探偵のなり方!何が必要?探偵になるための方法について解説
探偵といえば、ミステリアスなイメージを持っている人もいるでしょう。映画やドラマ、小説などで作られたものです。現実の探偵は、比較的地味な作業の積み重ねで、精神面・体力面でもタフさが求められます。最近では、日常の多様化や複雑さから、警察が関与しない民事事件については探偵のニーズが高まっています。ここでは、探偵のなり方を中心に紹介します。どうしたら探偵になれるのか、実際の仕事ぶりが見たいという人にも募集を依頼するときの参考にしてみてください。
探偵になるには
探偵と言えばチームを組んで仕事をするイメージがあります。探偵会社に入って仕事を学び、実力をつけていくのもいいでしょう。ですが個人でも探偵になることが可能です。
探偵業を営むことは意外とすぐにできます。探偵になれない者に該当しないかを確認し、必要書類を提出するだけで翌日から「探偵」として名乗ることができます。探偵としてのキャリアのスタートです。探偵になることがゴールではありません。まずは探偵のなり方から考えて行きましょう。
届出だけで名乗れる
探偵になるには、国家資格は必要がありません。警察署を通じて都道府県の公安委員会に、探偵業開始届出書・住民票の写し・誓約書・身分証明書を提出し、手数料を支払えば、探偵業届証明書が発行され「探偵」になれます。
資格とスキルについて
探偵に必要なスキルは、証明書の所得とは全く別のことです。探偵業を始めるのであれば、張り込みや尾行、撮影や聞き込みなどの基本的知識、調査や操作のスキルなどを持たないまま、開業すれば大きなリスクを負います。
探偵には、特殊な能力は要求されません。入社に求める条件には、人として信頼できる、一般常識があるなど一般的な企業と同じです。探偵ならではという部分で、チェックされる点は以下のとおりです。
- 体力があるか
- 機転が利くか
- 顧客に誠実に対応できるか
- 運転免許があるか
探偵業に直接関わる資格は特になく、普通免許だけは探偵の仕事をする上で必須項目です。張り込みや尾行をするときに車を使うことが多いからです。普通運転免許は、探偵社の応募条件に掲げられます。探偵になりたいのであれば取得しておくといいでしょう。
探偵になる方法
探偵は、学歴や特別な資格が必要な仕事ではないため、ほとんどの人が未経験からのスタートです。探偵は、映画やドラマ、小説などで取り上げられているので、事件を解決する探偵のイメージがポピュラーではないでしょうか。しかし、多くに知られている探偵のイメージと、実際の職業の探偵とはかなり差があります。職業として探偵になりたい人に、探偵とはどういうものか探偵になる前に知っておくこともいいでしょう。
探偵になる方法は以下のとおりです。
- 探偵事務所に採用
- 探偵学校に入学
- 探偵事務所を開業
探偵事務所に採用
すぐ探偵になれます。働くことができて給料ももらえ、経験も積むことができます。しかし、事務所によっては最初は違う仕事をすることもあり、見習いのため十分な給与がもらえないことがあるかもしれません。
探偵学校に入学
探偵は学歴は問いません。しかしスクールに通えば、働く前に探偵の仕事の知識やノウハウを知ることができ、身につけることができます。卒業後は即戦力として期待されることもあるでしょう。しかし、学校で学ぶには授業料がかかり、学校によって内容や質に差があります。スクールは、就職先を紹介してくれることもありサポートやバックボーンがあるのが魅力です。
- 尾行や調査の進め方
- 指紋の取り方や証拠写真の撮り方
- 特殊な機材の使用方法
- 探偵の守るべき条例と刑法の知識
- 情報整理について、報告書の書き方
探偵事務所を開業
自分の好きなように探偵の仕事ができます。知識がないまま始めると仕事がうまくできないでしょう。宣伝資金や人脈が無いと仕事が取れないというリスクにあります。
探偵になれない場合がある
欠格事由に当てはまる場合には、探偵になれません。例えば、破産手続開始の決定を受けていて復権を得ていない、禁錮以上の刑に処され5年を経過していないなど。最近5年間に営業停止命令に違反したことがあるのも当てはまります。暴力団員でなくなった日から5年を経過しない、心身の故障によって探偵業務を適正に行うことができないなどがあります。
また、公安委員会への届出を怠って提出せずに探偵業を行うと、探偵業法に違反しているとされて、懲役または罰金を払うことになるので気をつけましょう。探偵法は、依頼者とのトラブルを避けるために作られたものです。
依頼者は、交付された探偵業届出証明書番号を調べることができます。怪しい探偵業社なのかここで判断できます。なお、届け出をしているのに、証明書をわかりやすいところにでしていないと怪しまれます。わかりやすいところに提示してください。
探偵になるために身につけておくべきこと
調査をスムーズに行うためには、資格や知識を備えておく必要があります。事前に勉強しておくことで調査の際に役に立つでしょう。
運転免許と運転技術
探偵になれたら張り込みや長距離の移動で車の運転ができることが必須です。小回りの利くバイクも乗れるといいでしょう。移動も捜査も楽になります。夜間の移動や操作に必要な荷物の積み込みができることから運転免許は必須です。
カメラなどの機器に詳しい
探偵が証拠を押さえるための道具がカメラで、探偵の誰もが持ち歩く道具のひとつです。証拠を確実になおかつターゲットにばれないように撮影するためには技術と知識が必要になります。カメラによっては設置絵やレンズの調整もあるでしょう。その他にもボイスレコーダーやビデオカメラなどの機材をすぐに操作ができるようになると便利です。特に一眼レフの操作ができるようにしてください。
法律に関する資格
探偵がまるで弁護士のようにはふるまえませんが、知識を身に着けておくことで業務の幅が広がります。依頼の内容が弁護士の業務に発展する場合は、資料作成や引継ぎの準備がスムーズです。資格を取るまでに行かなくても法律の知識だけ身に着けておくと役に立ちます。
探偵向きの人
調査をするためには、長時間の尾行や待機などをすることが多いため、健康的で体力があるに越したことはありません。さまざまな知識と体力、精神力のある人がこの仕事に向いています。
- 健康的で知識がある
- 地道な作業に向き合える精神力
- 高い調査能力
- 臨機応変に出来る柔軟性
まとめ
こちらの記事では、探偵のなり方についてどうしたら探偵になれるのか、どういうことが必要なのかについて解説しました。探偵には、特別な資格は要りませんが、体力・とっさの起点・社会性などが求められます。探偵に向いているのは、調査力が高く、柔軟性のある人、地道にコツコツと仕事ができる人です。
小説などに出てくる私立探偵のように、開業して事務所を構えれば雰囲気を味わうことができるかもしれません。そのため、依頼する前に、探偵のなり方について把握しておくことは大切です。また副業として探偵業をするという選択枠があるのもお忘れなく。いきなり個人で事務所を立ち上げるのではなく、探偵事務所で働いて、ノウハウを覚えてから独立するという方法もあります。自分に合った方法を選びましょう。ぜひ一度考えてみてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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