証拠の取れる興信所探偵社 「まごころの調査」でお客様へ安心をお届けします。

探偵コラム

探偵とヤクザは関係があった!驚きの事実と現在の状況について解説

探偵とヤクザ、正反対の立場のもので関係はないのでは、と思われる人が多いのではないでしょうか。しかし実は関係があるのです。こちらの記事では、過去にあった探偵とヤクザの関係について、現在の探偵とヤクザについて解説します。関係があるというと、これから依頼しようかと思っている人は不安を感じると思いますが、クリーンな探偵に出会うために注意しておきたいことも紹介していますのでご覧ください。

ヤクザでも探偵になれる時代があった

過去にあった探偵とヤクザとの関係、それは「ヤクザを含む全ての人が、探偵になろうと思えばすぐなれる状況」だったということです。ヤクザが普通に探偵として働いているなんて、今考えるととても恐ろしいことだと思います。どうしてこのようなことになっていたのか、理由を解説していきます。

規制する法律がなかった

ヤクザでも探偵を名乗れることには、規制する法律がなかったというのが一番の理由です。探偵の仕事を規制する法律(今でいう探偵業法)ができる前の話で、無法地帯ともいわれる状態でした。ヤクザが関連する事件が増えてきたことにより、平成4年、暴力団対策法が施行されることになります。ヤクザへの取り締まりは強化されましたが、ヤクザが探偵を名乗ることはなくならなかったようです。ヤクザが探偵になったわけではなくても、ヤクザと繋がりを持つ探偵、ヤクザの依頼を平気で引き受けてしまう探偵がいたという話があります。

特別な資格もいらない

探偵になるためには特別な資格は必要ありません。このことも、誰もが探偵を名乗れるような無法地帯になってしまった要因に関わっているのではと考えられます。しかしながら、探偵というのは個人情報、企業や法人の情報などデリケートな情報を扱う職業です。本来であれば、そのような情報の管理がしっかりしている必要があり、資格がなくてもそういった情報の扱いができる人でなければ探偵になってはいけないのではと考えられます。例えば、正体がヤクザの探偵に、それらの情報が渡ることで脅迫や恐喝などのネタにされるなど、悪用される可能性があることは容易に想像できることではないでしょうか。探偵と名乗るヤクザではなくても、探偵がヤクザからの依頼を引き受けてしまえば同じことです。昔はそういうことがよく起きてしまうほど、探偵とヤクザの関係が深かったのであろうと思われます。

現在のヤクザと探偵

過去の探偵とヤクザの関係を知ると、それはとても恐ろしいものでした。しかし現在は法整備の方も変わってきています。ヤクザと探偵の関係も変わってきているのです。こちらでは現在における探偵とヤクザの関係について解説していきます。

探偵業法による規制

探偵業法は、探偵の業務が適正に行われるための規制として施行されたものです。探偵自身が法律に触れるような調査を禁じられるとともに、この法律の中で暴力団、ヤクザに関することも規制されるようになりました。中でも暴力団員や暴力団の関係者、また暴力団を辞めて5年が経過している者は探偵業を営んではいけないという決まりが大きな働きをしています。この決まりがある以上、ヤクザが探偵業を営むことは違法となり、「正体がヤクザの探偵」というものは数を減らしていく流れになりました。

ヤクザを排除する探偵業界での動き

探偵業界ではヤクザを排除するための動きが他にもあります。まず探偵業を開業するためには営業所ごとに公安委員会への届出が必要です。届出は全ての探偵に義務付けられていますので、届出をせずに探偵業を開業することは違法行為となります。届出を出していることが証明できない探偵事務所は、違法に営業している可能性があると言えるでしょう。またこの届出により、その営業所は警察の監督下に置かれますので、ヤクザが探偵業を営むのは難しいことになるのです。もしヤクザに関連したトラブルを起こすことがあれば、その探偵事務所は行政処分が下されます。では、ヤクザから探偵が依頼を受けてしまう問題についてはどうでしょうか。実は探偵業法ではヤクザから依頼を受けることは特に規制していません。この点については、暴対法による規制ということで対応しているのでしょう。暴対法に従い、暴力団、ヤクザなど、反社会的勢力との繋がりを断つと明言することで、ヤクザを寄せ付けないようにしているわけです。このような動きにより、現在では「実は正体がヤクザの探偵」やヤクザと繋がりを持つ探偵、相手がヤクザと知りながら依頼を引き受けてしまう探偵などはほぼ存在していないとされています。

今でも注意すべきことがある

ヤクザが探偵業を営むこと、ヤクザと繋がりを持つ探偵がほぼいなくなったとはいえ、探偵へ依頼するにあたり注意したいことはまだあります。ほぼ存在していないというだけで、ヤクザのような悪徳探偵や、ヤクザを含む反社会的勢力が絶滅したわけではないのです。悪徳探偵に引っかからないため、知らないうちに反社と関わってしまわないために、依頼先の探偵事務所を選ぶポイントをおさえておくようにしましょう。

届出の有無を確認

先ほども紹介しましたが、探偵業を営もうとするものは公安委員会への届出が必要です。そして届出が済んでいる探偵事務所は届出証明書を受け取ることになるので、その証明書を営業所内の目につくところに掲示します。依頼や相談時には営業所に足を運ぶことになりますので、その際に証明書が掲示されていることを確認しましょう。掲示がない、見せてもらいたいと言ってもごまかされるなどのことがあれば、その探偵事務所は怪しいと考えていいでしょう。

都道府県警の公式HPをチェック

都道府県警のホームページを見ると、過去に行政処分を受けた探偵業者が公表されています。公表された業者が名前を変更して営業している可能性がありますが、前身を知ると正体に気付きやすくなるのです。ですから、各都道府県警のホームページ内、行政処分の公表部分はチェックしておきましょう。公表されていなくても、ヤクザとの関連があるかもしれないと不安視する場合、「(探偵事務所名) 事件」などで検索してみるといいです。過去に何らかのトラブルがあった場合、情報を得られる可能性があります。

まとめ

法律の整備がきちんとされていなかった頃、探偵とヤクザは深い関係を持っていました。ヤクザ自身が探偵を名乗る、ヤクザと探偵が協力し合う関係、ヤクザからの依頼でも受けてしまうなど、もはや無法地帯です。現在では探偵業法、暴対法によりヤクザと探偵の関係はほぼ断たれました。とはいえ、ヤクザや悪徳業者が滅びたわけではないので、探偵を選ぶ際には慎重にした方がいいでしょう。届出を確認する、過去のトラブルをチェックするなど、できる対策はとるようにしてください。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

お気軽にご相談ください。

PIO探偵事務所では、様々なお悩みに対応しております。

お気軽にご相談ください。

探偵コラムColumn