探偵に必要な職業技能とは?探偵に必要な資格も
ネットやドラマなどでも登場する探偵ですが、浮気調査の増加に伴い、一般の職業と同じような認識になってきています。しかし、探偵になるためにはさまざまな能力が必要で、資格がないとできないと思っている人が多いのが現状です。
そこで、今回の記事では探偵になるために必要な職業技能や資格について、詳しく解説していきたいと思います。
探偵という職業に就く方法
探偵業は、その仕事内容が特殊であるため、一般企業のように就職できないものと考えられがちです。しかし、最近では正社員として雇用し、会社組織として探偵業を行うところも多く、一般企業と同じように就職できるようになってきています。
ここでは、探偵で働くための方法について見ていきましょう。
探偵になる方法その1 探偵事務所で働く
現在、日本には数多くの探偵事務所が存在しており、アルバイト、パート、正社員と言ったさまざまな雇用形態で人材を募集しています。働きたい探偵を探す場合は、直接事務所HPから応募したり、就職、転職サイトからの応募、ハローワークなどから応募することができます。
未経験者でも採用しているところが多く、探偵に関する知識や能力を持っていない場合でも働くことができます。
「探偵の仕事を経験したい」、「今後個人事務所を作りたい」、「正社員で探偵になりたい」という人なら、まずは既存の探偵事務所に応募することをおすすめします。
探偵になる方法その2 探偵事務所から開業する
探偵業は、「探偵業届出証明書」を発行(公安委員会で届出申請をする)することで行えるため、大袈裟な話、届出を出した本人と事務所さえあれば、初心者でも開業できてしまいます。
そのため、探偵を始めたいという時点で開業することもできますが、既存の探偵事務所で働くことに比べて多くのデメリットがあるため、それらを覚悟して始める必要があります。
いきなり探偵事務所を始めるデメリット
- 信頼と実績がないため、仕事を請け負うことが非常に難しい
- ノウハウがないため、調査失敗になりやすい
- 調査中の法的トラブルに対応する術がない
- 違法調査を行なってしまう危険性がある
- 経営に関する知識がないため、運営を継続できない
このように、いきなり探偵事務所を始めるのはリスクが高すぎるため、全くお勧めできません。探偵の調査方法やさまざまなノウハウを獲得したいということであれば、まずは探偵事務所で実務経験を積んでおくことをお勧めします。
また、どうしても探偵事務所を始めたいということであれば、探偵専門の学校で学んでから始めた方がいいかと思います。それでも運営に関する問題が残ってしまうというリスクはあります。
万全を期してから働くなら「探偵学校」の検討も
探偵業に就職するための知識や技能、ノウハウなどを勉強できる探偵学校を利用するのもお勧めです。探偵に関する基本的な部分から、応用的な部分まで幅広く学ぶことができるため、探偵事務所への就職率アップや就職後のスキルアップが見込めます。
探偵で働くために必要な職業技能とは
探偵で働くための資格は特に必要ありませんが、調査にあたって、いくつかの能力やスキルが求められているため、初心者であってもそれらの能力を磨いておく必要があります。また、探偵とは関係ないようなスキルが役立つことも多いため、幅広いスキルを持っておく方が有利と言えます。
探偵に必要な職業技能
探偵調査では、対象者を調べるにあたり、「尾行、張り込み、聞き込み」の三つを基本として調査を行いますが、これらの調査には以下のような能力が必要になります。
- 長時間の調査に耐えうる体力と根気
- 対象者の動向を観察する洞察力、対応能力
- 会話をしっかり聞き取る集中力
- 聞き込み時に話を聞き出すことができる対話能力
- 調査、分析に必要な各種学問能力
探偵業は未経験でも行うことが出来ますが、調査を行うにあたって多くのスキルが必要となります。しかし、これらの能力は一般社会で生活する上で問題ない程度のものなので、卓越した能力が必要というわけではありません。
一般企業でまともに働くことができる人であれば、誰でも探偵として働くチャンスはあります。「人の観察が得意」「聞き上手、話術がある」「集中力や洞察力が優れている」という人なら、探偵に向いているのではないでしょうか。
あると便利な職業技能
探偵はその性質上、法律と関わることが多い仕事なので、法律に関するスキルを持っていると有利になることがあります。例えば、調査中に違法となってしまう場合の判断を的確に行うことができるため、調査失敗になるリスクを避けられることができるでしょう。
また、調査にはカメラ、スマホ、ボイスレコーダーなど、さまざまな機器を利用するため、それらの機器に関する知識やスキルを持っておくことで、調査がスムーズになる可能性があります。
探偵に必要な職業技能は実践経験で学ぶのが大切
どんなに知識やスキルを持っていても、実戦経験の豊富な調査員には敵いません。スキルは実践で学ぶものであって、事前に学べるものではないということを理解しておきましょう。探偵学校に通うことで、ノウハウを学ぶことはできますが、それが実践で活かせるかどうかは経験した人しか分かりません。
そのため、まずは経験するという意味で、探偵で働いてみることが大切です。
探偵に必要な職業技能を持っていない場合の対処法
探偵で働きたいけど、特別な知識やスキルを全く持っていないので不安という人もいるのではないでしょうか。ここでは、職業技能を持っていない人でも働けるようになるための方法をご紹介します。
とにかく面接を受けて、探偵で働ける環境を作る
スキルや経験がないと働けない探偵もあれば、全くの初心者を採用する探偵事務所もあります。探偵によって採用条件は異なるため、職業技能を持っていない場合でも面接を受けてみることをお勧めします。
一度働くことができれば、そこから知識やスキルを学んで経験することができるため、一気にレベルアップする可能性があります。
探偵学校を受講して必要な技能を学ぶ
大手の探偵事務所で働きたい、しっかりとした能力を身につけたいということであれば、探偵学校を受講することをお勧めします。探偵学校では基本的な調査方法から法律に関することまで、さまざまな内容を勉強することができるので初心者でも安心です。
まとめ
今回は探偵に必要な職業技能について解説させていただきました。今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 探偵に必要な職業技能は一般社会で当たり前のスキルのみ
- 探偵で働くには探偵事務所で雇用してもらうか、自ら事務所を開業する方法がある
- 働くための職業技能がなくても探偵で働く術はある
探偵で働きたいけど職業技能の面で不安になる点があるという人は、今回の記事を読んで参考にしてみてください。わからない点がある場合は探偵事務所に相談してみるのもお勧めです。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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