尾行調査の内容とはどのようなものなのか、目的、方法などを解説
探偵の調査方法の中でもよく使われるのが尾行調査です。しかし尾行調査がどのような目的で、どのような方法で行われるかなど、詳しい内容については知らない人も多いのではないでしょうか。そこでこちらの記事では尾行調査の内容や調査がいかに難しいことなのかを解説します。探偵への依頼方法も紹介していますので、参考になさってください。
尾行調査の内容とは
尾行調査というと、ひたすら調査対象者の後を追っている調査というイメージではないでしょうか。実はそれだけでは正しくありません。調査対象者に気付かれないように後を追いながら、その行動や発言などを把握する調査であるというのが正しいです。また探偵が一人で調査対象者を追跡するイメージも強いのではないでしょうか。しかし実際は、複数人の探偵が連携を取りながら尾行調査を行っていることが多いです。映画やドラマで見るような探偵と実際の探偵とでは違う部分が多くあります。探偵の調査である尾行調査についても詳しくは知らない人が多いでしょう。こちらでは尾行調査について目的や方法など、詳しく解説していきます。
尾行調査が必要なケース
尾行調査が必要と考えられるケースには様々なものがあります。例えば以下のようなことです。
- 浮気の事実があるかどうか確認したい時
- 浮気の証拠を集めたい時
- 取引相手などが信用できる人物か知りたい時
- 社員の普段の様子を調べたい時
これらは一部の例ではありますが、個人が尾行調査を必要とするだけでなく、企業が調査を必要とすることもあるということです。
尾行調査の目的
尾行調査の主な目的は「調査対象者の行動、発言などを知る」ということから「その証拠を得る」ということです。例えば浮気調査での尾行なら、調査対象者が浮気相手とともにホテルを出入りした瞬間をおさえた写真、動画などを撮影します。ここでいう証拠とは、「決定的な証拠」であり、客観的に「浮気の事実がある」と認められなければなりません。探偵の行う他の調査(聞き込み、公開情報の調査)では、決定的な証拠となるものを掴むことが難しく、直接本人を調査できる尾行調査がいいと判断されるわけです。
尾行調査の方法
尾行調査は調査対象者に合わせて方法を変えています。調査対象者が車で移動していたら探偵も車、徒歩なら徒歩、という具合です。電車やバスなどの公共交通機関を使うことももちろんあります。複数人で尾行調査を行うことが多いので、調査対象者が突然違う動きをしても連携して対応可能です。道路の状況や抜け道の存在なども考慮し、車や自転車、バイクなどを使い分けるなど探偵は臨機応変に動いています。
尾行調査の難易度は
追跡して証拠を得ることぐらい、探偵でなくてもできるのではと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。しかし尾行調査はそんなに簡単ではないのです。素人が軽い気持ちで行うと危険なこともあります。こちらでは素人が尾行調査を行うことで起こりがちな問題とプロの探偵によって発揮される技術について解説します。
素人が行う問題点
素人が行うことで起こりやすいことというのは、以下のものがあります。
- バレやすい
- 調査対象者を見失いやすい
- 通報される可能性がある
- 時間がかかり体力的にも精神的にも大変
素人が尾行を行い、特に多い失敗がバレるということです。人ごみの中でも顔見知りのことは見つけられるということはよくあります。そのため、ちょっと振り向かれただけでも気付かれてしまう可能性は高いです。距離の詰め方にも問題があり、近すぎると気付かれ、遠すぎると見失うので、程よい距離がいいのですが、素人にはその距離感も難しいかと思われます。さらに気付かれないようにと不自然な変装をしてしまうのも素人がやりがちな失敗です。周囲の人に怪しまれ、通報されてしまう可能性が出てきてしまいます。そして証拠となりそうな場面と遭遇するまでは時間がかかる可能性があるのです。それまで尾行調査を続けるというのは、なかなか忍耐が必要になるでしょう。
プロの技術とは
プロの探偵には素人にはないものばかりです。尾行調査をこなしている数が違うので、バレることはほぼありません。バレないような素振り、服装、距離感などを全て知っています。万が一バレそうなことがあるとしても、バレる前に立ち去るなどの対処方法もわかっているのです。そして経験から調査対象者の行動を先読みして調査に臨みます。ですから、素人が調査を行うよりも早く結果を出せる可能性が高いのです。
尾行調査の依頼方法
尾行調査の内容がわかったところで、尾行調査の依頼方法についても知っておきましょう。尾行調査の依頼先は探偵事務所や興信所です。信頼できる探偵事務所や興信所を選ぶためのポイントがあります。
- 公安委員会に届出している
- 実績がある
- 料金のシステムが明確
- 一般的な評判がいい
- 相談員の対応が丁寧
- 調査に関する説明がわかりやすい
多くの探偵事務所や興信所では、本格的に契約を結ぶ前に無料相談、無料見積もりを行っています。また電話やメールなどで問い合わせが可能なところも多いです。いきなり契約というのは不安、様々なところから見積もりをとりたいという考えもあるでしょうから、問い合わせや無料相談などから検討してみるといいでしょう。そして依頼先が決まり、依頼することになったら調査対象者について持っている情報を探偵に提供するようにします。調査対象者の名前や年齢、身体的特徴に顔写真などもあるといいです。情報がいくつか事前にあるだけで、探偵の調査の助けになります。
まとめ
尾行調査の内容というと、後をついていくだけで簡単そうと思われるかもしれませんが、そうではありません。調査対象にバレないように事実を確認し、決定的な証拠を得るということが尾行調査の目的であり、簡単なことではないのです。素人ではバレやすく、見失いやすい、しかも通報される恐れもあります。また簡単な調査ではないことで、時間がかかり、肉体的にも精神的にも辛いでしょう。無理に自分で尾行調査をしようとせず、探偵に依頼した方がいいです。探偵事務所または興信所を選ぶ際、迷った時にはまず問い合わせ、無料相談などを利用することをおすすめします。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで質問して良い内容・質問してはいけない内容とは
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックを受けて 内定取り消しになる具体例や対策を解説
- 採用調査3月 6, 2023採用試験でリファレンスチェックを求められた場合断ることは可能?
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで休職がバレるのか?注意点や対策を解説