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探偵コラム

横領罪ってどんな罪?懲役刑となった事例は?

皆さんも言葉は何度もテレビやニュースで聞いたことがあると思います。「横領」ですが、一般的には馴染みのない言葉ですよね?身の回りで横領が起こったなんて、あまり聞かないと思いますが、世の中様々な事件が起こっているものです。イメージ的には、人の物や会社の物を取る行為が想像されやすいかもしれないですが、窃盗とはまた違った意味になるようです。

他人の自転車や財布など所有物を盗む行為は、「窃盗」であると、何となく想像もつくと思いますし、それは事実でしょう。ではいったい、「横領」とは何なのでしょうか?今回は、横領について深く調査をしてみましたので、その結果を皆さんと共有しながら、私なりの考察を加えながら解説させて頂こうと思います。

そもそも横領とは?

横領の種類は?

横領にはいくつかの種類があるようです。大きく3つに大別されることが多いようで、①単純横領罪、➁業務上横領罪、③遺失物等横領罪、以上に分けられます。

➀単純横領罪とは、「自己の占有する他人の物を不法に領得」すること、とされています。例えば、知人から借りた自動車を別の知人に無断で売却した場合などが該当するようです。

➁業務上横領罪とは、「業務上の委託信任関係に基づき占有する他人の物を不法に領得すること」とされています。例えば、集金業務に従事している集金人が、会社に集金したお金を戻さずに、個人として着服することです。

③遺失物等横領罪とは、「占有を離れた他人の物を領得すること」です。例えば、道端に落ちていた誰かの財布を拾った際に、そのまま着服した場合などが該当するようです。

窃盗との違いは?

ここで「窃盗」との違いが気になる方もいらっしゃるでしょう。窃盗と横領、同じような意味に聞こえますよね?

調べてみると、窃盗は「委任信託関係が無く、他人の占有にある財物を自分の物にした場合であり、これが窃盗罪となるようです。そして、横領は上記でも詳しく説明しておりますが、自分の占有にある他人の財物を自分の物にした場合、これを横領罪と認定するようです。

これでだいぶスッキリしましたね。簡単に言うと、赤の他人の物を盗めば「窃盗」であり、知人や友人・家族などの物を盗めば「横領」とも考えられますね。ただし、遺失物等横領罪だけは、落ちている財布などが対象ですので、少し解釈が変わります。

大事なポイントですので、整理しておきましょう。

横領罪は懲役刑の対象になる?

遺失物等横領罪だけは別物

横領罪は立派な犯罪です。では、どの程度の罰が課されるのでしょうか?

まず、前提として、「遺失物等横領罪」だけは別物と考えたほうが良いみたいです。この場合、基礎されても罰金で終わるケースが多く、実刑となる可能性は低いことは踏まえておく必要があります。

単純横領罪

次に、単純横領罪ですが、刑法252条で5年以下の懲役と定められています。なんと、「友人の物を借りたまま返さない」ことも含まれているようです。

気軽に他人の物を借りることも億劫になりそうですね。

業務上横領罪

最後に業務上横領罪ですが、横領の中でも最も罪が重く、10年以下の懲役であると刑法253条で定められています。例を挙げると、例えば会社の経理担当が長期間に渡り、繰り返し現金を着服した場合、着服金額が数百万~数千万などと莫大な数字となることもあります。

こういったケースでは、被害弁償が困難となることが多くあるようです。その場合は、初犯であっても実刑を覚悟する必要があるようです。

示談もあり得る

例えば、業務上横領事件であれば、被害者としては金銭が戻れば良いと考える方も一定数いらっしゃるようです。

したがって、横領したお金をすべて弁済できるなど条件付きであれば、起訴される前に示談が成立となれば、不起訴となる可能性も十分考えられます。

しかし、示談の道も険しいことが多く、弁済できないとなれば、親族や知人から弁済するためのお金を工面してもらったり、横領した人が自らの自動車や不動産などの財産を処分することも検討されるようです。

横領事件例

では、ここで実際に横領事件の具体例について説明していきたいと思います。

道路に落ちていた財布を拾い私物化する(遺失物等横領罪)

未成年による事件であったようですが、他人の自転車に勝手に乗り、そのまま持ち去ってしまった容疑で捕まった事例があるようです。この場合は、10万円以下の罰金のみで起訴されることは無かったようです。

しかし、反省の色が全く見られなかったり、複数回に及ぶ逮捕となった場合は非行性が高いと判断され、重い処分に移行した事例もあるようです。

特に未成年による事件数も多いようで、裁判所も個人だけの問題として捉えてはおらず、周囲の友人・交友関係や生活態度まで加味して判決や処分を決定することもあるようです。

預かっていた知人からのお金を無断で使用した(単純横領罪)

知人から100万円ほど預かっていた人が、その知人に無断で100万円を使用してしまったケースです。用途は借金の返済だったようですが、お金を貸した知人が、預けていたお金を返すよう何度催促しても返済されないことから、警察に相談し発覚したものです。

この場合は、「預けていた」という言葉の意味の解釈で争うこともあるほど、どういった意図で相手にお金を預けていたのか、これが非常に重要になるそうです。

しかし、大抵の場合は勝手に使用した時点で、単純横領罪が成立してしまうことが多いそうです。逃げようとしても、上手くはいかないということですね。

証券会社の社員が預金口座のお金を着服(業務上横領罪)

証券会社の取締役・部長として会社の預金口座の管理等の経理業務全般を統括していた会社員が、合計61回にもわたり現金合計約1億6000万円を払い戻して受け取る等して着服した例があります。この例では、執行猶予なしで懲役刑5年が確定しています。

やはり、業務上横領罪は横領罪の中でも罪が重いですね。さらに、複数回にも及び会社のお金を私物化した上、金額も巨額であることから、事件性は必然的に高まったと考えられますね。

まとめ

さて、今回は横領罪について調査した結果に考察を加えながら解説をさせて頂きました。

横領罪にも種類があり、遺失物等横領罪だと罰金のみで済む場合や、業務上横領罪、また、どの横領罪にしても非行性や悪質性が高いものについては、やはり懲役刑が与えられることなどが分かりました。

友人の物を借りたまま返さないなど、私たちの身近に起こり得そうな事案も単純横領罪などという、立派な横領罪として認定されることもあり得るということは常に念頭に置き、用心する必要がありそうですね。

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