証拠の取れる興信所探偵社 「まごころの調査」でお客様へ安心をお届けします。

探偵コラム

反社の子供は一般社会で生活するのが難しいのか

今は反社会的勢力というだけで、一般生活がまともに送ることができないほどの状況を強いられる時代です。そんな中、反社の家族である子供はどのような生活を送っているのでしょうか。
これまでの反社(暴力団)であれば、親に習ってそのまま反社になるケースが多かったようですが、現在はそのようなことをすると生活ができないということにもなりかねません。
そこで、今回の記事では、反社の子供は一般生活をすることができるのかを解説していきたいと思います。

反社の子供の特徴

反社という環境下で育った子供にはどんな特徴があるのでしょうか。ここでは実際に反社の子供と関係を持っていた人の意見を元に反社の子供の特徴をまとめてみました。

反社の子供は一般的に不良になりやすい

子供は親の背中を見て育つものです。父親がヤクザで子供が息子であれば、父を追うようにヤクザの道へ行こうとする人も少なくありません。また、娘であった場合でも、結婚相手に不良やヤクザといった反社の人間を選ぶ傾向があり、結果的に反社と深い関わりを持ってしまうケースも少なくないようです。
親が反社と関わりを持っている限り、子供が違う道を進むというのは一般的に難しいと言えるのではないでしょうか。

反社でも幹部クラスの子供は優秀なことが多い

同じ反社でも、親が幹部クラスの子供は成績が優秀で、生活態度も比較的良いというケースが多いようです。暴力団の中でも幹部クラスになると、さまざまな責任を任されることが多く、現代の日本では一般教養やさまざまな知識も大切になるため、必然的に子供にも同じことが要求されるためだと思われます。
中には責任感があり、弱いものを守るといった正義感に溢れる子供もおり、反社の子供だからと言って悪い存在ということでもないようです。

悪事を働くからといって反社の子供とは限らない

現在の日本では、暴力団排除の流れを受けて、反社組織の撲滅運動が盛んに行われています。その結果、反社の子供が犯罪行為や悪事を働くのが一般常識というわけでは無くなってきています。
逆に高学歴で優秀な子供が犯罪行為を犯したり、何の不自由もしていない一般家庭の子供が殺人を犯すなど、犯罪行為に関しては反社の子供の方が多いということは考えにくいと言えるでしょう。
この背景には、子供が犯罪行為を犯すことで、結果的に反社である親が処罰されてしまうということも理由になっているかもしれません。

反社の子供が一般生活を送るのはやはり難しい

子供は成人するまで親の管理下に置かれます。それは、いかなる場合も「親の評価がつきまとう」ということです。子供時代は、どんなに頑張っても親の評価がつきまとうものです。芸能人でも、「親の七光り」と揶揄されて苦しい幼少時代を送った2世タレントも少なくありません。

人の何倍も真っ当に生きなければすぐに評価が下がる

親が反社であるというだけで、子供が社会に出ていくには大きなデメリットです。大半の家庭では反社に関わっていることを隠して生活することになりますが、それでも、風の噂や、ひょんなことから情報が漏れてしまうということも少なくありません。
人はその人だけを見て公平に判断するというよりも、その人とその家族、その取り巻きなどを見て判断することが多いと言えます。そのため、本人がしっかりとした人生を歩んでいても、親が反社、関わり合いのある友人が反社というだけで、世間的に厳しい目で見られることになります。
そして、万が一犯罪行為や違法行為をしてしまおうものなら、世間は「やっぱりな」と批判することになります。反社の子供として生まれた以上は、一般人の何倍も真っ当な人生を歩まなければ、一般生活が困難になりやすいという特徴があります。

希望の学校、就職先に入れない可能性がある

しっかりと学業に励み、日々の生活をまともに送っていたとしても、親が反社ということで志望校に入れないということも考えられます。また、就職する際には「反社チェック」と言われるものが行われるため、そこで親が反社であることが原因で就職できないということもあるかもしれません。
中には誠実に対応することで「本人のみ」をしっかり判断してくれる学校や就職先もあるため、絶対に就職できないというわけではありません。そこは本人の努力次第というところでしょう。
ただし、面接時に反社ではないなどの嘘を言ってしまうと、反社チェックでバレてしまい、その嘘がきっかけで悪評が出てしまう可能性もあるため、どんな場合でも嘘はつかず、真摯に対応することが大切です。

反社の子供が一般社会で生活するための方法

本人がどんなに優秀でも、「反社の子供」というだけで、評価が大きく変わってしまうのは避けようのない事実です。だからとって反社の世界で生きることを選んでしまえば、人生の選択肢は狭まり、やがて自分の子供にも悪影響を及ぼすことになってしまうでしょう。
反社の子供が一般社会でうまく生きていくためにはさまざまな方法を模索していく必要があります。

反社の子供はデメリットが多いものの、本人次第で何とでもなる

学校生活、就職、結婚、子育て、その全てにおいて反社の子供というだけで、通常の何倍も不便になることは間違いありません。今後、反社会的勢力の撲滅運動はさらに強まり、風当たりはどんどん厳しくなるものと思われます。
しかし、どんな環境で育っても、本人が真っ当に生活することを貫くことで必ず光は見えてきます。また、反社の親自身も、反社ではなく、真っ当な人生を送ってほしいと考えている人は少なくありません。
反社撲滅運動とともに、警察や暴追センターでは社会復帰を支援する活動も盛んに行われているため、そうした機関に相談してみるのも有効です。

大切な人や重要な所で嘘をつかない

「反社の子供」という事実は、生きていく上で非常に大きなデメリットで、伝えない方がいいというケースも少なくないと思います。しかし、その嘘がきっかけで全てをダメにしてしまうということも十分に考えられるのです。今後一生を共にしたいと考えている人や、誠実な対応が必要とされる場所では、必要以上に嘘をつかず、状況に応じて真実をしっかりと伝えることが大切です。
たとえ、反社というレッテルがあっても、そうした誠実な態度をしっかり評価してくれる人は必ずいます。

まとめ

今回は反社の子供が一般社会で生活する難しさについて解説させて頂きました。今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 反社の子供だからと言って不良とは限らない、優秀な人物も多い
  • 反社の子供が一般生活をするのはやはり難しい
  • 本人次第で可能性は十分にある(反社に対する支援団体もある)

反社の子供=不良や犯罪者というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?実際はそんなことはなく、むしろ優秀で優しい子供もたくさんいるということを覚えておいてください。子供は皆平等です。レッテルで子供を判断せず、大人が皆平等にできる世界を作るようにすることで、反社を減らすことにつながるのではないでしょうか。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

お気軽にご相談ください。

PIO探偵事務所では、様々なお悩みに対応しております。

お気軽にご相談ください。

探偵コラムColumn