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アメリカでは必須?リファレンスチェックを行う事情について解説

アメリカでは転職、就職の選考時にリファレンスチェックを実施することがよくあります。リファレンスチェックとは、選考応募者の前職(現職)に問い合わせ、勤務状況や能力、実績などについて書類選考や面談時のものと相違がないかを確認するものです。

アメリカで転職、就職したいと考えるならもちろんのこと、日本でもアメリカに本社がある企業を目指すなら、この調査のことを知っておいた方がいいでしょう。こちらの記事ではアメリカのリファレンスチェックについて解説します。

アメリカでのリファレンスチェックについて

アメリカの企業で実施されることが多いリファレンスチェックですが、日本国内でも外資系企業、アメリカに本社を持つ企業でも実施されていることがあります。採用選考を受けようと検討しているのであれば、どのような調査なのかをしっかり理解しておいた方がいいです。

実施のタイミングと目的

実施のタイミングとして多いのは、選考の最終段階であると言われます。これは書類選考や面談を経て、好印象を持っている者に対し、内定を出す後押しを求めるという目的の調査だからです。「経歴が怪しいから調べる」というようなネガティブな調査ではなく、「念のため、確認」というような調査になります。

調査方法は2通り

まず応募者が推薦者を指定し、調査を依頼します。ここから2通りの方法があり、一つはリファレンスレターというものです。こちらは推薦者に書類を渡して記入してもらうという調査になります。もう一つは推薦者の連絡先を企業に教え、直接電話やメールなどで連絡を取るというものです。

たまに起こる問題

上記の調査方法などは、アメリカと日本国内の企業間で特に差はありません。しかし、たまに起きてしまう問題があります。それは「バッドリファレンス」「ネガティブリファレンス」と呼ばれるものについてです。推薦者が客観的に見た真実を伝えることは法に触れないからとして、応募者の評価を下げるようなことを伝えてくることがあります。

しかしアメリカの場合、必要以上に応募者のことを中傷すると訴訟問題に発展しかねません。このようなトラブルを恐れて、元社員や現社員の推薦者になること自体を禁止してしまう企業もあるようです。

リファレンスチェック実施前にしておくこと

できることなら転職や就職活動に入る前から、いつどこで調査を受けても問題がないよう準備しておきたいものです。アメリカの企業、アメリカに本社を置く企業などを就職、転職先に選ぼうかと検討しているなら、今のうちにできることをやっておきましょう。やるべきことの具体例をまとめましたので、ぜひ参考になさってください。

日頃の仕事はきっちりと

転職しようかという気持ちが入ってくると、これまでの仕事に身が入らない、モチベーションを保てないという人もいるかもしれません。しかし、そういった気持ちというのは知らず知らずのうちに態度に現れてしまうこともあるのです。すると周囲の上司や同僚はどのように思うでしょうか。少なくても良い印象は持たないことでしょう。

そこでリファレンスチェックの推薦人をお願いしたところで、良い評価がもらえるとは考えにくいです。ですから、転職を考え始めた、転職活動を始めたとしても、普段の仕事は真面目に取り組んでおいた方がいいでしょう。

引継ぎもぬかりなく

日本の企業では退職の1か月前には辞表を提出し、残りの期間を引継ぎにあてるということが一般的であると思います。ところがアメリカでは、辞表を提出してから退職までの期間が2週間しかないというのが一般的なことだそうです。

2週間しかないということで、引き継ぐ側も引き継がれる側もなかなか大変かと思われます。しかし、円満退社できることが1番ですから、気持ちよく次の企業に行くためにも引き継ぎ業務は手を抜かずきっちりやっておきましょう。

人間関係の構築は大切

いざ採用選考の最終段階に辿り着いた時に、推薦人になってくれる人がいないとなっては困ります。普段から職場の人間関係の構築を行っておく必要があるということです。特に直属の上司や同じ部署の同僚に推薦人をお願いするのが一般的ですから、そのあたりの近しい人物との関係は良好にしておきましょう。

ただし、あまりに親しすぎても引き留めに合う、また退職を阻止しようと、ひどい場合にはネガティブリファレンスを出してくるということも、まれではありますが考えられますので、そのあたりは見極めが重要です。

バックグラウンドチェックについても確認

アメリカの企業の採用選考を受けるなら、リファレンスチェックの他にもバックグラウンドチェックについても知っておくことをおすすめします。なぜかというと、全ての企業に当てはまるわけではないのですが、両方のチェックを行うという企業もあるからです。リファレンスチェックでは仕事関係、仕事周りのことを調査しますが、バックグラウンドチェックでは更に応募者本人のことを掘り下げて調査します。

ここで気にしておきたいのは「クレジットスコア」というものです。これは簡単に言いますと個人の信用度を示す数値で、アメリカで生活していく上でとても重要視されます。例えば、クレジットスコアが低いとクレジットカードが作れない、ローンが組めないなど、様々な部分で不便を強いられることになるのです。

クレジットカードの使用年数やカードの発行枚数、ローンの種類や数などでスコアが変動します。普通にカードを使用している分にはスコアが上がっていきますが、ローンなどの支払い忘れなどがありますとスコアが低下しますので注意しましょう。

お金関係のことも調べるというのは日本人にとっては驚くことかもしれません。アメリカでは割と一般的なもののようなので、あらかじめスコアを上げることは意識しておいた方がいいでしょう。

リファレンスチェックの重要性と日本での導入状況

日本ではリファレンスチェックはまだ一般的ではありませんが、外資系企業や一部の国内企業では採用プロセスの一環として実施されることが増えています。リファレンスチェックは、書類や面接だけでは判断できない候補者の実績や人物像を、第三者の視点から確認するための重要なツールです。特に、信頼性や長期的な適性が求められるポジションでは、その重要性が増しています。今後、競争の激しい採用市場において、日本でもこの手法が導入される企業が増える可能性が高いでしょう。

また、既存の文章との整合性を保つため、この見出しを「バックグラウンドチェックについても確認」の直後に追加すると、流れがスムーズです。理由としては、リファレンスチェックの導入がアメリカだけでなく、日本でも徐々に広がりつつある現状を説明する部分が自然に関連するためです。

まとめ

ここまでアメリカのリファレンスチェックについて解説してきました。日本ではまだまだ馴染みの薄いリファレンスチェックですが、アメリカでの採用選考では一般的なものとされています。採用選考の最終段階で行われるものですが、準備だけはできる限りしておいた方がいいです。

アメリカ特有の問題やチェック項目などもありますが、準備が整っていれば過度に不安に思う必要はありません。胸を張って調査を切り抜けましょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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