浮気調査の成功率はどのくらい?探偵調査の実態
探偵のホームページや広告などをみると、「成功率○○パーセント以上の実績!」といった宣伝文句をみたことがあるかと思います。相談者や依頼者にとって、「調査失敗」で何も得られなかったという状況は避けたいところです。
そういう意味で、ホームページなどに記載されている成功率や実績は、探偵を選ぶ一つの基準となっているのではないでしょうか。
今回の記事では、浮気調査の成功率はどの程度なのか、また成功の定義や失敗した状況などについて、詳しく解説していきたいと思います。
浮気調査に対する成功の定義
成功率と言っても、「何をもってして成功というのか」この点から見ていく必要があります。ここでは成功の定義について解説します。
成功の定義は各探偵によって異なる
浮気調査における、調査成功の定義は法律では決まっておらず(探偵業法で定められていない)、各探偵の裁量によって判断されています。こういう言い方をすると、「非常に曖昧な判断なのでは?」という印象を持たれかねないので誤解のないように解説しておきます。
一般的に浮気調査が成功と見なす内容は以下のような場合であることが多いです。
- 浮気、不倫を立証する証拠写真、音声などを入手(ホテル、車内など)
- 不倫相手と思われる人物との密会写真、音声などを入手(食事、カラオケ、買い物など)
- 疑わしい異性と会っているところの写真(接触、接吻など)
- 調査中に浮気をしていない証拠を入手
写真や音声に関しては、慰謝料請求や離婚裁判で利用することを想定し、裁判でも採用される状況で撮影することも可能です。浮気調査によって、浮気をしていない証拠を得られることもあり、この場合も調査成功として終了することになります。
探偵によって異なりますが、基本的に成功の条件は契約書に記載、または契約時に説明を受けるという形になります。
希望していない調査結果でも成功となる場合もある
依頼者が「浮気の証拠を取ってほしい」という依頼をした場合でも、対象者が浮気をしていなければ、浮気をしていない証拠が調査結果として提出され、調査成功となります。
探偵調査はあくまでも、「事実に基づいた調査結果」が成功であり、事実ではないものを捏造するような調査は成功とはなりません。また、調査結果を捏造するような行為は違法であるため、そうした対応をする探偵は存在しないことを理解しておきましょう。
探偵が示す成功率は「実績」でもある
依頼者が満足できるものであれば、それが依頼内容と異なった場合でも「成功」になります。それは探偵の実績でもあり、自信にも繋がるわけです。こうした実績や自信を成功率として表すことで、どんな調査にもで対応できることを依頼者にアピールすることができます。
もちろん、実際の実績がなければできないアピールなので、成功率を示している探偵は信頼できると考えて良いでしょう。
探偵の浮気調査で成功しやすい条件とは
優秀な探偵であっても、全ての調査が成功できるわけではありません。成功を確実にするためにはいくつかの条件が重要になってきます。そこで、ここではその条件について見ていきましょう。
成功の条件1 浮気相手を特定している
浮気調査をするにあたって、まずは浮気相手がどんな人物なのか、どこで何をしているのかを知る必要があります。それらの情報が一切ない調査と、相手が特定できている調査では、その正確性とスピードが全く違います。
前者の場合は、依頼者の恋人や配偶者をマークして、浮気相手と思われる人物を探すところから始まりますが、後者の場合は二人が浮気をしている現場を押さえるだけで調査を成功させることができるため、証拠を掴むポイントに集中することができます。
短期間で有力な証拠を掴みたい、確実な調査結果が欲しいという場合は、やはり情報が多いに越したことはありません。
成功の条件2 浮気相手と会うタイミングを把握している
決まった曜日の夜、出張の日など、浮気をしていると思われるタイミングが決まっている場合はさらに成功率が向上します。浮気相手がわかっている場合でも、いつどこで浮気をするのかは分かっていないため、複数調査員による尾行や、張り込みなどが必要になってきます。
調査員の尾行や張り込みは、調査がバレてしまう危険性もあるため、やる必要がない方が成功率は上がります。
あらかじめ出会う時間がわかれば、それだけスムーズに証拠を掴むことが可能になるのです。
成功の条件3 依頼者と綿密な連携を取る
探偵調査では、依頼者からの情報も調査成功の鍵となります。尾行や張り込みだけでは分からない普段の素行や、生活習慣、癖、人付き合いなど、依頼者からわかる情報を駆使することで、浮気調査の精度は高まります。
依頼者との連携率が高い探偵は調査スピードが速いというメリットもあります。
浮気調査で探偵が調査に失敗してしまう可能性
どんなにベテランの探偵でも調査に失敗してしまうリスクは存在します。ここでは、調査失敗の定義と、リスクについて見ていきたいと思います。
調査失敗の定義
一般的に以下のような場合には調査失敗となってしまいます。
- 調査中に対象者に浮気調査がバレてしまった(調査員が見つかる)
- 浮気の証拠を掴むことができなかった(写真、動画が撮れない)
- 尾行、張り込み中に警察に通報された
- 調査報告書が裁判で利用できなかった
探偵は調査中にバレてしまうと調査を中止しなければいけないというものがあります。また、尾行中に通報されてしまうのも、同じ理由で調査を中止しなければいけません。この場合は自動的に調査失敗となります。
浮気の証拠を掴むことができない、調査報告書が裁判で利用できないといった理由も、調査失敗となるでしょう。
調査失敗は悪徳探偵業者によるものが多い
真っ当な探偵であれば、調査失敗になるリスクは非常に少なく、上記のような内容で調査に失敗するということはほとんどありません。なぜならば、リスクの高い調査はお断りすることもあるからです。
しかし、悪徳探偵業者はリスクのある調査を高額で請け負うことが多く、適当な調査や調査報告書を作成していることも多いため、調査失敗リスクを高めていると言えます。
相談をする時点で、調査に関するリスクや失敗のリスクに関してしっかりと話し合いをして確認することをおすすめします。
まとめ
今回は探偵による浮気調査の成功率と調査の実態について、解説させていただきました。今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 探偵によって成功の定義は違う
- 成功率は探偵の実績と自信であり、信頼性でもある
- 調査失敗は悪徳探偵業者によるものが多い
浮気調査を依頼するにあたって、ホームページや広告の成功率を参考に探偵業者を選んでみるのも良いかもしれません。ただし、調査を依頼する際には、失敗のリスクや調査完了までの状況をしっかり話し合うことをおすすめします。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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