手の気持ちはこのとき考慮されず、また理想を押し付ける傾向にあるのも特徴的です。要求として「交際して欲しい」と恋愛感情を抱くことも多く、この願いが叶わないと「どうしてわかってくれないのか」とストーカーに発展してしまうのです。

ストーカーの気持ちに答えない、思ったような答えが引き出せないと、「こんなに好きなのにどうして思い通りになってくれないのか」と身勝手な復讐心を犯人は覚えるようになります。攻撃的でストーカーだけでは存在がアピールできないと分かると、より凶悪な嫌がらせに発展することも多いでしょう。

無自覚型

このタイプは相手の気持ちをまったく考えない、もしくは理解しようとしません。つまりストーカーを行うあなたのことを自覚しておらず、「自分の要求を飲んで当然の存在」だと思っています。例えば元々結婚していたり交際していたり、家族だった場合にこのタイプが当てはまるでしょう。

今は関係が切れているにもかかわらず、当然のようにあなたを支配下に置きたがります。また、この要求が通らないと憎しみを抱くようになり、ストーカーをしている=加害している意識は全くないのが特徴です。

憎悪型

このタイプは先ほどご紹介した親密追求型とは真逆です。親密になりたいからストーカーするのではなく、あなたを憎んでいて「ストーカーの恐怖で日常生活もままならない状態にしてしまいたい」と憎悪が嫌がらせに込められています。

顔見知りの犯行ではないのも、憎悪型の特徴です。仕事や人間関係、今現在交流がある相手の元交際相手など、ストーカーする犯人が一方的にあなたのことを知っている場合も当てはまります。

犯人のストレスの相手はあなただと決めつけていて、ストーカーを自己防衛やストレスのはけ口にしている、正当化するのも特徴のひとつです。

拒絶型

拒絶型は文字通り何かの要求をあなたに行い、これが拒絶された逆恨みでストーカーになっていると考えられます。例えば「プロポーズを断られた」「交際を断られた」「好意がある素振りを見せていたのに、違う相手と付き合い始めた」など恋愛に絡んだ理由が見られるのも、このタイプの特徴です。

親密追求型と合わさって心理となることもあり、思いが募りすぎると憎悪に変わります。いずれにしてもストーカーする正当な理由にはならず、にもかかわらず自分の行為は正義心から行っていることも多いです。

ストーカーが諦めるときはある?

ストーカーが諦めるとき

ストーカーの心理を見てみると、どれも自分本位で被害者の気持ちは汲めないことがわかります。そもそもストーカーとは犯罪行為に該当することもあり、大きな事件に発展しなくても民事訴訟を起こすことも可能です。

そんな自分勝手な行為をする犯人が、ストーカーを諦めることはあるのでしょうか。ストーカーをする心理から考えてみます。

基本的にない。ストーカーの目的が重要なポイントに

残念ながら、ストーカーが諦めるときは基本的にありません。ストーカーの目的はターゲットであるあなたを困らせる、日常生活を送れないほど疲弊させたいのであって、これが達成されることはほとんどないからです。「言えばわかってくれるはず」と話し合いを持ちかける方もいますが、危険な行為を繰り返す相手とコンタクトを取るのはかなり危険です。

「放っておけばおさまるだろう」「いつか飽きてくれるはず」とストーカーを見過ごす方も多いのですが、ほとんどのケースで特別な事情がない限りストーカーは諦めません。自分が引っ越しするか、ストーカーしている犯人が引っ越しの予定があるだとかの理由で収まることはありますが、SNSなどで調べて粘着されることも多いです。

ストーカーをやめさせるのが大切

諦めるのを待つと途方もない時間がかかります。では何もすべき手立てはないのかというと、これも少し違います。犯人がストーキングできない状況を作ればよいのです。

例えば今交際している恋人と同棲して見せつける、犯人に直接「やめて欲しい」と訴えるといった間接的な方法ではなく、警察などに通報して解決するようにしましょう。ストーカーが諦めるのを待つのではなく、ストーカーをやめさせるのが大切です。また、目に見えて自分が行ったことへの罪の大きさを自覚すると、ストーカーは止めることが多いでしょう。例えば慰謝料や賠償金などを実際に要求することが考えられます。

ストーカーを諦めさせる方法とは

ストーカーを諦めさせる方法、辞めさせる方法について見ていきましょう。ストーカーは立派な不法行為なので、警察に相談することもしかるべき団体に相談して周囲を警戒してもらうこともできます。順番にストーカーへの対策を解説していきましょう。

警察に相談する

身の危険を感じる、家族への危害も心配という場合は、まず警察に相談しましょう。警察では「民事不介入」の原則があるため、ストーカーをした証拠がない場合やストーカーが誰かが分からない状態では捜査できません。しかし、ストーカーなどの嫌がらせに悩んでいる場合は自宅周辺のパトロールを強化したり、最寄り駅を一定期間使わないように指示したりするアドバイスが得られます。

「犯人を刺激してしまうのではないか」と思われる方もいますが、確かに逆上するケースも考えられるでしょう。それ以上に「警察に相談するほど真剣に悩んでいる」ことを示すのは大きな抑制につながり、相談実績を作るのは万が一の際に役立ちます。

ただし、「警察に相談したからもう安心」ではなく、個人で日々警戒することは大切なので頭に入れておきましょう。

証拠をもとに警告する

警察に相談してもすぐに捜査が始まらないこともありますが、「民事不介入」なので民事的に訴えることはできます。まずは証拠が必要なので、探偵や法人団体などに依頼してストーカーの決定的な証拠を掴むことが大切です。

「誰がストーカーしているのか」を証明できれば、警察にも相談しやすくなります。警察では補導や指導もでき、相手に警告すればストーカーをやめさせることもできるでしょう。他にも証拠を集めた上で弁護士を介して警告する場合もあります。これ以上すると慰謝料〇万円を請求するといった内容証明を送ったり、相手にストーカーをやめるようお願いをしたりするケースも考えられます。

示談・和解する

示談や和解というのは、ストーカーと話し合い出来た場合です。ストーカーの心理では恋愛感情がらみの原因が目立ちましたが、仕事上の関係で妬み・恨みがありストーカーになることもあります。この場合ストーカーを大きな出来事にすると相手は仕事を失う可能性もあるでしょう。その点を加味しながら、落としどころを見つけて示談・和解してもストーカーをやめさせることができます。

ただし、示談や和解できる可能性は低い点を頭に入れておきましょう。相手は憎しみや恨みをもってストーカーしている場合も多いからです。決して一人で交渉しないよう、弁護士や第三者を交えて安全が確保できる状態で示談交渉するのが大切です。

ストーカー被害に遭ったらやっておくべきこと

ストーカーが諦めるとき

ストーカー被害はいつどこで発生するかわかりません。「まさか自分が」と油断している方にこそ、いざ被害が起きるとどうしたらよいのか混乱してしまうものです。

ストーカーに悩んだら、まずやっておくべきことをまとめました。段階を追って解説するので、参考にしてください。

身の安全を確保する

まずは身の安全を確保します。必ずストーカーに強気に出ず、相手が危険行為を働くかもしれないという点を頭に入れておきながら、安全を第一に行動しましょう。極端な話ですが、ストーカーから逃げられない場合は一時的に住まいを変更するのもおすすめです。知人や友人に頼ったり、できるだけ一人で出歩かないようにしたりしましょう。

帰宅する際は明るい道を、途中にコンビニエンスストアなど逃げられる場所が確保されているかどうかもチェックします。危険だと思ったら誰かと一緒に帰るようにし、普段使っている駅などを一時的に利用しないようにするのも効果的です。

各種相談窓口に頼る

ストーカーに悩んだときの相談窓口は警察以外にもさまざまあります。まずは探偵事務所。探偵ではストーカーの証拠を掴んだり依頼人の周辺を調査したりすることで、ストーカー犯の特定ができます。ストーカーしている動かぬ証拠を押さえると警察にも通報しやすくなるため、解決に近づくために利用する方は多いです。

また、ストーカー専門のNPO法人も存在し、カウンセラーが悩みに乗ってくれることも。そもそもどこを頼ったら良いのか分からないと悩んだときは、橋渡しをしてくれる法人団体に相談すると良いでしょう。

ストーカー本人にコンタクトを取らない

これはやってはならないことのひとつです。いくらストーカーに心当たりがあるとはいえ、証拠もないのに犯人を断定してコンタクトを取るのはおすすめしません。間違えていると名誉毀損に当てはまる可能性も出てきますし、ストーカー本人だとしても直接コンタクトを取るのはかなり危険です。

ストーカーは自分だけで何とかすることはできず、解決するまでは続きます。犯人はこちらの気持ちを理解してくれるとは思わずに、できることから始めてみてください。

警察が動かないとき、どうしたらいい?

ストーカーが諦めるとき

警察が動かない、捜査が始められないケースはかなり多いです。これは警察の初動が遅い、忙しいから捜査してくれないわけではなく、警察が「民事不介入」である決まりを守る必要があるからです。

では、警察では早期解決できない場合はどうすればよいのか、ここからは探偵を活用する方法をご紹介します。

探偵でもストーカートラブルは解決可能

人探しや浮気調査のイメージが強い探偵ですが、探偵でもストーカートラブルは解決できます。探偵は姿を隠して尾行や張り込みでターゲットの行動を記録できるため、「ストーカーしている人は誰なのか」「ストーカーの現場」を押さえることで問題を解消に導けるのです。

もし誰がストーカーしているのか分からない場合でも、現場の写真があれば依頼人が確認することで犯人特定が進むでしょう。また、警察に届ける際も誰がストーカーなのか分かっていれば警告や注意が可能です。

探偵調査のメリットとは

探偵調査は警察と違って調査料金が必要です。しかしそのメリットは大きく、費用を払っても早期解決できる点は知っておくとよいでしょう。探偵調査では警察に届けるような「周囲に分かる調査」は行いません。犯人を刺激せずに解決したい場合や、話し合いによって示談したいケースなどに探偵が役立つと言えそうです。

探偵・興信所ではまずは無料の相談を行うこともあるので、迷った方はお問合せから始めてみるのもおすすめです。

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