探偵事務所に採用されたら!?どんな仕事が待っているのか解説します
探偵というと、「ちょっと怪しい職業」というイメージがありますが、一般企業と同様探偵事務所も採用活動を行っています。求人募集で「調査員」とあるのがそれで、一般にも門戸は開かれており転職先として探偵事務所を考慮に入れている方もおられるでしょう。
ここでは、探偵(=調査員)として採用された後にどのようなプロセスがあるのか、仕事内容はどのようなものか解説していきます。探偵という職業に関心ある方は、ぜひ最後までご覧ください。
探偵事務所の募集広告はあるのか?探偵に必要な資格についても紹介
探偵の求人は、意外と多くある
一般的な求人サイトなどで探偵事務所の求人広告を見ることができます。また、事務所のホームページでも「募集」の記載があるので、気を付けて見ているとかなりの募集が見つかると思います。正社員・アルバイト両方とも採用枠はあり、正社員の場合は一般企業の営業職と同じような給与形態といえます。また社会保険等手当も完備されており、転職先として志望される方もいます。
資格や経験は必要か?未経験でも大丈夫?
昨今探偵事務所への依頼は増加しており、調査にあたる調査員は不足気味となっています。そのため、経験者を募るところもありますが、「未経験」「第二新卒可」でも応募できる事務所もあります。その際に必要になるのは、普通自動車免許です。これは調査員をする上では必須の資格になります。事務所によってはAT車限定免許可というところもあります。
探偵として採用されたら?学ぶべきスキルはこれだ
運転技術(乗用車・バイクなど)
探偵に必ず必要なスキルであげられるのが「運転技術」です。探偵の仕事で車を使った調査は多くあります。調査活動の中で急に車が必要になる場合があります。「運転ができない」というわけにはいかないのです。ペーパードライバーではなく、普段から運転をしていることが望まれます。
また、状況によってはバイクなどを使ったほうが有利という場面があります。中型免許などバイクに関する免許も取っておくと便利です。
カメラ・ビデオカメラの撮影、レコーダーでの録音技術
証拠収集に欠かせないのが、カメラなどの撮影・録音技術です。肝心の画像がぼやけていたり、音声が不明瞭であれば証拠として使うことは難しくなります。確実な証拠をつかむためにも撮影や録音機材の扱いに慣れておくことは必要です。ピントを合わせたりズームしたり、雑音が入らないように音声をとらえるなどの技術を習得しておくことで調査員としての信頼度を上げる事にもつながります。
パソコンの操作スキル
パソコンスキルというと難しいものを連想されるかもしれませんが、自らの調査内容を依頼人に報告するための書類を作成する際にパソコンは必須になります。文書作成や表作成をパソコンで行えるだけのスキルがあればまずは大丈夫です。
昨今はインターネットの普及に伴い、SNSやブログなどを調査対象とすることも増えています。そういった方面に詳しくなっておくと、調査方法の幅も広がりスキルアップにもつながると思います。
尾行・張り込みのスキル
調査対象の行動を追尾する際に必要なスキルです。これはすぐにできるというものではありませんので、入社して一から学ぶ必要があります。また技術だけでなく、探偵の仕事は体力勝負でもあります。長時間尾行や張り込みをすることもあります。季節も昼夜も問いませんので、体力があるということも探偵の条件といえるかもしれません。
民間資格の検定制度もある
日本調査業協会という団体で「探偵業務認定試験」というものを行っています。
必ず受験しなければならないというわけではありませんが、知識を整理し確実なものとするには有効だと思います。
探偵の仕事は?実際はどんな様子なのか
メインは依頼に基づく調査活動
探偵の一番の仕事は、依頼主からの依頼に基づく調査活動です。
- 聞き込みなどによる情報収集
- 尾行・張り込みなどによる行動調査
- カメラなどでの画像・動画撮影、音声録音
これらの内容が含まれます(依頼内容により調査方法は変わります)。依頼主から提供された情報をもとに調査を進めていくので、数人で調査にあたる場合はシフト制となります。単独の場合は一人で行いますので、勤務時間は一定しません。また、時間も昼夜問いませんし室内・屋外関係ないので体力的にもかなりハードなスケジュールになります。
依頼主からの相談を聞くのも重要な仕事
大手の探偵事務所であれば、専門のカウンセリングスタッフを抱えているところもありますが、担当する調査員が直接依頼主と面談し依頼内容や調査方法について打ち合わせしていきます。依頼主はみなそれぞれ深刻な悩みを抱え探偵事務所を訪れています。しっかりと依頼主の話を聞き、必要な情報収集を行います。そのうえで依頼内容などを判断し調査の可否を判断していきます。調査員は依頼主と信頼関係をしっかり築いておく必要があります。それが確実な調査活動に結びつくからです。
調査結果に応じ、報告書を作成し依頼主に提出・報告
調査の結果が出たら報告書を作成し依頼主に提出・報告を行います。依頼主から途中経過について報告を求められた場合は状況に応じて適宜行っていきます。
調査報告書はパソコンで作成しますが、その他にも
- 写真(プリント及びデータDVD)
- 動画(DVD)
- 音声データ(DVD)
などを報告書と一緒に提出します。
大手の事務所であれば報告書作成の専門スタッフがいる場合もありますが、通常は担当した調査員が担当します。
まとめ
ここまで、探偵の求人や採用後の仕事内容などについてご説明してきました。探偵という職業が少し身近に感じられたのでは思います。もちろん探偵はその職務上必要なスキルがあり、なかには特殊なものもあります。ですが体力があり、長時間の調査にも耐えられる精神的強さがあれば悩める人々に寄り添いお手伝いのできるやりがいのある仕事です。探偵への調査依頼は増加しており調査員は不足しています。一般の方にも門戸は開かれているので、ぜひ興味のある方は挑戦してみてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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