証拠の取れる興信所探偵社 「まごころの調査」でお客様へ安心をお届けします。

探偵コラム

高校生が探偵として働くことは難しい⁉︎高校生でもできる探偵事務所の仕事紹介

金田一少年の事件簿や名探偵コナン、探偵学園Qなど、高校生探偵が活躍する漫画アニメはたくさんあります。
こういった漫画をみていると「自分も高校生探偵になりたい!」と思っている人もいるのではないでしょうか。
ですが、高校生が探偵としてバイトをするには数々の制限があります。
そこで今回は、高校生が探偵として働くのが難しい理由について解説していきます。
合わせて探偵にはなれないけど、高校生でもできる探偵事務所の仕事を紹介していきます。
探偵になりたい高校生は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

高校生が探偵として働けない理由

法律上、18歳未満でも探偵のアルバイトとして働くことは可能ですが、探偵の性質上高校生が働くには何かと制限が多い職業です。
実際に高校生をアルバイトとして雇っている探偵事務所はほとんど無いでしょう。
ここからは高校生が探偵として働けない理由を詳しく解説していきます。

18歳未満でアルバイトをする場合制限が多い

高校生(18歳未満)がアルバイトで働く場合、以下のような制限がかかります。

  • 労働時間が学校の修学時間以外であること
  • 探偵事務所側が労働基準監督署長の許可を得る必要がある
  • 年齢を証明する戸籍証明書が必要であること
  • 学校からアルバイトの許可証明書が必要であること
  • 親権者または後見人から同意書が必要であること
  • 深夜労働(夜22時〜翌朝5時まで)は禁止されていること  など

高校生がアルバイトで働くには、これらの他にも制限があり法律で決まっています。
なのでこれらすべての制限をクリアしなければ、探偵として高校生をアルバイトで雇用できません。

年齢詐称すると厳しい罰則がある

多くの探偵事務所が求人の募集要項に「20歳以上」の年齢制限を設けています。
ですが、年齢を偽ったり、規則を破って18歳未満の年少者を雇用していた場合、厳しい罰則があります。
まず年齢を偽ってアルバイトとして雇ってもらった場合、詐欺罪に問われることはありません。
しかし、年齢詐称が発覚した時点で解雇となるリスクはあります。
事業者が18歳未満の人を雇う場合、労働基準法で「年齢証明書」の保管が義務付けられています。
ですから違反した場合雇用する側も、年齢確認を怠って提出すべき書類を出していなかったとして、30万円以下の罰金が課せられます。
このこともあって、探偵事務所側も慎重に雇用対象者を選んでいます。
年齢詐称はアルバイト先に迷惑をかけるだけでなく、あなた自身も解雇されてしまうため絶対に止めてください。

高校生探偵の壁!不規則な就業時間と深夜労働の問題

現実的に高校生探偵が難しいのは、探偵ならではの不規則な就業時間と深夜労働ができないという問題です。
ここからはそれぞれの項目について説明していきます。

調査活動の多い時間に就労できない

探偵事務所でアルバイトする場合、高校生は年少者なので、就業する時間は放課後か休日になるでしょう。
ですが、探偵が行う調査はほとんど夕方から早朝(18時〜翌朝8時)が活動時間です。
なので年少者がアルバイトで働くとなれば、もっとも調査が多い時間帯に働けないので雇用者もなかなか雇用しにくいでしょう。

年少者は就業時間の管理方法が違う

18歳未満の年少者は、1日8時間、1週間に40時間の法定労働時間のみ適用になります。
つまり原則、変形労働時間制や36協定による、時間外や休日労働、労働時間と休息の特例は適用されません。
しかも先にも述べましたが、高校生は法律上深夜労働ができません。
しかも学業に従事する時間は就労できないので、就業時間の管理方法自体が大人とは異なるのです。

免許や調査場所の年齢制限

調査をする上で必要な免許はありませんが、あると便利なものや調査場所によっては高校生では行けない場所もあります。
ここではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。

車の運転免許が取れない

まずは調査の移動手段として車やバイクが使われるケースが多いです。
調査対象が車で移動したときなどは、バイクで追いかけることもできますが、車の方が良いこともあります。
バイクの免許は16歳からでも取得できますが、車は18歳以上からです。
高校生は年齢的に車の免許取得が難しいので、探偵業をするのは難しいでしょう。
尾行はバイクでも可能ですが、張り込みには車が不可欠です。
ですから採用条件に車の免許必須としている探偵事務所も少なくありません。

年齢によって調査が困難な場所も

高校生が調査するには困難な事例に、特定の場所が年齢的に難しいケースがあります。
たとえば学生が就業可能な時間でも、繁華街やラブホテル街にいるのは高校生がやっては行けない行為です。
最悪の場合、警察に注意や補導される可能性もあります。
探偵業でも浮気調査などは、高校生には向いていない調査場所が多いでしょう。

どうしても探偵事務所で働きたいなら探偵以外の仕事を探す

「将来探偵になりたい!」と思っている高校生は、まずは調査以外の仕事でアルバイトを探してみるといいかもしれません。
未成年者が探偵として調査をするのは難しいですが、調査員のサポートをする仕事ならアルバイトの求人を出している事務所もあります。
探偵事務所で調査以外の仕事は、次のようなものがあります。

  • 事務所でのデータ入力
  • 資料作成
  • 宣伝活動
  • 尾行や張り込みの手伝い
  • 資料集め

探偵事務所では意外と事務仕事も多く、大切な仕事のひとつです。
調査員が集めてきた内容を資料にまとめたり、電話対応や依頼主への報告書作成を手伝ったりといった仕事もあります。
少しでも探偵に関わるアルバイトがしたいという人は、調査員以外の仕事を探しましょう。
報酬は普通のアルバイトと同じくらいで、時給800円〜1,000円くらいが相場です。
労力に対して報酬が合っていないと感じる人もいるようですが、探偵に興味があるなら楽しんで仕事ができるでしょう。

まとめ

漫画やアニメでみる高校生探偵に憧れを持っている人もいるかと思いますが、実際に高校生が探偵として仕事をするのは難しいでしょう。
漫画の彼らも無報酬でやっているくらいです。
未成年が仕事をして報酬をもらうには、さまざまな制限を乗り越えなくてはいけません。
どんな制限があるのかは、記事内にまとめているのでぜひ参考にしてください。
早く探偵になりたいなら、未成年のうちは調査員以外の仕事で探偵の仕事ぶりを観察するのがおすすめです。
探偵は華やかそうなイメージとは裏腹に、かなりのハードワークです。
他者のプライバシーにも関わる仕事なので、情報の取り扱いには十分に気をつけましょう。

お気軽にご相談ください。

PIO探偵事務所では、様々なお悩みに対応しております。

お気軽にご相談ください。

探偵コラムColumn