怪文書から犯人特定は可能?送られてきた場合の対策を解説
怪文書とは、宛先不明で誹謗中傷や信憑性の低い事実、一方的な主張を記載した手紙のことで、企業や組織、個人宛とさまざまな方法で送られています。宛先不明であることから犯人の特定が難しく、泣き寝入りしているという人も少なくありません。
そこで、今回の記事では、怪文書の犯人特定は可能なのか、また送られてきた場合の対策について解説していきたいと思います。
犯人が怪文書を送ってくる目的
怪文書には意味不明な内容が多く、差出人も不明であるため、送ってくる意図が分からないという人も少なくないと思います。ドラマなどで利用されている「記事の切り抜きで作成した怪文書」などのようなイメージを持っている人もいるかも知れません。
怪文書を送ってくる犯人にはどんな目的があるのでしょうか。
受取人に恨み、嫉妬の感情を持っている
怪文書を送る目的として最も考えられるのが、受取人に対する恨み、嫉妬の感情です。また、こういったネガティブな感情を持っていながら、実際には何もできない人であるという特徴もあります。
表立った行動ができないため、影から相手を精神的に追い詰め、苦しみを与えるという目的で怪文書を作成していることが考えられます。
実際、怪文書は強い精神力を持った人でも、心を病むほどに追い込むことができる悪質な方法の一つで強力な力を持っています。
受取人に対して見えない恐怖を与えて楽しんでいる
怪文書を送ることで、受取人に対して見えない恐怖を与えて楽しんでいる可能性があります。知らない相手から、自分の情報が書かれた手紙が送られてくるのは恐怖を感じるものです。そうした状況を影から見て楽しんでいる可能性が考えられます。
友人や知人が怪文書を送っているということもあり、そうしたケースでは怪文書に怯える姿を楽しむために続けているということもあるようです。
受取人を洗脳しようとしている
怪文書は当人に対する誹謗中傷やデマだけでなく、友人や知人に関する内容が記載されているということも少なくありません。例えば、「友人の〇〇さんは、〇〇と不倫をしている」といった内容を記載して、友人のネガティブイメージを与え、二人の関係性を悪くしたり、味方につけるために洗脳するということも考えられます。
信憑性が低い内容でも、怪文書を使えば「もしかしたらあり得るかもしれない」という思考を持たせることができるため、洗脳のために利用しているということも考えられます。
怪文書が送られてきた時の対策方法
怪文書によって生活に支障が出たり、他の人に迷惑がかかってしまうということも考えられます。また、怪文書は放置するとエスカレートする可能性が高いため、早急に対応するのがポイントになってきます。
ここでは、怪文書が送られた場合の対策方法について見ていきましょう。
怪文書を証拠として保管しておく
怪文書が送られてきた程度では、犯罪行為として立証することは非常に難しく、警察に相談しても対応してもらえないということが考えられます。そのため、怪文書によってどんな被害を受けたのか(精神的苦痛も含め)を明確にするために、送られてきた怪文書は保存しておくようにしましょう。後に警察の捜査や探偵に調査を依頼する際にも有力な証拠として利用することができます。
自宅に送られてくる場合は、監視カメラなどを設置して誰が投函しているのかをチェックするのもいいでしょう。
探偵に犯人特定の調査を依頼する
怪文書は宛先不明であり、証拠になる情報を残さないような配慮をしていることが多いため、個人では犯人を特定することが困難です。また、個人で調査したとしても、それが原因で怪文書がエスカレートしたり、最悪の場合はストーカー行為や別の事件に発展する可能性も否定できません。
事件性が低い場合は警察でも対応してくれない可能性もあります。そこで、探偵に調査を依頼することをお勧めします。
探偵に調査を依頼すれば、保管された証拠類から犯人の特定、行動パターン、犯人の素性など、さまざまな情報を得られる可能性があります。調査結果を元に弁護士や警察へ相談するといった方法も利用できるでしょう。
怪文書に翻弄されない、一人で対処しない
怪文書には誹謗中傷やデマ、時には真実も含まれています。それらの情報に左右されて翻弄されないように気をつけることが大切です。犯人は怪文書によって相手が苦しむのが目的なので、一人で抱え込んだり、対処するような人は格好の餌食となりやすいのです。
まずは家族、弁護士、警察、探偵などに相談をして、今後の対応を考えるようにしてください。
※友人内に犯人がいるということも考えられるため、安易に相談するというのは控えたほうがいいかもしれません。
怪文書が送られないようにするための対策
適切な対処法を行うことで、今後怪文書が届く可能性を下げることは可能です。ここでは、怪文書が届かないようにするために必要な対策を解説していきます。
人に恨み、妬みを持たれるような行動をしない
人は、自分と違うものを持っている人間を妬みがちです。妬みや嫉妬はやがて恨みに変わり、知らない間に逆恨みされて怪文書が届くというケースも少なくありません。普通に生活している限り、嫉妬や妬みを持たれる状況は必ずありますが、余計な行動を取らなければ回避できるケースもあります。
必要以上に恨みや妬みを持たれないよう、注意して生活することで怪文書が届く可能性を下げることができるかもしれません。
常に毅然とした態度を取れる人でいるようにする
犯人は怪文書を送ることによって、受取人に対して精神的苦痛を与えようとしています。その目的に合致してしまうような状況になれば、犯人の思う壺です。自分にとって不都合な状況下でも、毅然とした態度を取ることができれば、怪文書に翻弄されることなく、探偵に調査を依頼する、警察に相談するなど、適切な対応を取ることができます。
また、そうした態度が犯人に対して有効に働き、怪文書を止める可能性を高めることにもなるかもしれません。
まとめ
今回は怪文書が送られてきた時の対策方法について、詳しく解説させていただきました。今回の記事をまとめると以下のようになります。
- 犯人は受取人に精神的苦痛を与えるために怪文書を送っている
- 探偵に調査依頼することで犯人特定につながる可能性がある
- 怪文書に対応するには、本人の生活態度や気持ちが大切
どんなに準備していても、いざ怪文書が届いてしまうと、不安や恐怖に囚われてしまうものです。怪文書が届いても一人で抱え込まず、まずは誰かに相談して今後の対応をしっかりと考えるようにしてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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