探偵とトラブルになった場合やクレーム発生時の対処法や事例
探偵に依頼する内容はどうしても繊細なものが多いです。かなりプライバシーに関わるものなので、どうしてもトラブルになってしまうこともあります。他人にバレてしまうと台無しになる案件ばかりで慎重に進めなければならないため、クレームになりやすいのです。未然に防ぐためにはどうすれば良いのか、事例などを挙げながら解説していきます。
よくある探偵とのトラブル例
探偵とのトラブルは大きく2つに分けられます。それは金銭的なトラブルと調査中のトラブルです。具体的にどのようなことが起こるのか、紹介していきます。
金銭関係のトラブル
探偵調査だけでなくどの業界でも多いのが金銭関係のトラブルです。お金が絡む取引をする以上、これに関しては避けては通れないでしょう。特に探偵業務は、商品をもらう代わりにお金を渡すというシンプルな取引ではありません。何をもってして調査を完了するのか、依頼内容によって変わってくるのです。
探偵が動いている途中で問題が解決したり、悩み事がなくなって途中で終了したいと申し出る依頼者が割と多くいます。しかし探偵事務所には最後まで調査をしなくても満額払わなければならなかったり、場合によっては違約金が発生することもあります。このような面からトラブルにつながるのです。どの時点で料金が発生するのかはしっかり確認しておきましょう。
また、料金を支払うタイミングも気をつけておいた方が良いです。前払い制、時間制によっても変わりますし調査に動く人員によっても左右されます。
ほとんどの探偵事務所は成功報酬制度を設けています。言葉の通り、調査が成功した場合のみ金額を支払う仕組みです。ただここで探偵側と依頼者側で成功の条件に相違が生じることがあります。こういったものは契約をする前に説明があったり、書面に記載があるのでしっかり把握しておきましょう。
調査中のトラブル
金銭的なトラブルに加えて多いのが調査中のトラブルです。先ほども述べたように調査対象者に依頼のことがバレてしまうと、行動を続けることは出来ません。そうなると依頼者の要望に応えられなくなり、どうしてもクレームになってしまいます。
また次に多いのが依頼者が暴走してしまう件です。基本的に調査対象者とは直接会わないように配慮しています。しかし依頼者も人間です。どうしても感情が抑えきれず、尾行中に飛び出してしまうことがあります。それだけではなく調査員を脅迫して無理やり事を進めようとする人もいるのです。
探偵とトラブルにならないようにするには
探偵の調査はかなり複雑なので、全てスムーズに進むことはまずあり得ません。そこで少しでもトラブルを避けるためにはどのような点に気をつけるのか、3点紹介します。些細なことかもしれませんが大切なことなので覚えておきましょう。
連絡が出来る時間帯は確認しておく
決まった時間に開店したり閉店する店舗とは違い、いつ何が起きるか分からないのが探偵業務です。緊急事態が起きた時にすぐに連絡が取れるかどうかはとても重要になってきます。電話番号だけでなくメールやLINEなど複数の連絡手段をお互いに交換しておくべきでしょう。
調査内容のすり合わせだけでなく、進捗確認をする際にもコミュニケーションは不可欠となります。
例えば支払いは時間制の探偵事務所で、16時まで調査を依頼していたとします。16時前に重要な手がかりが掴めそうな状況になった場合、時間を過ぎても良いので調査をするのか、証拠をつかめるか定かではないなら引き上げるのかの判断が必要になります。そこで依頼者と連絡が取れないと先に進めなくなるのです。
探偵が調査している間は、いつ電話が来ても大丈夫なように待機しておいたりするのも良いかもしれません。
契約書の内容をしっかり確認する
探偵とのトラブルには起こるべきして起こってしまったケースと、初めから悪意があるのに気が付かずに騙されるケースがあります。後者の場合、軽い気持ちで契約書にサインしたせいで話がこじれてしまいがちです。自分が抱えている悩みを早く解決したくて、文章を読み飛ばす人もいるでしょう。しかし安易な気持ちで契約すると絶対に後悔します。重要事項はしっかりと確認して不明な点があれば納得するまで質問をしましょう。うやむやなままにしているとトラブルに繋がりやすくなります。
信頼関係を築いておく
探偵と依頼者の間で信頼関係を築くのは実は重要な事柄です。調査が終わったら赤の他人になるので適当に対応すれば良い、そんなことはありません。全てを任せられるほど親密な仲になるまではいかなくても、遠慮なく要望を伝えられるようにはなっておきましょう。その方がお互い気を遣わなくて済み、問題解決が早まります。
探偵とトラブルになった際の対処法
探偵の調査の100件中100件が全て上手く行くことはまずありません。トラブルは付き物だと頭の片隅に入れておきましょう。いざという時にすぐに対応出来るようにどのように行動すれば良いかをまとめていきます。
国民生活センターに連絡する
探偵とトラブルになった場合はまず国民生活センターに連絡するのを検討しましょう。自分のプライベートな話をしたくないという理由で第三者に相談をしたくない気持ちは確かに分かります。しかし一人で抱え込んでいてはいつまで経っても前に進めません。国民生活センターのスタッフには守秘義務があるので、そこから外部に漏れることはありません。それでも解決しそうにないのであれば弁護士に依頼して示談交渉を行うのも手段のひとつです。
探偵業者が加盟している協会、団体に相談する
探偵の業務をする上での指導や教育などをする協会や団体が存在しています。もし何かトラブルがあった場合は、間に入って話を進めてくれるのがこの機関なのです。第三者目線で物事を判断出来るので穏便に済みやすいです。ただ、全ての探偵業者が加盟している訳ではないと覚えておきましょう。任意なので個人で進めているところもあるのです。必ずしも頼れるわけではないので、これだけに絞るのは辞めた方が良いでしょう。
まとめ
探偵事務所への依頼は立派な契約です。気を抜かずに常に慎重に手続きを進めるのがトラブルを回避する一番の近道です。不安であれば大手の探偵事務所に頼んだり、加盟している協会や団体はあるかなどを確認しましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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