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探偵コラム

経歴を詐称して入社や結婚!嘘をついたらどうなるの?

誰もが「嘘はついてはいけない」と教わって育っていくものです。それなのに魔が差すというか、嘘をついてまで成功したいと思う瞬間がやってくる場合があります。もし「いい会社に就職したい」「素敵な伴侶を得たい」という理由から嘘をついてしまったら?どんなことが待っているのでしょうか?ここではそんな場合についてご説明していきます。結論から言えば、結局嘘をついてもいい事はありません。嘘はいつか明らかになるものです。心してお読みください。

人間は人生の中で「嘘をつきたくなる」場面がある

人生の大事なポイントとして「就職」や「結婚」があげられます。「良い会社に就職すれば社会的ステータスが上がる」「素敵な伴侶を得られれば幸せになれる」と考える人は多いです。それではどんなことを偽りたくなるのでしょうか?

「大卒」「高卒」などの学歴詐称

どうしても入社したい会社があるが、募集要項には「大卒以上」となっている。その場合に履歴書には高卒や大学中退でありながら「大卒」と記載し応募してしまうことがあります。またその逆で、公務員の募集などで対象者が「高卒」とうたっているにも関わらず試験を受けるために大卒でありながら高卒として応募する場合もあります。また卒業した学校名を偽り応募する場合もあります。自分の卒業大学より偏差値が上の有名校などをあげることが多いようです。また、結婚に際しても相手に「大卒である」「有名校卒」と偽ることがあります。

中途採用の場合に起こりやすい職歴詐称

中途採用の場合に提出するのが「職務経歴書」ですが、転職回数や在籍期間などを偽る場合があります。転職回数が多い、非正規で働いた期間が多い(あるいは長い)、在籍期間を長く偽るなどがあげられます。いずれの場合も。転職の際に不利になると判断されるとのことで偽ってしまうことが多いようです。

犯罪歴詐称

面接などで犯罪歴などを聞かれる場合があります。その際に「ありません」と答えてしまうと犯罪歴詐称となります。また、賞罰欄のある履歴書を書く場合には正直に申告しなければなりません。その場合は有罪と確定したものに限られます。

「詐称すること」は犯罪に問われない?罪に問われる場合とは

こうして嘘をついて入社したり結婚した場合ですが、あとで嘘がバレたからといって犯罪に問われるのでしょうか?基本詐称するだけなら犯罪には問われないのです。面接時に「転職回数が多いのはなぜ?」と聞かれた場合に嘘とついてしまったとしても犯罪に問われるわけではありません。ただし、ケースによっては犯罪に問われる場合があります。

偽名や嘘の免許証などを作成:私文書偽造罪

履歴書に偽名を使ったり卒業証書などを偽造した場合は、私文書偽造罪に問われます。結婚相談所では卒業証明書などの書類を提出することになっていますが、偽造して提出すれば私文書偽造罪にあたります。

経歴を偽り高い給与を得る:詐欺罪

学歴を偽って高い給与を得た場合は詐欺罪に問われる可能性があります。また、資格を偽って資格手当を受け取っていた場合も詐欺罪に問われます。

軽犯罪法違反

その身分にあたらないのに「公務員」と偽ったりした場合は、軽犯罪法に問われる場合があります。結婚の際に弁護士資格や医師免許がないのにその職業を偽っていたという場合もあります。この場合には経歴詐称そのものが罪に問われますので注意が必要です。

嘘はどこでバレてしまうのか?知らずにバレている可能性も

採用時のリファレンスチェックや素行調査など

最近採用活動の段階で「リファレンスチェック」を取り入れる会社が増えてきました。提出された書類をもとに社内もしくは興信所などに依頼して素行調査を行い、詐称されたところがないかチェックすることです。第三者の目が入ることによって客観的な調査ができるとのことで、興信所では会社からの素行調査の依頼が増えています。
また、最近では婚約者の素行調査を興信所に依頼する方も増えています。マッチングアプリなど経歴を詐称しやすい手段での出会いや結婚が増えていることがその背景として考えられます。

面接中、勤務中でも嘘がバレることがある

面接中の会話がちぐはぐだったり、勤務態度によって嘘がバレてしまうことがあります。職務経験をかわれて採用されているのに、その業務がおぼつかないのであれば不信感を抱かれても仕方ありません。同僚との会話で違和感を抱かれ、学歴や経歴詐称が分かってしまう場合もあります。嘘をついて成功できたとしても、その後仕事についていけなければ本末転倒といえるでしょう。

嘘はつくものじゃない!嘘をついていたことがバレたらこうなる

せっかくの職がフイになってしまう

まず経歴詐称で考えられるのは「内定取り消し」です。業務に支障が出ていると判断されれば解雇もありえます。解雇されなかったとしても減給される、資格があると偽って資格手当を受け取っていた場合は返還を請求されることもあります。いずれにしても、入社することがゴールではなくスタートであることを肝に銘じておくべきです。嘘をついていたとしても、結局はその嘘が自分の立場や信用を危うくするのです。

結婚において経歴詐称が離婚の原因になることも

結婚の際に経歴や学歴を偽ることが、不法行為というわけではありません。しかし夫婦の信頼関係が壊れてしまい、結婚生活を続けられなくなったということであれば離婚の原因となります。慰謝料請求の対象になるかどうですが、よほどの大金が動かない限りは相手の心理的ダメージに対して多少の慰謝料は請求できるかもしれません。この場合は、夫婦がどのように乗り越えるかにかかってきます。結婚は長期にわたり続く関係です。はじめは些細な嘘であったとしても、嘘を隠すためにさらに嘘をつき…と嘘で塗り固めることとなります。それは本人も苦しいですし、相手の信頼を失うこととなります。やはり嘘はつかないに越したことはないのです。

まとめ

ここまで、就職や結婚などにおいて嘘をつくとどうなるのかということについて、ご説明してきました。自分の希望をかなえるためにほんの少し嘘をつきたくなる気持ちは誰しもがあります。初めは些細な事でも、それを正当化するために嘘はどんどん増えていきます。それによって不利益をこうむるのは、結局自分自身です。今は興信所に素行調査を依頼することが気軽に行えるようになってきました。もし、相手の言動に違和感を感じたなら…興信所に相談するのもひとつの方法かもしれません。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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