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探偵コラム

近所、隣人から怪文書が送られてくる理由と対処法

ゴミ出し、騒音問題、生活状況をめぐる隣人トラブルはさまざまな事件の発端ともなっています。隣人からの嫌がらせによって話し合いや裁判などに発展することも少なくありません。
そんな中、近所や隣人からの嫌がらせの一つとして「怪文書」を使ったものが多いことをみなさんはご存知でしょうか?
今回の記事では、近所や隣人から怪文書が送られてくる理由とその対処法について解説していきたいと思います。

近所から怪文書が送られてくる理由

怪文書といえば、宛先不明で意味不明な内容が書かれているというイメージが強いと思います。しかし、中には明らかに知人でなければ知り得ないような情報を、記載して送ってくるものもあります。素性は知られたくないものの、怒りや恨みといった感情が強い故に出てしまうものなのかもしれません。
ここでは、近所や隣人から怪文書が届く理由について見ていきましょう。

生活音や騒音に対する不満が溜まっている

日本の住宅事情では、一軒家であっても距離が近いことが多く、壁が薄い、防音効果が薄いという理由も相まって、生活音やさまざまな騒音がトラブルの発端になることは少なくありません。アパートであれば、よりシビアな問題と言えるでしょう。
これらの事情を理解している人でも、長期間の騒音に頭を悩ませ、近隣住民とトラブルに発展するというケースはよくあります。最近では大家や保証会社が間に入り、住民トラブルを回避する方法をとっていますが、それでも根本原因がなくならないため、怪文書などで嫌がらせをすることがあるようです。

他の環境への嫉妬、妬み

人間はどうしても人と比べてしまう生き物です。自分が不幸なのに、他の家庭が幸せだったり、お金持ちだったりすると、嫉妬や妬みに囚われてしまいます。特に、近隣住民と日頃付き合いのある人ならば、より実感することになると思います。
こうした嫉妬や妬みといった感情からくる嫌がらせは非常に厄介で、小さな嫌がらせからエスカレートしやすく、怪文書などから始まった嫌がらせが、さらに悪い方向へ変化するということも少なくないようです。

近所の人、隣人に対して恨みがあった

過去に近所の人から傷つけられた、または人格を否定されるような出来事があったために、恨みを持って怪文書を送っているというケースもあります。町内会や自治体の行事がある地域では、町民同士のいざこざが起きやすく、新しく引っ越ししてきた住民に対して冷たい態度を取るということもあるようです。
こうした小さな問題から嫌がらせの怪文書を送るという行動をとることが考えられます。

近所、隣人から怪文書が送られてきた場合の対処法

怪文書は宛先不明であることが多いため、送られてきた時点で恐怖を感じてしまうこともあるかと思いますが、まずは以下の方法で一つ一つ対処して見ましょう。

怪文書の保管

怪文書が送られてきただけでは法的に裁くこともできず、警察でも対応してくれないという可能性が高いです。そのため、まずは送られてきた怪文書を保管し、どういう意味があるのかを考えて見ましょう。怪文書の多くは意味もなく、恨みつらみを記載しているものが多いですが、そういった内容に惑わされることなく冷静に判断することが重要です。
複数の怪文書が送られてきた場合は全てを保管するようにしておきましょう。

探偵に調査を依頼する

探偵に犯人特定の調査を依頼しましょう。調査を依頼する前に、犯人と思われる人物のピックアップと、怪文書と関係のありそうな人物を把握して、調査員に報告すると調査がスムーズになります。
間違っても個人で犯人との直接交渉を行わないようにしてください。場合によって大きな事件に発展する危険性があります。

違法性がありそうなら弁護士、警察に相談する

怪文書によって名誉毀損や侮辱罪などに該当する可能性があるのであれば、弁護士や警察に相談しましょう。事件性の低い内容では警察は動いてくれないので、探偵に証拠を集めてもらい、弁護士に相談した上で警察に相談するという方法を使うと効果的です。

全ての証拠が揃ったら弁護士を通して交渉する

警察にまかせるという方法もありますが、個人でしっかりと決着をつけたいということであれば、弁護士を通して交渉するという方法もあります。慰謝料請求やさまざまな損害賠償請求をする場合には、直接的に交渉する方がスムーズな場合もあります。交渉に応じない場合は警察への相談や裁判などの準備をしておくと良いでしょう。

近所、近隣住民から怪文書を受けた際にやってはいけないこと

怪文書を送っている相手が近所の人間だと分かった場合でもやってはいけないことがいくつかあります。

証拠不十分な状態で犯人扱いしてしまう

近所の方は、そこに住む限り、永続的に関係性を持たなければいけない人物です。そのため、証拠が集まっていないのに憶測で犯人扱いし、話し合いなどを行なってしまうとわだかまりになってしまい、解決後も関係性が修復できないという状況に陥ってしまう可能性があります。
また、こうした問題から新たな近隣トラブルが発生することも多いため、調査段階で犯人を断定する行為は絶対にやめるようにしてください。

当人同士で解決しようとする

近隣の問題は当人同士で解決できると思ってしまうかもしれませんが、トラブルが原因で傷害事件や殺人事件に発展することも十分に考えられます。怪文書を送ってくるということは、「相手に対して何らかの負の感情」を持っているということなので、当人同士で解決するというのはかなり難しいと言えるでしょう。
場合によっては冷静さを失い、悪い方向に動いてしまうこともあるため、第三者を挟んで冷静に話し合える環境を作ることが大切です。

まとめ

今回は近所や近隣の人から怪文書が送らくる理由とその対処法について解説させていただきました。今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • 近所、近隣の人が怪文書を送ってくる理由は十分ある
  • 怪文書が送られてきたら順を追って対応することが大切
  • 証拠不十分で犯人扱いしたり、当人同士での解決は危険

近隣トラブルは非常に難しくシビアな問題で、第三者を挟んでも根本的な解決にならないというケースも少なくありません。怪文書であれば、直接的な接触によるトラブルがない分、穏便に解決する方法も考えられますが、それも対応次第というところです。
怪文書が送られてきても安易な行動を起こさず、冷静に次の対応を考えるようにしてください。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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