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探偵コラム

離婚に同意してもらえない!離婚の交渉における「解決金」について解説します

「解決金」という言葉をご存じでしょうか?あまり耳慣れない言葉ですが、離婚などに関して支払われるお金で、慰謝料と混同されるのですが異なるものです。ここでは解決金についてご説明します。現在離婚をお考えの方、なかなか離婚の話し合いが進まない方には非常に役立つかと思います。どうぞ最後までお読みください。

解決金とは?離婚成立の調整として支払われるお金

解決金とは、離婚の話し合いが難航している等の場合に同意を求めるために支払われるお金です。「離婚したら困る」「家を出ていきたくても転居費用がない」など様々な理由で相手が離婚に同意しない場合に、解決金を支払うことで同意を促す場合があります。

解決金のメリット:お金を支払うことで同意を促しやすい

先述の通り、離婚には納得しているが「経済的に自立できない」との理由で離婚をためらう人は多いです。そういった相手に解決金を支払うことで、離婚成立へとすすめることができます。また解決金は、離婚を望む方が支払います。よって「有責かどうか」に関係なく、一方が「離婚に納得できない」と難色を示す場合に解決金を支払って同意を促すことがあります。経済的補償が受けられることで相手が同意しやすくなることを狙っています。

解決金のデメリット:内容が曖昧なため、慰謝料と混同されやすい

解決金は必ずしも支払うものはありませんし、支払ったから即離婚に応じるというわけでもないです。あくまでも同意を促す調整役のようなものです。また「解決金=慰謝料」というわけではありませんので、相手が慰謝料という認識がなければ解決金のほかに慰謝料を請求される場合もあります(これは逆もあります)。解決金は原因や理由が曖昧でも支払うことができるものなので、弁護士などを入れて交渉したり、解決金の使途を「慰謝料と同義」とするなど書面化しておくことをおすすめします。

「解決金」と「慰謝料」は同じなの?その違いを解説します

離婚の際に支払うお金として「慰謝料」を思い浮かべる人は多いですが、解決金と混同してしまいそうです。実は解決金と慰謝料は性質が異なります。違いを理解しておくことで、損をせずに済むこともあります。

「慰謝料」は有責側が支払うお金である

離婚の際の慰謝料は、有責者=離婚の原因(不倫・DV等)を作った側が支払います。これは民法上の不法行為に基づいて請求されます。パートナーから受けた精神的苦痛に対する損害賠償になります。「有責側」「不法行為」という支払う側や理由が明確なお金です。

「解決金」は離婚を望む側が問題解決のため支払う

解決金は離婚の同意がなかなか得られない場合に、解決を促すために支払われます。よって離婚を望む側が支払うので、自分が有責でなくても解決金を支払うということがあります。法的に規定されているものではないので、かならず支払うものではありません。あくまでも協議や調停をすすめる調整役が解決金なのです。

実例:解決金を払って離婚…でも慰謝料請求はできるのか?

解決金払ってもらい離婚したが探偵の調査で相手の不倫が分かった場合、元パートナーから慰謝料がとれるのだろうでしょうか?実は不倫の慰謝料は離婚後でも請求が可能です。どうしてなのか?例をあげてご説明します。

離婚を切り出された!原因が分からないまま「解決金」を受け取り離婚へ

関係が良好だと思っていたパートナーから離婚を切り出されたら、戸惑わない人はいないでしょう。理由が「性格の不一致」と言われても納得できないかもしれません。その他の原因にも心当たりがなければ離婚したくないと考えます。
しかしパートナーから「お金を払うから」と言われたことで、離婚に同意。結果的に協議離婚となりました。この時に支払われたお金が「解決金」になります。

調査の結果、元パートナーの結婚時の不倫が発覚!慰謝料はどうなる?

離婚後、元パートナーの不倫が発覚しました。この場合慰謝料はどうなるでしょうか?
もしパートナーの不倫が離婚後3年以内に判明すれば、慰謝料の請求は可能です。不倫の場合の慰謝料請求の時効は「不倫を知ってから3年」と定められています。つまり離婚後であっても不倫が分かったら3年は慰謝料の請求はできるのです。
まずは弁護士に相談することをおすすめします。また、確実な証拠を手に入れるために興信所の力を借りることも重要です。

解決金だけで泣き寝入りしない!探偵による調査のメリット

「お金をすでにもらっているから」という理由で、慰謝料請求を躊躇する方は多いです。でも先述の通り慰謝料と解決金は性質が別です。もし解決金について慰謝料と同じという合意が得られていない、書面でやり取りしていないのであれば、離婚後であっても元パートナーに請求することは可能です。

興信所に調査を依頼するメリット:確実な証拠集めのために

離婚後に不倫を知った場合、同居していないので証拠をつかむのは困難です。そんな時は探偵の力を借りましょう。尾行や聞き込み、場合によっては音声録音も可能です。会話の内容などから関係がどのくらい続いているのかも明らかになるかもしれません。離婚して関係を解消したとしても、結婚していた時の精神的苦痛はあります。不法行為が証明されれば当時の精神的苦痛に関する損害賠償は請求が可能です。まずは弁護士への相談をおすすめします。

まとめ

これまで、解決金についてご説明してきました。解決金は離婚の手続きを円滑に進めるためのツールです。法的に定められたものでなないので、不法行為以外が離婚の原因(生活のすれ違いや価値観の違いなど)の場合には、離婚の話し合いが難航した場合に調整するものとして支払われます。慰謝料と混同しやすいですが、違いを理解しておくと離婚の話し合いの際に役立つと思います。もし不倫などの不法行為が明らかになれば、解決金ではなく慰謝料の請求が可能です。「お金をもらったから」という理由で泣き寝入りすることはありません。確実な証拠をつかむなら、探偵に依頼するのが一番です。まずは相談してみてください。きっとあなたの力になってくれるはずです。

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