探偵になりたい!求人など興信所の業務内容について解説
昨今、興信所への調査依頼が増えています。個人の素行調査や浮気調査にはじまり企業の採用活動に伴う人物調査や新規取引先の反社チェックなどその依頼内容は様々です。それに伴い調査を行う探偵の人材不足も起きています。経済状況の変化で転職をお考えの場合、「探偵」という職業も考えられるところではあります。ここでは、職業としての「探偵」についてご説明します。募集方法や待遇、資格などについてもご紹介しますので、この機会に転職先の一環として「探偵」という仕事を候補に入れてみてはいかがでしょうか?
探偵の求人情報はあるのか?職種もさまざま
探偵が所属する興信所は、その人材を確保するために当然求人を出しています。求人サイトなどを利用したり、自社のホームページに情報を載せるなどして採用活動を行っています。特に昨今調査依頼が増えていることもあり、業界として人材不足となっています。そのため興信所も積極的に採用活動を行っているのです。
いわゆる探偵は「調査員」として募集される
興信所がメインで募集しているのが「調査員」という職種です。実際の調査活動に従事する人員のことで、通常「探偵」と呼ばれるのはこちらになります。調査員の仕事は、
尾行や聞き込み、張り込みなど実際の調査活動
それに付随する業務になります。尾行は徒歩や一般交通機関を利用し、車やバイクなどを使う場合もあります。聞き込みは調査対象者の周辺で聞き込みを行います。張り込みは特定の場所に待機して写真や動画、音声などを収集します。当然調査活動に合わせて勤務時間は変わってきます。定時での勤務を目指している方には難しいかもしれません。
調査機材のメンテナンスも仕事の一環
調査員が使用する機材は多岐にわたります。カメラやビデオカメラ、レコーダーなど多くの機材を使用して調査活動を行います。調査環境によっては機材のメンテナンスも重要な仕事のひとつとなります。
調査員以外の募集職種もさまざま
興信所には様々なスタッフがいます。一例としては以下の通りです。
- カウンセラー
- 編集作成者
などがあります。興信所によって違いはあるので、それぞれの募集内容を確認が必要です。
カウンセラーは依頼者の相談担当
興信所の規模によっても違いますが、興信所内にカウンセリングを行うスタッフを置いている場合があります。依頼の内容確認や報告などを調査員が行う場合もありますが、浮気調査や素行調査など依頼者の精神状態が非常に不安定になりやすい案件もあります。そういった場合にカウンセラーがいると安心です。
報告書などを作成する職種もある
依頼人に提出する報告書の作成も、調査活動における重要な業務の一つです。調査員が直接作成する場合と、専門スタッフを置いている場合があります。作成者は、報告書の作成や調査員が収集した画像や動画を依頼人に渡せるよう現像したり、DVDを作成したりなどします。
興信所の職種は多様である
探偵の経営業態はさまざまです。会社であれば様々な職種があります。転職先として考えた場合、募集しているのは調査員だけではありません。こういった職種も候補に入れてもいいかもしれません。
「正社員」ってあるの?調査員の待遇について
調査員の待遇は「正社員」と「アルバイト」とあります。これは一般企業と変わりません。それでは調査員は「稼げる仕事」といえるのか?ここは大いに気になるところです。ここでは特に、正社員の待遇について説明します。
- 給与体系は月給+インセンティブ
- 福利厚生はほぼ一般企業と同じである
- 研修・試用期間あり
正社員としての待遇は、一般企業の営業職と同じくらいと考えていいかと思います。また、福利厚生も気になるところだと思いますが、社会保険や厚生年金などの加入や交通費支給などもあります。
また調査活動をするうえで必要な研修も受けられますので、未経験でもチャレンジしやすいともいえます。
探偵をするうえで資格は必要か?持っていると有利な資格
探偵は特別な資格があるわけではありません。このような点から、探偵は異業種からの転職でもチャレンジ可能と言えます。しかし、調査活動をする上で必須な資格はあります。これは、求人情報にも記載されていますので、ここは押さえていたほうがいいのではと思われる資格についてご説明します。
調査活動に必須!普通自動車免許など車両関係の免許
調査員に必須の資格は「普通自動車免許」です。調査対象者を尾行する場合、すべてが徒歩や公共交通機関での移動とは限りません。急遽レンタカーを借り自動車での追跡に切り替わる場合もあります。そのため、求人の際にも「普通自動車免許を所持」が必須資格として載っています。ただし、興信所によっては「AT限定不可」「ペーパードライバー不可」としているところもあるので、問い合わせて確認した方が良いでしょう。
狭い道路や道路渋滞など、車での追跡が困難な場合はバイクでの追跡になります。よって二輪車の免許もあると有利になります。
思いがけないスキルが役立つこともある
調査活動においては、様々な機材を使います。カメラやビデオカメラなどに習熟していれば、調査活動に有利でしょう。また最近はインターネットやSNSの普及で、調査活動もネットによるものが増えています。ネットやSNSに精通している人材は有力な戦力となるでしょう。
また、依頼者は深い悩みを持って興信所を頼ってきます。相談中に精神が高ぶってしまい心を乱してしまう方は多いです。そんな相談者の気持ちによりそい、聞き取りをスムーズに進めるためにカウンセラーの資格や経験を持っていれば、役に立ちます。
調査活動の結果を報告書にまとめることも、興信所の重要な業務です。その際にはWord
やExcelが使えることは必須ですが、さらに画像処理やDVD作成などのスキルがあればさらにいいでしょう。「自分のスキルがよくわからない」と思われるでしょうが、こういったスキルが非常に役立ちます。ぜひ転職先の候補として考慮に入れてみてもいいと思います。
まとめ
ここまで、転職先としての興信所についてご説明してきました。調査依頼が多くなっている昨今、人材不足から求人募集をしている興信所は多いです。特殊な職業という印象を持たれる探偵ですが、その待遇や福利厚生などは一般企業と変わることはありません。しかも運転免許をはじめ様々なスキルが生かせる魅力的な職業です。調査活動によって拘束時間が変わるなど体力勝負な部分はありますが、営業職と同様結果が給与に反映されますのでやりがいもあります。もし現在の仕事からの転職を考えておられるのであれば、興信所募集にも目を留めてみてください。思わぬ可能性が広がっているかもしれません。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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