探偵に依頼した場合に気になる料金・表の見方や注意点について解説
探偵に調査を依頼するにあたって、やはり気になるのはどの程度費用がかかるかではありませんか?探偵事務所を見てみると、料金表を掲載しているところも少なくありません。ここでは探偵の料金の内訳や表の見方などについてくわしく見ていきます。
探偵の料金のチェックポイント
探偵の料金ですが、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。ホームページで料金表をチェックするにあたって、押さえておきたい主だったポイントについていくつかピックアップしてみました。
料金制について
探偵事務所によって、料金制が異なる可能性があります。一般的なのは時間料金制ですが、そのほかにも定額料金やパック料金、成功報酬などいろいろなタイプがあります。そのうちのどのタイプなのかについて、まずは把握しておきましょう。
時間料金制とは文字通り、調査期間や時間によって料金が決まる方式です。30分もしくは1時間当たりの単価を提示して、調査にかかった時間分をクライアントに請求する形です。また時間料金制の場合、調査時間かける調査員の人数で決められるのが一般的です。調査する際にスタッフは複数つけるのが普通です。ターゲットを見失わないようにするためです。通常は2~3名が1案件を担当するものと考えてください。
定額料金制とは、あらかじめまとまった時間調査するものとして料金設定するプランです。6時間や8時間、12時間といった単位で料金設定している事務所が多いです。先ほどの時間料金制と比較してセット料金のように単価は安くなるのが特徴です。ある程度の長期戦の調査になりそうであれば、定額料金制の探偵事務所で依頼するのも一考です。
パック料金は定額料金制よりもさらに長丁場になる場合のセット価格です。30時間や50時間などの単位で料金を提示します。こちらも定額料金制同様セット価格になりますので、基本的な時間料金制と比較して、単価の安くなることが多いです。しかしもし契約期間内に契約時間をすべて消費しなかったとしても返金がないかもしれないので、注意が必要です。
成功報酬制とは調査に成功した場合のみ報酬を支払うのが特徴です。もし調査が一定条件を満たさなかった場合には報酬を支払う必要がありません。こうしてみると、クライアント側にとって有利な料金システムのような感じがするでしょう。しかし成功条件がクライアント側と探偵側で齟齬の生じる可能性があります。もし成功報酬制で依頼する場合には、なにをもって調査が成功したといえるのか、どの段階で報酬が発生するのかきちんと話し合っておいた方が安心です。
支払いのタイミング
どの段階で報酬を支払うかも、探偵事務所によって対応は異なります。前払い制もあれば後払い制もあります。悪徳な探偵事務所も一部ありますが、彼らは前払い制をとることが多いです。前払いでお金を受け取っておいて、ロクに調査をしないという手法です。また前払いでお金を受け取ったあとで「予定外の調査が生じてしまった」という理由をつけて、追加料金を請求してくる場合もあります。安心して調査を依頼する場合には、後払い制をとっているところにお願いするのが無難といえます。
経費の問題
探偵が調査するにあたって、いろいろと必要経費が生じます。ターゲットを尾行するための交通費や宿泊費、スタッフが現場に入るための移動費などです。基本的に探偵の基本料金とは別途で請求されるのが一般的です。ただし経費に関しては、調査着手前に性格に見積もりを出すのは難しいでしょう。ターゲットがイレギュラーな行動をしたことで、想定外の宿泊費や移動費の発生する可能性もあるからです。
また事務所によっては見積書の中で調査料金のところに「経費込み」と記載しているところもあります。一見すると経費が掛からないのでお得に感じるかもしれません。しかし経費を高く想定している事務所もあるかもしれません。すると余計な経費を負担することにつながりかねません。経費込みになっている場合、いくらを想定しているのか、もしそこまでかからなかった場合には返金してもらえるのか、契約する前に確認しておきましょう。
探偵に依頼する際の料金トラブルを回避する方法
探偵事務所に依頼する際、料金に関するトラブルが発生することがあります。依頼する前に知っておくべきポイントや、料金トラブルを避けるための方法を解説します。
見積もりは詳細に確認し、契約内容を明確にする
探偵に依頼をする前に見積もりを取ることが基本ですが、見積もりの内容をよく確認することが大切です。特に調査費用の内訳や追加費用が発生する場合の条件をしっかり確認し、契約書にすべての内容が明記されていることを確認しましょう。
追加費用の条件を確認する
探偵調査では、対象者の行動次第で調査時間や調査範囲が広がることがあります。これによって追加費用が発生する場合もあるため、追加費用がどのタイミングで発生するか、どのようなケースで追加料金がかかるかを事前に確認することが重要です。
成果報酬制の場合の「成功」の定義を明確にする
成功報酬制の探偵事務所に依頼する場合、どの状態を「成功」とするかを事前に確認しましょう。例えば、浮気調査の場合、浮気の現場を写真で押さえた場合のみ「成功」とするのか、ターゲットを尾行しただけで「成功」と見なすのかで、依頼主の期待と探偵事務所の認識に違いが生じることがあります。契約前に成功の基準を明確にしておくことが、料金トラブルを防ぐポイントです。
契約書に納得してからサインをする
探偵事務所との契約書には、依頼内容や料金体系、調査期間などが明記されています。契約内容に疑問がある場合は、すぐにサインをせず、しっかりと事務所側に確認しましょう。後からのトラブルを防ぐため、理解できるまで契約内容を確認し、納得した上でサインすることが大切です。
契約後のキャンセルポリシーも確認
万が一、契約後に調査をキャンセルしたい場合の手続きやキャンセル料についても、事前に確認しておきましょう。多くの探偵事務所では、調査の進捗状況に応じてキャンセル料が発生しますので、キャンセルポリシーを事前に確認することで、無駄な費用を防ぐことができます。
探偵事務所の口コミや評判をチェックする
信頼できる探偵事務所を選ぶためには、過去の利用者の口コミや評判を参考にすることも有効です。Googleレビューや口コミサイトで、料金に関するトラブルや不満の声が多い探偵事務所は避け、信頼できる探偵事務所を選びましょう。
悪徳探偵事務所の特徴
料金が異常に安すぎたり、調査内容が不透明な探偵事務所には注意が必要です。これらの事務所は調査が不十分であったり、後から高額な追加費用を請求してくることがあります。適正な料金で調査を行う探偵事務所を選ぶためには、事前のリサーチを怠らないようにしましょう。
探偵の依頼料金を抑える方法とは?賢く依頼するためのポイントを解説
探偵に依頼をする際、料金は気になるポイントです。しかし、依頼内容によって料金が大きく異なることも多く、どうすれば適正な価格で探偵に依頼できるかを知ることが大切です。ここでは、探偵の料金を抑えながら、信頼できる調査を依頼するためのポイントを解説します。
依頼内容を明確にして無駄を省く
探偵に依頼する際、依頼内容をできるだけ明確に伝えることが重要です。調査の目的がはっきりしていないと、探偵事務所も余計な調査に時間を費やし、結果的に料金が高くなる可能性があります。依頼内容をできるだけ詳細に整理して伝えることで、無駄な時間やコストを省けるでしょう。
複数の探偵事務所に見積もりを依頼する
探偵に依頼する際には、必ず複数の探偵事務所に見積もりを依頼しましょう。探偵事務所によって料金体系は異なり、同じ依頼内容でも料金が大きく変わることがあります。見積もりを比較することで、適正価格を見極めることができ、無駄な費用を防ぐことができます。
注意点:極端に安い料金には要注意
極端に安い料金を提示する探偵事務所には注意が必要です。安価な料金に飛びつくと、後から追加費用を請求されたり、調査が不十分だったりする可能性があります。料金が安いからといって飛びつくのではなく、信頼できる事務所かどうかも併せて確認しましょう。
調査範囲を限定する
調査範囲を限定することで、料金を抑えることが可能です。たとえば、浮気調査の場合、相手の行動が怪しい日や時間帯がわかっている場合には、その時間に絞った調査を依頼することで、調査時間を短縮し、コストを削減できます。調査の目的と必要な範囲を事前にしっかりと検討しておくことが重要です。
探偵事務所の割引やパックプランを活用する
多くの探偵事務所では、長時間の調査を依頼する際にパックプランや割引プランを提供しています。こうしたパック料金を活用することで、通常よりも割安に調査を依頼できる場合があります。また、初回相談無料の探偵事務所を選ぶことで、最初の費用負担を軽減できます。
探偵事務所の料金表
探偵事務所のホームページを見てみると、料金表が明示されているものが多いでしょう。しかし料金表を見るだけでは不十分といえます。
料金表の実際
探偵事務所の料金表を見ると、「人探し60,000~300,000円、浮気調査70,000円~」といったあいまいな書き方をしているところが多いです。これは調査期間や調査内容によって同じ依頼内容でも、料金が大きく変わってしまいます。ですからおおよそどのくらい費用がかかるかの目安くらいに目を通しておきましょう。
見積書は作成してもらうこと
実際に調査の依頼を検討するのであれば、見積書を前もって作成してもらうことがおすすめです。見積書は無料で作成してくれる探偵事務所が多いです。たとえ見積もりの内容が納得できずにキャンセルする場合でも、見積もり料金を請求されることはまずないはずです。見積書で自分の依頼内容でどのくらい費用がかかるのかを確認してください。この時金額だけでなく、見積書の内訳についてもチェックしましょう。内容が不明な名目のものがあれば、担当者にどのような性格のお金か確認しておいてください。
見積もりは無料というところがほとんどですので、複数の探偵事務所に見積もりを取るのもおすすめです。そして同じ依頼内容でどこがより低価格で請け負ってくれるか比較してみるといいでしょう。料金表では定額を売りにしていても、自分の依頼内容では高額になることもあるので見積もりは忘れずにとってください。
まとめ
探偵事務所のホームページなどに料金表が記載されています。しかし価格帯が広かったり、最低費用しか記載されていなかったりすることが多いです。これは調査内容によって、料金はまちまちになるからです。料金表はおおよその目安と考えて、候補の絞り込みに活用するといいです。また見積書を作成してもらって、自分の依頼の場合いくら費用がかかるのかきちんとチェックすることも大事です。金額と内訳を見て、納得して依頼できる事務所を見つけましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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