採用候補者が経歴の詐称をいていないか採用調査で見極めよう
面接だけでなく提出された書類などの情報を見て採用するべき人材かどうか判断しますが、もし経歴を詐称していることに気づかないまま採用してしまうと、後から会社にとって大きな影響を及ぼす可能性もあります。経歴を詐称しているかを見抜くのが人事や面接官の腕の見せ所ですが、どうしても見抜くのが難しいと思ったら、積極的に経歴に関する採用調査をしたほうが良いです。
本当に正しい経歴なのかを見極める
基本的に面接は提出された書類の内容や候補者本人の発言の内容で人物像を見極めます。そして採用しても良い人物かどうか判断します。基本的にはその内容を元にして面接が進められていきますが、面接をしている中で少しでも怪しいと思ったら経歴を詐称している可能性があります。
この見極めは経験豊富な人事担当や面接官ならすぐに気づくかもしれません。履歴書の内容や面接時に話している内容が素晴らしいと思っても、それが詐称していて偽りの内容だったら、入社後に会社にも迷惑をかけてしまう可能性が高いです。詐称している本人が一番悪いですが、それを見抜けなかった面接官や人事担当の責任にもなります。
もし判断が難しい場合は採用調査をして正確な経歴の情報を見極めてください。
担当者が確認すべき経歴情報とは？
基本的には提出された書類に記載されている経歴に沿って面接が進められていきますが、正確に記入しなければいけない情報として、学歴や前職の雇用形態や在籍期間は間違いのないように記入しなければいけません。
しかし何か後ろめたさがあったり、採用に不利な情報があったりすると知られたくないという思いから、経歴を詐称してしまう人がいます。今までの経歴が本当に正しいかどうかを面接で見極める必要があります。それが難しい場合は間違って内定を出す前に必ず採用調査をして、経歴に詐称が無いかどうか判断してください。
採用後に影響する経歴を理解しよう
採用後に影響してくる経歴内容が免許や資格です。免許や資格を保有していると詐称していることに気づかないで採用してしまうと、いざ仕事をしてもらうときに免許や資格を保有してなくて多大な影響を及ぼしてしまいます。
免許や資格が必ず必要な人材を探している場合は、免許証や資格証明書などを必ず確認するようにしてください。採用後に免許や資格を所有していないことが分かったら仕事にならないで採用した意味がありません。
採用調査をするメリットを理解する
時間とお金をかけてでも企業としてメリットを感じるから採用調査をすることになります。どのようなメリットがあるかというと、会社にとってダメージを与えないようにすることができます。候補者が経歴詐称をしていたら、入社後に会社にとって不利益を被ってしまうからです。
特に前職などの経歴だけでなくスキルや資格を重要視している会社は、その大事な部分を詐称されてしまうと入社後に役に立たない人材になってしまいます。よっぽどのことが無い限りは入社後の解雇も簡単にできないからこそ、採用調査をして詐称してないかしっかり見極めてください。
採用調査のタイミングが重要です！
採用調査はどのタイミングで行えば良いか分からない人事担当や面接官もいるかもしれません。実は採用調査のタイミングがとても重要になります。なぜ調査をするタイミングが重要なのでしょうか？正しいタイミングで調査をすることで、会社側が損をすることなく確実に採用するべき人材かどうかを見極めることができます。
対象者全員の調査をしてはいけない
面接を希望している対象者全員の経歴に関する採用調査をするのは、時間的にも予算的にも望ましくありません。書類選考や1次面接のタイミングは自社の基準で振り分けして問題ないでしょう。
最適なのは内定を出す前に採用調査をすることです。複数回の面接を経て最終まで残った人材に対して経歴に関する調査をしたほうが良いです。ある程度人数を絞り込んだ段階で採用調査をすることで会社の負担も減らすことができます。
内定後や入社後の採用調査は難しい
一度内定を出したり入社した後に怪しいと思って調査をするのは、タイミング的にも適切ではないことを十分に理解してください。特に一度入社をするとよっぽどのことが無い限りは解雇することが難しいです。
唯一解雇できるのは重大な経歴詐称などの問題が発覚した場合で、そういった場合は本人に問題があるので入社後に会社の判断で解雇することができるかもしれません。しかしよっぽどのことが無い限り入社後に一方的な解雇が簡単ではないことを十分に理解してください。
経歴の採用調査の実施方法
採用調査の実施方法はいくつかあります。納得できる報告を得るためにどのような方法で経歴に関する本当の情報を知ることができる採用調査をすれば良いかを十分に理解してください。
専門業者に依頼をする
採用調査は専門的な内容が含まれているので、調査会社に依頼をしたほうが良いでしょう。原則として採用候補者から同意を取得する必要があります。これは個人情報保護法で同意を得ることが定められているので、勝手に採用調査をすることはできません。
確実に同意を得てから調査会社に依頼をします。依頼した企業の内容に基づいて採用調査を実施します。特に経歴は本人が正しいと主張すると面接だけでは判断が難しい部分もあります。この問題を解決するために確実に経歴を調査してくれる専門業者に依頼をすることをおすすめします。
調査にかかる日数
経歴に関する調査を実施する期間は早くて2日くらいで終わることもあれば、長引いてしまうと1週間ほど時間を要することもあります。どのくらいの調査時間がかかるかはやってみないと分からない部分もあるので、余裕を持って調査依頼をしたほうが良いです。
まとめ
優秀な人材を採用するためにも正しい経歴の中で誰を採用するかが重要な見極めポイントになります。百戦錬磨の面接官でも経歴詐称を見抜けない場合もあります。採用するべきかどうか判断するときに迷ったら、自社の基準で判断せずに積極的に採用調査をして、相応しい人物かどうか判断してください。そうすることで確実に優秀な人材を確保して、会社のために貢献してくれるでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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