浮気調査にはできることもあればできないこともある!詳しく解説
浮気調査を依頼するとき、探偵社はできる限り依頼者の気持ちに寄り添った対応をしたいと思っています。しかし、浮気調査はどのようなことでも行えるわけではありません。できることもあれば、できないこともあります。できないことについては、法的に問題のある調査方法であるため、まともな探偵社であれば行いません。浮気調査を依頼するときに、できることとできないことを把握し、法的に問題のない調査を行っているところを選ぶようにしましょう。
探偵業法で認められているか認められていないか
探偵が行う浮気調査をはじめとする各種捜査は、探偵業法で認められている調査なのか、認められていない調査なのかが基本になって進められます。探偵は警察のような権利を認められているわけではないので、法にのっとった範囲でしか調査はできません。なんでも請け負ってくれると勘違いしている人もいますが、そのようなことはないので注意しましょう。
なかには、これらの法を破って調査をしているようなところもあるようです。そのような探偵社に依頼しないようにしましょう。
浮気調査の費用と依頼前に知っておくべきポイント
浮気調査を依頼する際、費用や依頼の流れについて知っておくことは非常に重要です。依頼者が納得した上で調査を進めるためには、調査の内容や料金体系について事前に理解しておく必要があります。ここでは、浮気調査にかかる費用の相場や依頼前に押さえておきたいポイントについて解説します。
浮気調査の料金相場とその内訳
浮気調査にかかる費用は、調査の難易度や期間によって異なりますが、一般的には1時間あたり1万5千円から2万円程度が相場とされています。また、調査員の人数や使用する機材、移動費や宿泊費などが追加されることで、総額はさらに増えることがあります。依頼前には、調査内容と料金の内訳を詳しく確認し、予算に応じた計画を立てることが重要です。
調査員の人数と時間に基づく料金設定
調査員の人数と調査時間が料金に大きく影響します。多くの探偵事務所では、調査員1名につき1時間あたりの料金が設定されており、複数の調査員が必要な場合、その分費用が増加します。また、調査の成功率を高めるために、長時間の張り込みや尾行が必要となる場合もあり、その分料金が高くなることもあります。
経費や追加費用の確認
浮気調査には、調査費用以外にも経費がかかる場合があります。例えば、調査員の移動にかかる交通費や宿泊費、調査に使用する機材のレンタル費用などが挙げられます。これらの経費は事前に確認しておかないと、調査終了後に思わぬ追加費用が発生することがあります。
依頼前に確認すべき探偵事務所の信頼性
浮気調査を依頼する前には、探偵事務所の信頼性を確認することが不可欠です。依頼者のプライバシーを守り、法に則った調査を行う事務所を選ぶことが大切です。
探偵業法に基づいた適正な調査
探偵事務所が探偵業法を遵守しているかどうかを確認することは非常に重要です。2024年4月より施行された新しい規定により、探偵業届出証明書は廃止されました。その代わりに、探偵事務所は営業所の見やすい場所に「標識」を掲示することが義務付けられています。この標識には、届出をした公安委員会の名称などが記載されており、信頼性を確認するための重要な要素となります。
さらに、標識は事業者のウェブサイト上にも掲示され、公衆が簡単に閲覧できるようにする必要があります。これにより、依頼者は事前に探偵事務所の信頼性をオンラインで確認することが可能となります。適正な調査を行う事務所であれば、違法な手段を用いずに調査を進め、トラブルを避けることができます。
探偵事務所を選ぶ際には、これらの標識の掲示を確認し、信頼性を確保することが大切です。標識が掲示されていない場合や、情報が不明瞭な場合は、その事務所に依頼する前に慎重に検討する必要があります。
過去の実績や口コミをチェック
過去の実績や依頼者からの口コミも、探偵事務所の信頼性を測るうえで参考になります。成功事例が多い事務所や、依頼者からの評価が高い事務所を選ぶことで、安心して浮気調査を依頼することができます。
浮気調査としてできること
浮気調査としてできることには限りがあります。思い切った調査ができない印象がありますが、探偵社の多くは可能な限り努力をしてくれます。実際に法にのっとった調査は至ってシンプルなものが多く、依頼する側からすると「これで本当に浮気調査はできるの?」と不安になることもあるかもしれません。しかし、多くの探偵社は法を守りながら、浮気調査で結果を出しています。
張り込み
浮気調査をはじめとする各種調査で欠かせないのが張り込みです。調査には確実にターゲットがいるため、張り込みをして行動を監視する必要があります。何度も張り込みをしていると、行動パターンも掴みやすくなるので、調査もしやすくなります。
ドラマで見るような張り込みは実際行われており、顔がばれないように日によって担当者を変えることもあります。また、複数人で張り込みをすることも多いです。ひとりで担当していると、ターゲットを取り逃がす可能性もありますし、トイレや食事などを済ませることができなくなるためです。
何よりも大事なことはターゲットを取り逃がしてしまうことなので、それを回避するためにさまざまな工夫を行われています。
尾行
尾行も浮気調査には欠かせません。ターゲットが浮気相手と会う可能性がありますし、普段の行動範囲と外れたことを調べることもできます。尾行をする際は、ターゲットがどのように行動するかによって方法が異なります。車の場合もあれば、自転車や徒歩、公共交通機関などによって尾行することもあるため、距離の取り方も難しいでしょう。
ドラマなどで、前の車を追うというようなシーンがありますが、大げさではなくあのような形を想像するといいでしょう。何よりもターゲットにばれないことが最優先されるので、ばれてしまいそうな場合はその日の尾行を取りやめにすることもあります。
探偵はプロの集団ですが、人が行う調査であるため、時として失敗をすることもありますし、思ったようにいかないこともあります。
聞き込み
ターゲットの知人や同僚といった周辺の人に聞き込みを行うこともあります。そこで得られた情報をもとに次の浮気調査に生かしていきます。依頼者から得られた情報だけではなく、この間込みによる情報取集は大事であり、行動パターンや最近の様子などを知ることができます。
聞き込みも上手にやらなければ、ターゲットに話が筒抜けになってしまうこともあるでしょう。上手に聞き込みを行うこともプロの探偵の技量が試されるといってもいいでしょう。
浮気調査としてできないこと
探偵社は浮気調査をするときにどのような方法をとってもいいわけではありません。法を守った方法で調査をしなければならないため、少々窮屈な方法といえるでしょう。一般的には、浮気調査としてできないことの方が圧倒的に多く、探偵業務の大変さがうかがえます。
盗聴器を付ける
盗聴器は大変便利なアイテムです。しかし、盗聴器を使った調査方法はときとして違法であり、まともな探偵社では行っていません。認められている盗聴器の設置とは、依頼者に頼まれて依頼者の自宅に付けるという方法です。
認められていない方法は、上記以外の方法であり、ターゲットの所有物に設置する、浮気相手の所有物に設置するなど、依頼者以外に関する人やものに関して設置する場合となっています。そのため、浮気調査で盗聴器を付ける行為そのものは、基本的に行われないと考えてもよさそうです。
マンションなどに侵入する
勝手に他人のマンションや自宅に侵入するような行為は違法とされています。尾行や張り込みを行う際には、マンションの外で待つのが一般的であり、敷地内を含めて侵入することはできません。
また、最近ではマンションのセキュリティが高いため、防犯カメラが設置されている物件が増えてきました。そのほか、遠隔で防犯カメラを監視していることもあります。違法行為でマンションに侵入した場合は、警察に通報されたり、警備会社が動いたりする可能性もあります。そうなってしまうと、浮気調査どころではありません。
郵便を開封する
ターゲットや浮気相手の郵便を開封することはもちろん違法行為です。最近は、郵便受けも番号ロックが付いているものや、勝手に開けられないようなものを使っている場合が増えてきました。
確かにターゲットや浮気相手に送られてくる郵便にはその人の情報がたくさん詰まっているでしょう。しかし、違法な調査方法を行わないのがまともな探偵社のあるべき姿です。
浮気相手と別れさせるような行動
浮気調査の依頼では、ターゲットと浮気相手をどうにかして別れさせて欲しいと依頼してくる人もいます。気持ちは分かりますが、探偵社では別れさせ屋のようなことはできません。あくまでも、浮気調査を行い、その結果を伝えるのが仕事内容となっています。
別れさせたいと思った場合は、3人で話し合って決めるべきであり、今後のことを決めていきましょう。浮気相手と別れることを望んでいるのであれば、夫婦もしくは恋人同士で話し合うことが必要です。
もし、浮気相手と手を切りそうになければ、結婚しているのであれば離婚という選択肢も出てくるでしょう。その際に、浮気の証拠があれば慰謝料の請求もスムーズです。
まとめ
浮気調査としてできることとできないことがあります。基本的に、探偵が行う調査は探偵業法を守らなければなりません。違法な調査を行う探偵社に依頼するとトラブルに巻き込まれる可能性もあります。浮気調査を依頼するのであれば、探偵業法を守っているところが安心です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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