探偵になる方法について解説・何か特別な資格は必要?
映画やドラマなどを見てきて、「自分も探偵になりたい!」と思っていませんか?しかし探偵になる方法はあまり広く知られていないかもしれません。そこでここでは探偵になる方法や探偵になるために必要な資格があるかを中心に見ていきます。
探偵になる主な方法
現在探偵として活躍している人は、どのようにキャリアをスタートさせたのか気になるでしょう。探偵になる方法ですが、以下で紹介するような3つの方法が主に考えられます。
探偵事務所に就職する
探偵事務所が日本各地にありますので、こちらに就職する方法があります。では探偵事務所の求人をどのように探せばいいのか、これはほかの仕事とあまり変わりありません。探偵事務所のホームページで採用情報を掲載している場合もあれば、求人サイトで探す方法もあります。またハローワークの方で探偵事務所の募集の出ている場合もあります。このようなアプローチで、目ぼしい案件がないかこまめにチェックするといいでしょう。
探偵事務所の大半は探偵業法に則ったまっとうな商売をしているところです。しかし一部悪徳探偵社もあるのもまた事実です。ですから応募する前に、きちんとした事務所かどうかチェックする必要があります。そのためには対象の探偵事務所のホームページを確認することです。また口コミサイトの評判などもチェックするといいです。
探偵事務所に就職する際には、全国に支店を展開しているような大手が好ましいです。調査のノウハウが確立されているでしょうし、新人に対してもしっかりした研修プログラムを用意しているところが多いからです。まったくの未経験者でも探偵として活動するために必要な知識やスキルを教えてくれるでしょう。
探偵学校に通ってから就職する
探偵事務所の中には全くの未経験者でも採用してくれるところもあります。しかしこれまで探偵のキャリアが全くなく、いきなり就職するのが不安であれば探偵の専門学校に入学するのがおすすめです。探偵学校では探偵として活動するために必要な知識やテクニックを教えてくれます。尾行や張り込みの方法や撮影の基本的なテクニックなどを教えてもらえます。探偵学校を出てから探偵事務所に就職すれば、現場で戸惑うことも少なくなるでしょう。
探偵学校の中には探偵事務所が運営しているところも少なくありません。このような学校に入学すれば、卒業するとその探偵事務所に就職できる可能性が高いです。また探偵事務所が運営していなくても、大手のところであれば全国の探偵事務所と太いパイプを持っている可能性があります。学校の紹介で探偵事務所を見つけてくれるかもしれません。
探偵学校の中には、現役で活躍している探偵が講師を行っている場合も珍しくありません。この場合、実際に仕事をしたときのこぼれ話や実践的なテクニックを教えてくれるかもしれません。そのような話が聞けるだけでも興味深いでしょう。
独立開業する方法も
探偵になる方法として、いきなり自分の城を持つ、つまり独立開業してしまう方法もあります。「そんなことできるのか?」と思う人もいるでしょう。しかし探偵になるにあたって、何か特別な資格は必要ありません。公安委員会に所定の届出をすれば、探偵事務所を営むことは可能です。過去に犯歴がないなどの欠格事由はいくつかありますが、基本的にだれでもなれる仕事です。
ただし独立開業は可能ですが、経営を軌道に乗せられるかどうかは話は別です。何の経験のない探偵にお金を出して案件を依頼する人が果たしてどのくらいいるか、となるでしょう。いきなり自分の探偵事務所を作って、苦労なく軌道に乗せるのは至難の業です。もしいきなり独立開業したければ、探偵経験者のアドバイスは必要になります。また機材なども必要ですし、事務対応するような人材も確保しなければならないかもしれないので、そのことも留意しましょう。
探偵になるために必要な資格とは?
探偵になるためには「どうしてもこの資格を取得することが必須」というものはありません。しかし探偵として活動するために有利に働く資格はあります。どのような資格を持っているのが好ましいか、キャリアアップするためにどんな資格を取得すればいいかについて、以下にまとめましたので参考にしてください。
運転免許
未経験者歓迎の案件でも「要運転免許」と書かれている求人情報は少なくありません。探偵になるためには運転免許は取得しておいた方がいいでしょう。尾行する際に相手が車両を使って移動することも少なくないからです。また都心の場合、渋滞に巻き込まれることも少なくありません。この場合、小回りの利くバイクの方が尾行には有利でしょう。このため、バイクの免許を持っていると就職するにあたって有力な武器になりえます。
士業資格
弁護士や司法書士などの士業資格を持っていると、調査だけでなくいろいろと付随する活動も可能になるので有利です。例えば調査結果に基づき、民事訴訟を起こしたいというお客様もいるでしょう。弁護士資格を持っていれば、訴訟も担当できます。また司法書士資格を持っていると、民事訴訟などの手続きで必要になる書類の作成も代行できます。特に独立開業を検討している人は、士業資格を持った方がいいでしょう。ワンストップでいろいろな手続きをお願いできるとなれば、ほかの探偵事務所と差別化が図れるからです。
ステップアップにおすすめの資格
探偵に関する資格もいろいろとあります。必須の資格ではありませんが、キャリアアップする際には有効な武器になりえます。例えば探偵業務管理者検定があります。日本探偵業協会という一般社団法人が主催している資格です。諸法令に準拠して適切に業務しているかを監査する能力を認定するための資格です。事務所で管理職にステップアップしたい人におすすめです。
他にも探偵業務取扱主任者資格もあります。こちらは同じ一般社団法人でも日本調査業協会というところが主催しています。探偵業務を行うにあたって専門的な知識を持っている、業務従事者の資質の向上に関するノウハウを持っていることの証明になる資格です。将来的に独立開業しようと思っているのであれば、取得しておいて損のない資格です。
まとめ
探偵は適正な手続きを済ませれば、原則誰でもすぐに始めることができます。いきなり独立開業することも可能です。しかし経営を軌道に乗せるためには、まずは探偵事務所に就職して経験を積んでから希望する人は独立開業になるでしょう。探偵事務所に就職する前に、探偵の専門学校に通うのも一考です。ここで探偵として必要な知識やスキルを習得して、探偵事務所に就職するパターンが多いです。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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