友人のような赤の他人に対して素行調査をするのは可能なのか?
素行調査というと一般的には家族や配偶者、恋人などを対象にした案件が多いです。しかし中には友達のことについてリサーチしてほしいと思うこともあるでしょう。友達に対する調査依頼に探偵は対応しているのかどうかについて、ここでは見ていきます。
友達の素行調査は可能か?
通常探偵事務所では、友達の素行調査について対応している場合が多いです。ただし依頼しても当初の目的を達成できるかどうかはケースバイケースになります。
友達の素行調査は珍しくない
友達に対して素行調査を実施することは、決して珍しい案件ではありません。例えば「友だちの様子がどうもおかしいから、何が原因か調べてほしい」とか「お金を貸したけれども一考に返済してもらえないので友達の返済能力を調査したい」「友だちの様子が激変してその親御さんから何があったか調べてほしいといわれたけれども自分にはできないので」といった依頼は見られます。
依頼するかどうかは目的による
素行調査を探偵事務所に依頼する場合、当初の目的が達成できるかどうかをまずは考えましょう。探偵に依頼するとなると、それなりにまとまったお金が必要です。それだけの出費をしただけの見返りがあるかどうかを考えましょう。
例えば「友人の金遣いが荒くなったのはなぜか調べてほしい」と依頼したとします。これは友人の現在の暮らしぶりについての調査が目的です。この場合、どのような結果が出ても当初の目的は達せられます。
一方「友人にお金を貸したけれども一考に返済されないので経済力について調査してほしい」と依頼した場合どうでしょう?たとえ十分返済能力があると調査結果が出たとしても、その証拠を突き付けても友人が返済してくれるとは限りません。この案件だと貸したお金を返してもらうことが最終的な目的でしょう。この目的を達成できるか、探偵に依頼しても保証されません。つまり探偵に依頼して料金を支払った分だけの見返りは期待できないわけです。このように探偵にお金を払うほどの価値のある調査か、慎重に検討してください。
探偵に依頼する前の準備
もし友人の調査を探偵にお願いする場合、事前準備をした方がいいです。事前準備をしておくと、よりスムーズに調査結果が判明するからです。では具体的にどのような準備をすればいいか、以下にまとめました。
友達に関する情報をまとめる
まずは自分の知っているターゲットに関する情報をまとめておきましょう。より多くの情報のあったほうが、探偵も調査がスムーズだからです。例えばほとんど情報がなければ、現在の友だちの居所を突き止めないといけません。ところが相手の住所や勤務先がわかっていれば、現在の居住地などを調べる必要がなくなります。友人の氏名や住所、年齢、勤務先など知りうる情報をまとめて、探偵と面談したときにすぐに答えられるようにしておきましょう。またその友達の交友関係や趣味、し好など一見すると関係ない情報でも探偵にとってはリサーチするにあたって役立つ可能性もあります。ですから出し惜しみせずに知っていることは全部伝えましょう。
ただし情報を提供するにあたって、正確なものだけを伝えてください。よくわからない、もしくはあいまいなところを「おそらくこうだろう」と推測で話すのはNGです。適当なことを言ったために情報が錯綜して、調査が滞る可能性もあるからです。
調査を依頼したきっかけを伝える
探偵にリサーチをお願いするにあたって、何かきっかけがあったはずです。「友だちの様子がどうもおかしい」「お金を貸したけれども返済してくれない」などあるでしょう。調査の目的やきっかけをまとめておくことも大事です。そこからさかのぼって、友達の様子がどうだったのか、友達と最後に会ったのはどのくらい前かなどをまとめておきましょう。
このようにいろいろな情報を提供すると、実際に調査を依頼した場合いくらになるか、探偵事務所は見積書を作成します。見積書を見て、その内容に納得できれば正式に依頼という流れです。費用を提示された場合、いつごろまでに結果が報告されるのか、追加料金が発生することはないか、気になる点については質問しましょう。
赤の他人を依頼することは可能?
友人などの知り合いの素行調査を依頼することは可能です。しかし例えば集合住宅の隣人やよく行くお店の店員など、知り合いではない、知っていてもそこまで深いつながりのない赤の他人に関する素行調査を依頼できるか見ていきましょう。
他人の場合依頼を拒否される可能性も
赤の他人の調査の場合、探偵事務所では断られる可能性も十分あります。その理由は、調査自体が違法なものになってしまう恐れがあるからです。例えば「この人に付いて調べてほしい」といわれた場合、その依頼者がストーカーだったという可能性があります。もしストーキング目的の素行調査をすれば、探偵も違法行為に問われる恐れがあります。
また差別目的の調査を行うことも探偵は拒否します。ターゲットの生まれた地域や国籍、障碍の有無、学歴などの調査の場合、結果に基づき相手が何らかの差別を受ける可能性があります。差別の発生する恐れのある調査も基本的には受理しません。
赤の他人の調査を依頼する際の注意点
もし赤の他人の素行調査をお願いする場合、その目的が妥当で違法性のないことを探偵に納得させる必要があります。赤の他人の調査の中で妥当性のあるものとして、隣人トラブルで嫌がらせを受けている、ストーカーされている場合などです。このような依頼をする場合、実際に嫌がらせを受けている、ストーカーの被害を受けていることの証拠が必要です。証拠を保存して、探偵に相談するときに提出すれば、調査を受けてくれる可能性が高まります。
まとめ
友達の様子がおかしければ、関係の深い親友ほど心配なものです。もし何か気になる友人がいれば、素行調査の依頼を探偵にするのも一つの選択肢です。友達の状況が把握できれば、自分にできることが何か見つかるかもしれません。もし友人関係で気になること、モヤモヤしていることがあれば、探偵に相談するだけしてみましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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