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探偵コラム

浮気調査は法律的に問題ない?違法になる調査とは

「夫(妻)が浮気をしてるかも・・・」と不安な毎日を過ごしてしまうより、浮気調査を行って「すっきりしたい」と考える人は多いのではないでしょうか。浮気調査の延長線上には「別れる(離婚)」「慰謝料」「裁判」などがあるため、有利な証拠を集めるという点でも重要になりますが、調査方法によっては違法になってしまうこともあります。
そこで、今回の記事では、浮気調査が法律的に問題になってしまうのか、違法になる調査について、解説していきたいと思います。

浮気調査自体は合法

浮気調査には「個人で行う方法」と「探偵、興信所に依頼する方法」があると思います。これらの方法で浮気調査をすることは基本的に合法です。ここでは、浮気調査方法と合法である理由について解説します。

探偵、興信所による浮気調査の特徴

探偵や興信所が行う浮気調査は「探偵業法」を遵守して行われます。探偵業法で許可されている調査方法は「尾行」「張り込み」「聞き込み」調査の三つですが、浮気調査では、「尾行」「張り込み」を主体に調査を行います。

尾行調査

調査対象者を尾行して、その素行から浮気相手の特定、浮気現場の証拠、浮気に関する情報を見つける調査方法です。対象者の行動を監視することになるので、非常に精度の高い証拠を見つけることができます。

張り込み調査

対象者の自宅付近、職場、浮気相手の自宅付近、待ち合わせ場所などに張り込んで、証拠を掴む調査方法です。尾行だけではつかめない証拠や行動パターンを調査することができます。

個人で行う浮気調査

探偵や興信所に依頼せず、個人で行う調査方法であるため、時間や場所を問わず、費用を抑えられるというメリットがあります。ただし、個人調査は探偵調査と違い、「リスクの伴う方法」と言えます。

単独での尾行、張り込み、聞き込みは難しい

恋人や配偶者の尾行、張り込みを行うことは可能ですが、自分の時間を消費する必要があり、休日や自分の時間を削って調査を行う必要があります。また、人によっては会社を休んで調査するということも考えられ、生活に支障が出てしまいます。
また、聞き込み調査では、「共通の知人」から話を聞く機会もあるため、関係性が気まずくなったり、対象者を守るために、知人が嘘をつく可能性もあります。そういった意味で、聞き込みによる証拠の信憑性は低くなる可能性があるといえるでしょう。

スマホを見る方法はリスクがある

恋人のスマホを見て、浮気の証拠をつかむというケースがよくありますが、これは非常に危険な行為の一つです。例え、恋人や配偶者であったとしても、個人情報を勝手に入手する行為は「プライバシーの侵害」や「個人情報保護法」に違反(指紋認証や顔認証を勝手に解除して閲覧していれば、さらに罪を重ねる可能性もある)する可能性があります。
スマホやSNSの情報を勝手に見るなどの方法は決して行わないようにしましょう。

浮気調査が違法になってしまうケース

浮気調査は、探偵業法で認められた調査方法を利用することで「合法的な調査」が可能になります。ただし、探偵業法を遵守したからと言って、違法にならないわけではありません。特定の方法を利用したり、間違った調査方法を行うことで、「違法調査」になってしまうことは十分にあります。

違法調査になってしまう調査方法

以下の場合、尾行、張り込み、聞き込み調査が違法になってしまう可能性があります。

対象者にバレた後の調査続行

浮気調査を行うにあたって「対象者に調査がバレた場合」、即座に調査を中止する必要があります。対象者に調査が発覚しているにもかかわらず、尾行を続けると、「ストーカー行為」として通報されることもあります。
また、バレていない状態でも、過度の尾行や張り込みによって、対象者に不快感を与えれば、「ストーカー行為」や「迷惑行為」として通報されることが考えられます。

張り込みによる不法侵入

自宅や職場を張り込む際に、無許可で敷地内に侵入したり、敷地内で勝手に張り込みを続けると「不法侵入」として通報される可能性があります。

過度の聞き込みによる名誉毀損

明確な証拠を得ていない段階から、過度の聞き込みによって、対象者の職場、友人などに「浮気」の噂が広まってしまい、仕事や私生活に支障が出てしまったなどの場合には、「名誉毀損」で訴えられることも考えられます。

探偵業法を遵守していれば何をしてもいいわけではありません。浮気調査は「法律を守って行う調査」なので、法律を守らなかった時点で、その調査は全て「違法調査」になる可能性があります。

自分で浮気調査は違法リスクが非常に高い

調査のプロが行う浮気調査でも「違法調査」になってしまうリスクがあるわけですが、個人による浮気調査では、そのリスクが大幅に向上してしまいます。違法になってしまうケースを想定していないと、浮気調査によって、自分が訴えられてしまうという可能性も十分にあり得ます。

自分で浮気調査をして違法になってしまうケース

個人で浮気調査を行う際、以下のようなことをすると違法調査になる可能性があります。

  • スマホ、PCのロック解除(指紋認証、顔認証、パスワード解除)による情報収集
  • パスワードを勝手に解除して相手のSNSにログインした
  • 本人に無断でGPS、盗聴器、盗撮機による調査を行った
  • 本人宛の郵便物や荷物などを勝手に開封してチェックした

上記の内容は、プロの探偵調査では決して行わない調査方法ですが、ネットやSNS、友人などからの情報で試してしまう人がいるようです。上記の方法は、プライバシーの侵害に該当する行為なので、絶対に行わないようしましょう。
たとえ、浮気や不倫の疑いがあるとしても、「相手を陥れるような行為」は避けるべきです。明確な証拠を掴みたい場合は、プロの探偵業者に依頼しましょう。

違法にならない浮気調査を行うためには

少しでも確実な証拠を、安全な方法で入手したいなら「プロの探偵(興信所)」や「弁護士」に相談することをお勧めします。自分で行う浮気調査は「違法リスク」や「その他のトラブルリスク」が高いため、自身の人生をもダメにしてしまうことにもなりかねません。ただし、探偵に依頼する場合もいくつかのことに注意する必要があります。

信頼性のある探偵(興信所)に依頼する

探偵業は民間業務であり、「届出」を行うことで誰でも探偵業務を始めることができてしまうため、中には「反社会的勢力」や「悪徳業者」などが運営している場合もあります。浮気調査を依頼する際には、信頼できる探偵であるか、をしっかりと見極めて依頼するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、浮気調査は法律的に問題がないのか、という点について解説させていただきました。正規の方法を使っても、そのときと場合によっては浮気調査が「違法」となってしまうケースはあります。
そういったリスクを減らすためにも、浮気調査は探偵や興信所といったプロの方々に依頼するのが安全と言えるでしょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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