不倫をしたいからマッチングアプリを利用する人が増加中！慰謝料請求はできるの？
ひと昔前の不倫といえば、会社の上司や同僚、得意先、元恋人などが相手であることが多かったように思われますが、最近の主流はSNSやマッチングアプリに変わってきています。不倫をしようと思って登録したわけではないけど、異性とやり取りをしている間に不倫をしてしまった！というようなケースも見られます。マッチングアプリは、会社の人との不倫のようにまわりにバレるリスクも少なく、言い方は悪いのですが割り切って遊べます。このようにマッチングアプリを利用した不倫が増えている理由と、慰謝料請求についてまとめてみました。
マッチングアプリを利用した不倫が急増している理由
マッチングアプリはごく普通に出会いのない独身同士が出会うツールとしても機能していますが、不倫をするためのツールとして利用している人も増えています。昔あったテレクラやツーショットダイヤルのようなものの現代版として利用している人もいます。マッチングアプリはどうして不倫につながりやすいのかについてみていきましょう。
気軽に相手を見つけることができる
マッチングアプリを利用する理由は人それぞれ違います。不倫のためだけに利用する人もいれば、寂しいから誰かとやり取りがしたいという人、同じ趣味を持つ人と出会いたい、独身同士の出会い、パパ活目的などがあります。
スマホひとつあれば自宅からすぐに登録ができますし、いきなりお金が必要ではない点も気軽に利用するきっかけとなっているのでしょう。
女性は無料で利用できるから
マッチングアプリはかなりの数あります。マッチングアプリの会社同士でも競争が激しいため、顧客獲得のために様々な特典を設けています。その一つとして、女性は無料利用できる、男性は最初のうちは無料で利用できるようになっているのです。
男性は無料期間が短いのですが、なんとなくどのようなものなのかを掴めますし、気に入った異性を見つけてやり取りをしたいのであればポイントを購入しなければなりません。ここからお金が掛かり、やり取りをすることに使われます。
女性はどうして無料なのかといえば、有料にしてしまうと利用者がかなり減ってしまうからです。女性からすれば見ず知らずの男性と出会うのはリスクもあります。無料にすることで女性会員を増やし、マッチングアプリとして機能していくのが狙いです。
自分の素性を知らない相手と出会えるから
身近な人との不倫はスリリングですが、リスクにもなるでしょう。まわりの人にバレやすいですし、家族にもバレやすいです。そうなると失うものが大きすぎます。
自分の素性を知らない相手と出会えるというのは二つの意味があると思われます。一つは、ある程度肩書のある人がそれを隠して不倫相手を見つけることができるという点、もう一つは自分の肩書ではリアルに出会う人には相手にされない、マッチングアプリであれば自分を大きく見せることができるという点です。
例としては勤めている会社が有名でなくても、実は上場企業の課長をしているという風に大きく見せることができるのです。
生活圏外で不倫ができるから
不倫はバレたら困ると思っており、その気持ちが大きいのに不倫をしたがる人もいます。そのような人は自宅や会社エリアでは不倫をしたくありません。マッチングアプリでは、知っている人とは会いそうにないエリアで不倫をすることができます。同僚との不倫であれば会えない、会いたくない場合も仕事を口実にはしにくいですが、マッチングアプリの相手であれば仕事を口実にしやすいでしょう。（嘘を言ってもバレない）
本気にならずに付き合えるから
不倫関係からどちらかが本気になってしまった場合、その先にあるのは修羅場です。会社の同僚と不倫をした場合に、相手が本気になってきたので別れたいと思っていても、会社で顔を合わせる以上何が起きるか分からないのでズルズル付き合ってしまうことがあります。
マッチングアプリでの出会いであれば、本気になることもなく（お互いに）付き合えると考えている人も多いようです。あくまで確率的な問題であり、頻繁に会っていたり、自分の素性を知られたりした場合は自宅や会社に乗り込まれる可能性は否定できません。
マッチングアプリでの不倫でも慰謝料請求はできる？
マッチングアプリで不倫された場合、慰謝料請求はできるのでしょうか。スマホを使って気軽に異性と出会ったことがきっかけだとしても、不倫をされた側としては大きなショックを受けてしまいます。出会いのきっかけの違いで慰謝料請求について何か変わってくるのかについて気になるところです。
既婚者であることを知っていて不倫をしているかどうかがポイント
不倫の慰謝料請求に出会うきっかけは関係ありません。不倫をしていた事実があるかどうかにより判断されます。マッチングアプリを使った不倫で慰謝料請求ができるかどうかの最大のポイントは、既婚者かどうかを知っていたか知らなかったかです。
会社が出会いのきっかけという場合は既婚者と知らなかったといっても、それを信じてくれる人はいないでしょう。しかし、マッチングアプリであればその言い訳が通用しやすいです。既婚者と知らなかったというのは、不倫関係の二人が交わしたメッセージの交換がポイントとなるでしょう。
しかし、マッチングアプリ内で起きているトラブルは、男性が女性に独身と偽って交際を続けていた事例が多く、なかには結婚の準備まで始めていたというケースもあります。ここまで来ると、不倫をされた側だけではなく、マッチングアプリを利用した独身女性側も被害者といえるでしょう。逆に、慰謝料請求をされてしまう可能性の方が高いと思われます。
肉体関係を想像させるような内容の証拠が必要
不倫関係があったかどうかの証拠として、肉体関係を想像させるような証拠が必要です。どのようなものが証拠となりやすいかというと、
- メッセージのやり取り
- 肉体関係を想像させる写真
- ラブホテル内で撮ったと思われる写真
- ラブホテルを利用した明細が残っている
などです。思わぬところに証拠が転がっていることがありますが、探すのが難しいという場合は探偵や興信所に依頼されることをおすすめします。
二人で会っている、親しいやり取りだけでは厳しい場合も
マッチングアプリで親しくなった異性と二人で会っていたとしても、それだけでは不倫にはなりません。食事をしているだけでは不倫とはならないからです。もちろん、一般的には仕事での接点もない異性と二人きりで食事をしていることはよくあることではないでしょう。
慰謝料請求はあくまで不倫をしていた証拠があるかないかにより決まるので、証拠を得ることに尽力した方がよさそうです。
まとめ
マッチングアプリを利用した不倫が増えています。これまでの不倫と違って、女性側が気軽に不倫相手を見つけやすくなったと思われます。現実世界ではあまり異性の出会いがない専業主婦などが特にそうです。しかし、男性もリスクを背負わずに会いたいときだけ会う、無理をしない不倫を楽しむことができます。とはいえ、出会うきっかけが変わっても不倫は不倫です。証拠を出されてしまえば慰謝料請求も可能でしょう。
