探偵にはどうやったらなれるのか?探偵に必要な能力や技術とは
求職中の人の中には、探偵に興味を持っている人もいますよね。探偵は一般的な会社での仕事とは異なるので、就業条件を認識している人は少ないのではないでしょうか。また探偵を目指す上で、必要な能力や求められる技術を把握しておくことが重要です。今回は探偵の就業条件、必要な能力や求められる技術について解説します。探偵を目指したい人は、ぜひ参考にしてください。
探偵にはどうやったらなれるのか
探偵になるための就業条件として、公的資格や国家資格はないので資格は必要ありません。探偵に必要な資格はありませんが、民間の「探偵業務認定試験」「探偵業務取扱主任者認定試験」という民間資格があります。探偵業務を行なう上で取得しなくても問題ありませんが、探偵スキル向上の為に取得している人も多いです。探偵になるには資格は不要ですが、警察を経由して公安委員会に「探偵業開始届出」を提出しなければなりません。届出の内容に問題が無ければ、探偵業届出証明書が交付されるので、事務所に掲示しておかなければなりません。探偵になるには就業条件が定められていないため、事務所によっては未経験者でも就業可能です。
探偵に必要な能力とは
ここでは、探偵に必要な5つの能力について説明します。
- 継続的な集中力
- 気力・体力
- コミュニケーション力
- 観察眼
- 強靭なメンタル
それぞれ説明しますね。
継続的な集中力
探偵の調査業務は調査対象者を見逃さないようにしなければならないので、継続的な集中力が必要です。調査対象者を見逃してしまうことで、調査失敗になるだけでなく、なんらかのトラブルに見舞われかねません。「尾行」「張り込み」などの調査業務は、調査対象者の行動次第では延々と続くことになるので、集中力が必要となります。調査業務は長時間に渡ることも多く、集中力を継続させることが重要です。調査業務中において、自分なりの気分転換やリフレッシュ方法で集中力を高めておく必要があるでしょう。
気力・体力
長時間にも及ぶことがある調査業務において、集中力を切らさずに業務を続けるのは気力・体力も必要とされます。調査業務の時間帯に規則性はなく、依頼を引き受ける季節も異なるので、身体への負担は大きくなります。調査業務は身体への負担がかかりやすくなるので、気力・体力は探偵に必要な能力です。
調査業務を円滑に行なうための気力・体力づくりの為に、日頃から運動不足にならないように注意しなければなりません。
コミュニケーション力
調査業務は複数人のチームで行なうことがほとんどであり、円滑に調査を遂行するためにはコミュニケーション力が必要です。調査業務の「聞き込み」では、情報を聞き出すために信頼関係を築くことが重要です。信頼関係を築くには相手から信頼されるための話術が必要であり、人間関係を形成するのに必要なコミュニケーション力が求められます。
観察眼
探偵が調査業務を行なう上で、調査対象者の些細な変化を見抜けられる観察眼が必要とされます。調査業務を継続することで、調査対象者の行動パターンの変化に気付くこともあります。行動パターンの変化にはさまざまな要因があり、探偵の調査がバレた可能性も考慮しなければなりません。このような変化を見逃ない観察眼は調査成功に不可欠であり、トラブル回避につながるでしょう。
強靭なメンタル
調査業務中は予想外のトラブルに見舞われることもあるので、動揺せずに対応できる強靭なメンタルが必要です。予想外のトラブルはさまざまであり、調査中に警察に職務質問されることもあります。強靭なメンタルが無ければ、トラブル時に動揺しやすくなり、調査対象者にバレてしまうかもしれません。円滑に調査業務を行なうには、何かあっても動揺せずに対応できる強靭なメンタルが必要だといえるでしょう。
探偵に求められる技術とは
ここでは、探偵に求められる4つの技術について説明します。
- 普通自動車運転免許
- パソコンスキル
- 文章作成力
- 撮影技術
探偵に必要な4つのスキルについてそれぞれ説明しますね。
普通運転免許
調査業務は調査対象者に合わせて移動することになり、車やバイクで行なうこともあるため、普通自動車運転免許が必要になることがほとんどです。調査対象者の移動手段によって、探偵も移動手段を合わせることになるので、街中を走れるぐらいの自動車の運転技術は求められる能力となります。
パソコンスキル
調査業務の資料は調査報告書としてデータ管理することになるので、一定以上のパソコンスキルが求められます。プログラミングなどの専門的な技術は不要ですが、ExcelやWordなどの資料作成に必要なスキルは必要です。探偵のパソコンスキルは通常のパソコン業務をこなせる程度であれば問題ないといえるでしょう。
文章作成力
調査報告書を作成する際、調査業務で得られた情報をまとめ上げる文章作成力も求められます。文章が拙い内容であれば依頼者に不信感を持たれてしまい、調査結果に不満を持たれることもあります。正しい文章で調査内容がしっかりまとめ上げられたものであれば、裁判証拠として有利に働きやすくなり、依頼者も満足する可能性が高いです。依頼者に満足してもらうためにも、探偵の文章作成力は重要だといえるでしょう。
撮影技術
調査報告書を作成する際の証拠として、証拠現場となる静止画や動画が必要になるので、カメラなどの撮影技術が求められます。角度やアングル、ピントが合っていなければ、証拠として認められない可能性があるので撮影技術は重要です。角度やアングル、ピントにこだわった撮影技術は、依頼者が満足しやすい結果にもつながります。
まとめ
探偵になるには公的資格や国家資格は必要なく、事務所によっては未経験者でも応募可能です。探偵事務所を立ち上げるのであれば、探偵業開始届出を提出しなければなりませんが、就業条件が定められていないことがほとんどです。誰でもなれる探偵ですが、調査業務を遂行する上で継続的な集中力や気力・体力が必要です。調査業務を報告書にまとめる際にはパソコンが必須となるので、一定以上のパソコンスキルや文章作成力が求められます。探偵は誰でもなれますが、必要な能力や求められる技術を事前に認識しておくことが重要です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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