問題営業マンを正当な理由で解雇するには素行調査がおすすめ

素行調査を検討している会社の中には、自社の営業マンについて調査したいこともあるのではないでしょうか。自社の営業マンに問題があったとしても、正当な理由でなければ不当解雇だと訴えられてしまうこともあるでしょう。正当な理由を入手したいのであれば、探偵に素行調査を依頼するのがおすすめです。ここでは、素行調査を検討すべき営業マンの特徴、素行調査で判明する内容について解説します。問題営業マンに悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしてください。
素行調査を検討すべき営業マンとは

営業マンは外回りで仕事をすることが多いので、一旦外出してしまえば何をしているかわかりません。すべての営業マンにGPSを所持させることも可能ですが、人員数によっては高額な費用が発生します。素行調査を検討する上で、事前に問題営業マンの特徴を把握しておくことが重要です。素行調査を検討すべき営業マンの特徴は主に3つあります。
- 営業日報の矛盾
- 帰社後の身だしなみ
- スキルアップが見られない
それぞれ説明しますね。
営業日報の矛盾
外回りの営業活動をサボっている営業マンの営業日報は矛盾が生じていることもあります。非効率な訪問ルートや不可解な直行直帰など、説明がつかない内容になっていることもあるでしょう。時系列などを確認した際に矛盾が生じていることもあるので、営業日報はサボり行為の疑わしい判断材料になることもありますよ。
帰社後の身だしなみ
出社後と帰社後の雰囲気が明らかに変わっている場合、問題営業マンは外回りの営業活動をサボっている可能性がありますよ。雰囲気の変化はさまざまですが、「出社時には無かった寝ぐせが付いている」「シャツがシワだらけになっている」などの身だしなみに変化があることがほとんどです。外回りの営業活動をしているような身だしなみでないのであれば、今後の動向を注意した方がいいかもしれません。
スキルアップが見られない
真面目に業務をこなしている営業マンであれば、徐々に営業スキルが身に付いてくるので成績もよくなってくるでしょう。頻繁にサボっている営業マンは営業スキルが身に付かないので、営業成績が悪いことがほとんどです。定期的に同行して確認した際、スキルアップが見られないのであれば問題営業マンの可能性があるでしょう。
素行調査で判明する内容

会社が何の証拠もなく、一方的に問題営業マンを解雇した場合、不当解雇だと訴えられるかもしれません。問題営業マンを正当に解雇するには就業規則の逸脱や不法行為に該当した場合に適用されます。素行調査によって就業規則の逸脱や不法行為が明るみになることがあります。素行調査で判明し得る内容は主に4つです。
- サボり行為
- 他社への社内情報の漏洩
- 反社との関わり
- 経費の架空請求
それぞれ説明しますね。
サボり行為
会社によって営業方法は異なりますが、外回りの営業に従事している社員は終業まで取引先との商談で外出することがほとんどです。サボり行為を行なう社員は外回りで営業活動をせずに、漫画喫茶やパチンコで時間を潰していることもあります。サボり行為によって営業活動に従事されるはずの時間が損失されるので、会社の業績にも影響する行為だといえるでしょう。
他社への社内情報の漏洩
自社製品の製造単価や原料仕入れ単価など、企業経営に関わる重要な情報を知っている社員もいますよね。このような社員が自社の重要な情報を漏洩させることで、企業経営に悪影響を及ぼす可能性もあります。問題営業マンが社内の重要な情報を知っている場合、何らかの理由で他社に社内情報を漏洩させることもあります。他社から金銭や接待の見返りとして、会社の情報を漏洩することもあるでしょう。他社への社内情報の漏洩は重大な契約違反であり、正当な理由で解雇することができるといえます。
反社との関わり
会社が定めるコンプライアンスにおいて、「反社との関わりを持たない」というものがあります。会社に在籍している問題営業マンが反社との関わりがあることで、会社の信用問題にもなってしまうでしょう。反社との関わりは社員自身が暴力団員などではなくても、反社との交友関係や反社と関係がある賭博場への出入りも該当します。
経費の架空請求
経費の水増し請求やカラ出張など、経費の架空請求は横領にもなる不法行為です。経費精算は領収書の提出が必須な場合、水増し請求は難しいですが取引先と共謀して水増し請求することが可能です。水増し分を乗せた見積額を提示してもらい、浮いた金額を飲食代などに充てることで架空請求となります。経費の架空請求は会社への背任行為であり、横領罪に問われる可能性もありますよ。
問題営業マンの素行調査が必要な理由

ここでは、問題営業マンに素行調査が必要な理由を3つ説明します。
- 他の従業員の士気低下の防止
- 情報漏洩による損失防止
- 経費横領の阻止
それぞれ説明しますね。
他の従業員の士気低下の防止
問題営業マンのサボり行為を他の従業員が周知していることで、士気が低下する恐れがあります。サボっているのに同じ給与水準であれば、不満が募る従業員も出てくるでしょう。従業員の不満は士気低下につながることもあり、会社の業績にも影響することがあります。素行調査によって問題営業マンの行動が明るみになることで、他の従業員の士気低下を防ぐことが可能ですよ。
情報漏洩による損失防止
他社にさまざまな情報が漏洩することで、取引機会を損失する恐れがあります。取引先に新製品を売込中であれば、他社に同等品を売り込まれてしまうかもしれません。売込価格が知られていることで、他社に取引を取られることもあるでしょう。素行調査で問題営業マンを正当に解雇することで情報漏洩を防ぎ、経済的損失を防ぐことができます。
経費横領の阻止
問題営業マンが経費を架空請求している場合、経費分は会社の損失になります。素行調査によって問題営業マンの問題行動が判明することで、経費横領を阻止することができます。経費横領を阻止することで、会社の不要な支出削減にもつながるでしょう。
まとめ
会社の問題営業マンを正当な理由で解雇するには、探偵の素行調査がおすすめです。効率的に素行調査を行なうのであれば、問題営業マンの可能性がある人物を絞り込む必要があります。素行調査は営業日報に矛盾が生じており、スキルアップが見られない営業マンに行なうようにしましょう。素行調査によって、サボり行為や他社への情報漏洩などが判明することもあります。問題営業マンに素行調査が必要なのは他の従業員の士気低下を防ぎ、情報漏洩による損失を防ぐためです。素行調査で問題営業マンを特定するだけでなく、会社の損失を防ぐきっかけにもなりますよ。
投稿者プロフィール

- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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