興信所が実施する素行調査とは？素行調査を依頼する流れについて
興信所に依頼可能な調査の中で、最も依頼件数が多いのが「素行調査」です。素行調査という言葉を聞いたことがあっても、概要を知らない人がほとんどではないでしょうか。対象者に関するさまざまな情報を入手したいのであれば、興信所に素行調査を依頼するのがおすすめです。ここでは、素行調査の概要や依頼の流れ、事前に準備しておく情報について解説します。興信所の素行調査に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
素行調査とは
素行調査はさまざまな調査方法を駆使して、対象者の行動を確認する調査です。行動を調査する上で、普段の行動パターンや交友関係などの情報を入手できます。調査によって得られる情報を精査することで、「配偶者の浮気」「従業員による不正行為」などを調べられるので、素行調査は依頼内容の幅が広いといえます。素行調査を依頼する際には、対象者の行動に関して知りたい内容を事前に把握しておくことが重要です。調査の幅が広い素行調査ですが、対象者の行動に関する内容であればどんな依頼でも引き受けてくれるわけではありません。興信所は探偵業法に則った依頼のみ受けられ、違法性が問われる依頼は受けられません。盗撮や盗聴、GPSの設置などはプライバシー侵害による違法性が問われかねないので引き受けることはないでしょう。個人情報に関する情報取得なども行なえないので、依頼者が自己責任で実施するしかありません。違法性がある依頼内容を引き受ける興信所は悪徳業者の可能性があるので、依頼前に確認しておきましょう。
興信所に依頼する流れ
ここでは、興信所に素行調査を依頼する流れについて説明します。
- 依頼相談
- 依頼内容の照合
- 予算確認
- 調査開始
- 中間報告
- 調査報告書の提出
それぞれ説明しますね。
依頼相談
電話やメールで依頼目的に関する簡単なヒアリングを行ない依頼相談することになります。依頼内容によって「浮気調査」「身辺調査」など、調査の方向性を決めることになり面談にて詳細の打ち合わせをすることがほとんどです。
依頼内容の照合
実際に面談して依頼内容を照合することで、調査可能かどうかを判断します。依頼目的と内容に整合性があり、違法性が無ければ依頼可能だといえるでしょう。依頼内容を照合する上で、対象者に関して知りたい情報を明確にしておきましょう。
予算確認
調査内容によって発生する費用は異なり、調査に必要な人数や期間によって調査費用は変動します。人数や期間が長くなるほど高額になりやすいので、事前に予算を伝えた上で見積もり提出してもらいましょう。見積金額を安くするためには調査期間を短くすることが重要なので、自分で入手可能な情報は事前に入手しておきましょう。
調査開始
調査内容や見積金額に問題が無いようであれば、指定した日時より調査開始となります。調査内容によって調査方法は異なりますが、基本的には尾行や張り込みを行なうことになります。尾行や張り込みを駆使することで、対象者に関するさまざまな情報を入手可能です。
中間報告
調査内容の途中経過や進捗を報告し、必要があれば別の調査を追加で行なうことが可能です。調査結果を待っている最中に、当初依頼した内容とは別の情報が欲しくなることもあるでしょう。調査状況に応じて対象者に関する必要な情報があれば提示することによって、より良好な結果を得られやすくなります。
調査報告書の提出
調査で得られた情報を精査し、調査報告書をとして提出してもらいます。対象者に関する情報によっては静止画や動画で提出することもあり、法的に有効な証拠となるので裁判などにも利用することができます。調査報告書は浮気による離婚裁判などでも有利になるので、慰謝料請求時には有効だといえるでしょう。
調査費用を抑えるポイント
興信所に素行調査を依頼する上で、少しでも調査費用を抑えたい人がほとんどではないでしょうか。調査費用を抑えるには、調査人数を減らして期間を短くすることが重要です。調査人数を減らし、期間を短くするためのポイントは2つあります。
- 対象者の情報を事前に入手する
- 普段の行動パターンを把握しておく
それぞれ説明しますね。
対象者の情報を事前に入手する
調査を依頼する前に、対象者に関するさまざまな情報を事前に入手しておくことが重要です。少しでも多くの情報を入手しておくことで、情報入手のための調査を削減することが可能であり調査期間も短くなります。対象者の交友関係など、可能な限りの情報を伝えておくことで効率的に調査できます。些細なことが何らかの情報に結びつくこともあるので、対象者に関する方法は事前に伝えておくようにしましょう。対象者に関する基本的な情報だけでなく、出身地や就業先の情報など、合法的に入手できる情報は入手しておくのがおすすめです。
普段の行動パターンを把握しておく
対象者の普段の行動パターンを把握しておくことで調査費用を抑えることが可能です。興信所は調査によって対象者の行動を監視するので、調査員や一定の期間が必要となります。事前に普段の行動パターンが判明していれば、これらに費やす労力などは不要となりコスト削減につながります。定期的に通うフィットネスジムやスクールなどの情報も重要な資料であり、普段の行動パターンに結びつく情報なので事前に伝えておくことが重要です。効率的に調査を行なうためには、仕事の終わる時間や休日の過ごし方などの些細なことでも伝えておきましょう。
まとめ
素行調査はさまざまな調査方法を駆使して、対象者の行動を確認する調査であり、対象者の普段の行動パターンや交友関係などの情報を入手できます。対象者の行動に関する内容であればどんな依頼でも引き受けてくれるわけではなく、盗聴や盗撮などの違法性が問われる依頼は受けられません。素行調査を依頼する流れは電話やメールの無料相談から始まることが多く、調査内容や見積金額に問題なければ調査開始となります。調査中に必要となった情報などがあれば、中間報告時に再依頼することも可能です。素行調査の調査費用を抑えるには、調査人数を減らして期間を短くすることが重要であり、「対象者の情報を事前に入手しておく」「普段の行動パターンを把握しておく」の2つのポイントが重要です。素行調査を依頼する際には、依頼目的を明確にして自分に合った興信所を選ぶようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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