個人の探偵事務所とは?選び方やメリット・デメリットを解説

探偵業では、大手の法人探偵事務所と個人規模の探偵事務所があります。どちらが良いとか良くないということはありません。自分の依頼に合う探偵事務所を探すのが一番良いのですが、どの探偵事務所がいいのかわからないという人もいるでしょう。それぞれの探偵事務所の特徴についても気になります。こちらでは、個人の探偵事務所について、メリットやデメリットなどについてご紹介します。ぜひ調査を依頼するときの参考にしてみてください。
探偵の個人事務所とは何か

個人の探偵事務所とは、探偵が自分で開業し一人で経営している事務所のことです。法人での届出がされていません。中には、法人で届出を出していても、探偵が一人で経営しているため、個人の探偵事務所と呼ばれることがあります。
独立して開業することが多い?
個人の探偵事務所を開業している場合、法人の事務所での経験があって自分で独立した人もいます。一方、何の経験もなく、個人で事務所を経営している探偵事務所も少なくありません。開業は届出をすればいいので、過去に犯罪歴が無ければ経験のない人でも経営ができるのです。
実際のところ、未経験の探偵より、経験を積んだ探偵が独立・開業した個人探偵の方が、信頼できるでしょう。独立したら以前からあるコネを使って様々な仕事を請け負うことができるので、スケジュールがびっしりと埋まっているということもあるようです。
人員が足りないときにはどうする?
個人でしかも一人で探偵業をこなしている場合は、できる調査も限られてきます。多くの人員を必要とするような案件です。特に尾行の場合は、じっくりと行うことで一人でも調査はできますが、無理をすれば発覚してしまう恐れがあります。自信のある調査以外は受けないこともあるでしょう。そのような時には、個人事務所では別の探偵社と連携して調査を行います。
- 案件そのものを折半
- 調査員を借りる
一人で行うよりも調査の成功率がアップし、依頼料金が上がることもないので依頼者の立場から見ると、他の探偵社とのコネが利用できる個人の探偵事務所に依頼する方がいいという場合もあります。
探偵の個人事務所のメリット・デメリットとは?

個人で届出をしている探偵は個人の探偵事務所を開業しています。法人のように探偵事務所として依頼を受けていますが、こちらではメリットとデメリットについてご紹介します。
個人の探偵事務所のメリットとは
探偵の業務形態として大きく分けると「法人(会社)」と「個人」の2つです。個人の探偵事務所は、全国にも多く、個人ならではの特徴があります。個人の探偵事務所におけるメリットは以下の通りです。
- 調査料金が安い
- 探偵に直接依頼ができる
個人の探偵事務所のメリットは、大手法人の探偵事務所に比べて調査料金が安いということです。個人の場合は、探偵の料金の中でも人件費が少なくて済むため、料金が安く抑えられる可能性が高いです。料金についてのルールも調査の状況に応じて柔軟に対応することもあります。また、大手法人とは違い、相談から調査まで探偵とマンツーマン。相談がしやすいということがメリットです。作戦が練りやすく、直接連携することができるので、しっかりとした探偵であれば調査の成功率も上がるでしょう。
個人の探偵事務所のデメリットとは
多くの個人の探偵事務所は依頼が少ないため、他の副業と仕事を兼ねて行っている探偵も少なくないと言われています。個人の探偵事務所におけるデメリットは以下の通りです。
- 探偵のレベルに個人差がある
- 大人数が必要な案件は受付できないことがある
探偵業は、全く経験がない人でも個人探偵になれるため、見極めが重要です。経験年数や経歴などを確認する必要があります。また、一人ということで物理的にも、大人数が必要な依頼は受付できないこともあります。
探偵事務所を選ぶ時のポイント

個人の探偵事務所を選ぶべきポイントは以下のとおりです。
- しっかりとした事務所がある
- 調査経験がある
- ベテランの方がいい
個人の探偵事務所をしっかりと構えている探偵を選びましょう。自宅兼事務所としている探偵もいるため、探偵との面談を行う際には、事務所外で行うこともあります。調査経験が多ければ多いほどいいですが、浮気調査の基本的な調査は経験がないとできないこともあります。経験があれば、他の探偵社とのコネも持っているはずです。他社の力を借りて調査を行える場合もあります。
ベテラン探偵が個人の探偵事務所を経営しているということも珍しくはありません。今は別の事業をしていても、合わせて今もなお探偵業を続けているベテラン探偵がいます。このような探偵に出会えたらラッキー。正真正銘の腕の立つ探偵です。
その他の選ぶべきポイントは以下のとおりです。
- 直接料金交渉ができるか
- 依頼者の希望をくみ取れるか
法人では会社の規定があるため限度がありますが、個人の探偵は、依頼者と直接交渉ができることから、値段も交渉に応じやすい印象があります。直接料金交渉ができるかも重要なポイントです。依頼者を選ぶ余裕がない場合や副業などで経営が安定していれば、柔軟に応じてくれることもあります。
法人の場合は、調査員・相談員などは別々の部署となっており、依頼者と接することがあまりない状況です。しかし個人経営の場合の探偵は依頼者と会い、自分で調査を行います。依頼者の希望が伝わりやすく、希望をくみ取ってくれる可能性があるでしょう。
まとめ

こちらの記事では、探偵と警察の違いや依頼内容などについて解説しました。探偵と警察では、捜査の権限や可能な範囲に違いがあります。組織としては警察の方が大きく権限もありますが、万能であるともいえません。事件やトラブルの内容によっては、警察より探偵に頼んだ方がいい場合もあります。
そのため、依頼する前に、探偵と警察の違いについて把握しておくことは大切です。どんな問題でも警察を頼ればいいというわけではありません。事件性の有無に関係なく調査ができる探偵でしかできないこともあります。ぜひ一度ご相談ください。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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