素行調査の結果は報告書にて提示される・その中身は?
素行調査を探偵事務所に依頼すると、一定期間経過したところでその結果がクライアントに報告されます。このとき通常口頭ではなく、報告書という文書で結果が通知されます。ここでは探偵事務所はどのような報告書を作成するのか、詳しく見ていきます。
素行調査の報告書の中身
素行調査を依頼した場合、最終的には報告書が作成され、結果が通知されます。この報告書ですがきちんとした探偵事務所であれば、細かな事柄まで報告されているはずです。
一般的な報告書について
素行調査の報告書ですが、まず基本情報が記載されています。調査の対象になった人物、調査日時、調査開始場所などが記載されています。素行調査の場合、普段のターゲットの行動を尾行してリサーチします。そこでターゲットがどのような行動をしたのか、細かく記載されます。1日ごとに分けて行動の内容について詳細に記載されているはずです。中には分単位まで細かく行動について調査してくれる調査会社もあるほどです。
ただ「このような行動をした」だけでは、適当に報告書を作成していてもおかしくありません。報告の内容を裏付けるような画像も添付して提出されます。わかりやすいように日時の入った写真を提示してくれる探偵事務所もあります。
もし誰かと会っていた場合、その相手がどこの誰なのかについても報告してくれるでしょう。ターゲットだけでなく、ターゲットが接触した人物に関する画像も添付されています。探偵事務所の中には、動画撮影してくれるところもあります。この場合、報告書とは別に動画を焼いたDVDディスクなどを渡してくれる場合もあります。
サンプルをチェックしよう
どのような報告書を作成してくれるのか気になる人もいるでしょう。探偵事務所の中には、素行調査の報告書のサンプルを自社のホームページに掲載している場合があります。こちらをチェックしてみるといいでしょう。必要な調査をきちんとしてくれるのか、見やすいわかりやすい報告書にまとまっているか確認しましょう。
また探偵が撮影した画像や動画は今後裁判沙汰になったときに、証拠として採用される可能性があります。そこで画像や動画が鮮明かどうかも確認しておきましょう。ターゲットやその相手の顔がはっきりわかるか、何をしているかが見て理解できるかチェックしましょう。ただしホームページにアップしているサンプルの場合、画質を落としている場合もあります。その部分も考慮に入れて、調査能力について判断しましょう。
報告書で見る探偵事務所の選び方
探偵事務所を選ぶにあたって、報告書の出来栄えで比較するのも一つの方法です。報告書のどのようなところで比較するか、そのポイントについていくつかピックアップしてみました。
報告書が作成されるまでの期間
調査が終了してから報告書が完成するまでどのくらい時間がかかるかをチェックしましょう。速やかに報告書を作成してくれれば、それだけこちら側も早く対応ができます。主要な探偵事務所のウェブサイトを見てみると、調査終了から1週間以内に作成しているところが多いです。中には最短で調査完了から2日後には報告書を渡せる状態にしているところも見られます。
正式に依頼する前に、報告書はいつ頃出来上がるかについて確認しておきましょう。「案件による」などの曖昧な返事しかしてこない探偵事務所は、時間のかかる恐れがあります。確かに依頼内容によって若干期間も変わってくるかもしれません。調査期間が長ければ、それだけ報告する内容が多くなるので時間もかかります。しかしおおよその期間や一般的な日数があるはずなので、きちんと答えてくれるか確認しておきましょう。
報告の様式
調査結果の報告ですが、郵送もしくは担当者から直接手渡しのいずれかというところが多いでしょう。できれば、手渡しで報告してくれるところがいいです。報告書の内容だけでなく、口頭による補足説明も期待できるからです。また報告書を見てわからない部分や不透明な部分があっても、その場で質問できます。
もし仕事の関係などでなかなか探偵事務所に足を運べないという人もいるでしょう。その場合には郵送で報告書を自宅に送ってもらうことになるでしょう。しかしできることなら、自分で直接受け取りに行った方がいいです。
報告書の内容
報告書の内容についてですが、実際に起きた事実や事柄のみを伝えるシンプルなものが好ましいです。中には主観や予測の含まれた報告書を作成している探偵事務所もあるようです。「~のようだ」「~と思われる」といった表現がしばしばみられる場合、報告書の信ぴょう性が疑われてしまいます。あいまいな表現がなく、キチンと断定しているような内容のものが今後もめて裁判沙汰になった場合でも高い証拠能力があります。
主要な探偵事務所であれば、報告書は裁判に証拠として提出できるような内容になっています。証拠能力のあるしっかりした報告書を作成できるのか、依頼するまでに吟味しておきましょう。
報告書のボリューム
報告書のボリュームがどの程度なのかも、探偵事務所選びのポイントの一つです。ボリュームが多いということは、それだけ細かく調査して詳細に報告してくれていると推測できます。メジャーな探偵事務所が紹介していた報告書を一例にとると、1日当たり20~40ページ程度になるようです。これを目安にして、丁寧な報告書を作成してくれるかどうかチェックしましょう。
もしこのボリュームで1週間素行調査をお願いした場合、100ページを超えるような大作になります。一度にその内容を把握するのは難しいでしょう。そこで時間をかけてしっかりその内容を理解しましょう。後日わからないことがあれば、電話やメールなどで問い合わせできるかも依頼前に確認しておくといいでしょう。
まとめ
探偵が作成した報告書ですが、不倫が原因で離婚する場合裁判までもつれたら証拠として提出できるほどの代物です。それだけの強い能力を持っているので、しっかり作成してくれるような業者に依頼しましょう。大手を中心にサンプルをアップしています。こちらを見て、依頼先を絞り込むのも一考です。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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