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探偵コラム

探偵が行う尾行調査とは?プロと素人の違い

尾行調査とは、尾行、張り込みをメインとした調査方法のため、極端な話、素人でもやろうと思えばできる調査です。しかし、その一方で、調査中はさまざまなアクシデントが起こりやすく、その都度、臨機応変な対応が求められるため、成功させるのが難しいという特徴もあります。
今回の記事では、調査のプロである、探偵が行う尾行調査と、素人が行う調査にはどんな違いがあるのか、詳しく解説していきたいと思います。

探偵が行う尾行調査の実態

尾行調査は、尾行、張り込みといった方法を利用するため、調査自体はプロ、アマ問わずに行うことが可能です。では、探偵が行う尾行調査とはどんなものなのでしょうか。ここでは、実際の調査方法を詳しくご紹介します。

プロは複数で尾行調査するのが基本

探偵は、尾行調査に2〜3人の調査員を配備するのが基本です。調査には「歩行尾行」と「車両尾行」という方法があり、徒歩で追跡する調査員と、車両で待機する調査員が連携して対象者を追跡します。たとえば、徒歩で移動していた対象者が、タクシーや電車を利用した場合、徒歩では見失ってしまう可能性があります。そうした場合には、車両による尾行を開始したり、駅出口で対象者を待ち伏せする調査員など配置して対応します。
複数の出口がある駅を利用する場合や、対象者が複数の移動手段を使う場合には、さらに調査員を増員して対応する場合もあります。

歩行尾行の詳細

調査員が徒歩で追跡する方法で、ある程度の間隔をとって尾行することが多いようです。ただし、混在しているところや、身を隠すポイントが多いような場所では、距離を縮めて追跡することがあります。歩行尾行のみで追跡するというケースは少なく、車両に調査員が待機していることが多いです。

車両尾行の詳細

自転車、バイク、車などを利用した追跡方法で、対象者が自家用車やタクシー、バス、電車などを利用する場合に活用されます。調査内容によっては、車両内に自転車やバイクを積載させて、狭い路地裏や車では走行が難しいような場所では、乗り換えて追跡を行うということもあります。
車両尾行の場合も単体で行うということは少なく、歩行尾行と合わせて利用されることが多いです。

尾行調査の失敗は許されない

尾行調査では、浮気の証拠や不正の実態、対象者の行動情報など、多くの情報を得ることができるため、一瞬の隙も逃すわけにはいきません。そのため、複数の調査員を動員して、その時得られる最高の情報を獲得できるようにしています。
限られた期間内に調査が成功しなければ、調査期間の延長や、追加費用などが発生してしまうため、依頼者に大きな負担を与えることになってしまいます。そうした事態を防ぐためにも、尾行調査に失敗することは許されないのです。
※プロの調査でも、アクシデントなどによって調査失敗になる可能性はあります。

プロは状況によって調査方法を変更する

探偵社は多くの調査実績を持っており、ノウハウもあるので、正攻法が通用しないような場合でも臨機応変に対応することが可能です。通常の尾行調査では難しいような場合は、他の調査方法を提案したり、最も効果のある方法などを教えてくれます。

素人が行う尾行調査のリスクとは

ここでは、素人が行う尾行調査のリスクと、プロに依頼した場合の違いについて詳しく解説していきたいと思います。

尾行中に違法行為を行う可能性がある

尾行、張り込みは、「相手が気づいていない」ということが前提で成り立つ調査方法です。調査中に気づかれてしまったり、不法侵入など、法律違反を犯してしまうような場合は、即時調査を中止する必要があります。
しかし、個人で調査を行なっていると、相手に気づかれたことに気がつかないというケースも多く、知らない間に自宅や他人の敷地に侵入しているということも少なくありません。相手に気づかれた状態で尾行を行うと、「つきまとい行為」として、ストーカー規制法違反に該当する可能性があります。
違法行為をしてしまうと、相手を調べるどころではなく、今後の生活にも支障が出てしまう可能性があるのです。

GPSによる追跡には注意が必要

個人で追跡する方法として、スマホに浮気調査アプリをインストールして、位置情報から居場所を特定したり、私物や車両にGPSを設置して、追跡するという方法があります。しかし、これらの方法は違法性が高く、全くお勧めできるものではありません。
浮気調査アプリはパスワードを解除して、相手のスマホにパスワードをインストールさせる必要があるため、方法を間違えると、不正アクセス禁止法違反に該当する可能性があります。また、私物や車両にGPSを設置する方法も、夫婦(内縁関係)以外は違法になる可能性があるため、注意が必要です。

探偵に尾行調査を依頼する時に気をつけるべきこと

ここでは、探偵に尾行調査を依頼する時に気をつけるべきことをご紹介します。

契約前に相談窓口へ問い合わせる

依頼内容によっては、尾行調査ではなく他の調査方法の方が良いこともあります。また、調査期間や費用など、不安や疑問に感じる点を調べておくという点でも、事前の問い合わせは非常に大切です。調査後のアフターケア(弁護士への相談、裁判対応など)について質問しておくのも良いでしょう。

依頼する内容を明確にしておく

「浮気の証拠を集める」「対象者の行動が知りたい」「隠し事を調べたい」など、調査内容を明確にしておくようにしましょう。調査目的がしっかりしていれば、それに合わせて探偵から最も有効な調査方法を提案してくれます。調査期間や予算など、わかる範囲で決めておくスムーズに話し合いを進めることができます。

まとめ

今回は、プロの尾行調査と素人の違いについて解説させていただきました。記事をまとめると以下のようになります。

  • プロは経験豊富な複数の調査員で尾行調査を行う(調査失敗リスクの低減)
  • 個人で尾行調査を行うと「違法行為」を行なってしまう可能性が高い
  • 探偵に調査を依頼する場合は「依頼目的」「事前の相談」を行なっておくと良い

尾行調査は、対象者に見つかってしまうというだけでなく、さまざまな違法行為になってしまう危険性もあるので、個人で行うことはお勧めできません。確実な情報が欲しいのであれば、探偵社に依頼することが最も近道になるのではないでしょうか。
まずは、探偵社へ問い合わせを行って、調査方法について話し合ってみてください。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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