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探偵コラム

社員に対しての素行調査とコンプライアンスの関係性について

現代社会では「コンプライアンス(法令遵守)」が重要視されており、多くの業界でコンプライアンスが求められています。そんな中、企業内でのスキャンダルやコンプライアンス違反を防止するために、社員に対する素行調査を行うケースも増えています。
本記事では、企業内で行われる社員に対しての素行調査とコンプライアンスの関係性について、解説して行きます。

社員に対して素行調査をする理由

素行調査では、対象者の人物像や経歴、普段の素行(趣味、嗜好、交友関係)などを調査することが可能で、企業では入社時に調査するということもあるようです。しかし、実際には就職中の社員に対して素行調査を行うケースがあり、どういった理由で調査を行なっているのか気になるところかと思います。
そこで、ここでは、社員に素行調査を行う理由について見て行きましょう。

問題のある社員の調査

問題のない社員に対して素行調査を行うといったことはほとんどありません。
基本的には、「勤務態度が悪い」「金銭トラブルの可能性」「浮気・不倫によるスキャンダル」といった問題を抱えている社員に対して素行調査を行うケースが多いようです。
正社員の場合、会社に対して大きな損害を与えた場合や、どうしてもやむを得ない場合でない限り、解雇するなどの対応を行うことができないため、トラブルを未然に防ぐために素行調査を行うといった目論見があります。

企業イメージを守る・向上させる目的

現代社会では、「浮気・不倫」といったスキャンダルは一般人であっても非常にイメージの悪い行為として、企業に悪影響を与えるようになっています。また、社員の対人トラブルや金銭トラブルといった問題は、他の企業に対してのイメージダウンにもなるほか、コンプライアンスを守れない企業として企業レベルを下げることにもなりかねません。
そうしたネガティブイメージの排除と、ポジティブイメージの向上を目的として、問題のある社員の素行調査を行うケースが増えています。

社員の素行調査でわかることと注意点

ここでは、社員に対する素行調査でわかることと、調査によって生じる問題点や注意点に関して解説して行きます。

社員に対する素行調査で分かること(メリット)

  • 普段の素行(勤務前、勤務後の行動)
  • 交友関係(職場仲間、友人、反社勢力との関係性)
  • 異性関係(恋人、愛人、浮気等)
  • 金銭状況(借金、ギャンブル癖など)
  • 企業に対する姿勢(勤務態度)
  • 転職・スパイ活動の有無

探偵による素行調査では、尾行、張り込み等で上記の内容を調査することが可能です。調査では、主に「企業に対して問題のある行動がないか」、「コンプライアンス違反を行なっていないか」などをチェックするため、極度に個人情報やプライバシー情報が関わるような部分に感知することはほとんどありません。

素行調査を行うことで発生するデメリット

社員の素行調査をすることによって、以下のようなデメリットが考えられます。

  • 調査が社員にバレてしまう可能性がある(信頼性の失墜)
  • 調査方法によっては「決定的な証拠」にならない
  • 不正行為として調査された社員から訴訟を起こされるリスクがある

企業側からすれば、社員の素行調査をすることで、未然にトラブルを回避することが可能なため、調査を行うメリットは十分にあると考えられますが、社員にとっては「企業に裏切られた」という気持ちを与えてしまうため、逆恨みによる復習を受ける可能性があります。
また、素行調査によって、企業に対する社員からの信頼性を失う可能性もあるため、調査を行うタイミングや調査理由に関しても慎重に検討する必要性があると言えるでしょう。

素行調査を行うことで、「最悪の事態」を回避できる可能性は高まる

勤務態度の悪い社員を放置した結果、「有能な社員が転職してしまう」、「他の社員に悪影響を与え業績が下がった」、「コンプライアンス違反として企業イメージが低下した」などの問題に発展する可能性は十分にあります。
たとえ素行調査によるデメリットが発生した場合でも、最悪の状況を回避できる可能性は高いため、企業にとっては素行調査を行うメリットは十分にあると考えられます。

安全に素行調査を行うなら探偵がおすすめ

企業によっては、社員の素行調査を独自に行なっているところもありますが、さまざまな制約があり、違法行為へのリスクも高いため、あまりお勧めできません。なぜ探偵による調査がお勧めなのか、ここではその理由について解説します。

調査トラブルにおける二次災害を防げる

社員の素行調査では、調査失敗における二次災害により、逆に訴訟を起こされてしまったり、企業イメージを損ねてしまうというケースも少なくありません。調査失敗のリスクを下げ、二次災害を防ぐならばプロである探偵に依頼することは最も有効です。
探偵であれば、法律に基づいた調査方法で、「安心・安全」にしっかりとした調査を行なってくれます。また、万が一調査トラブルが発生した場合でも、依頼者である企業側に被害が及ぶことはなく、探偵と調査対象者の間で解決することが可能です。

企業側は別の問題に注力できる

素行調査は時間と手間、費用のかかる方法です。企業独自で調査を行うことも可能ですが、さまざまなリスクとともに、時間と費用がかかってくるため、場合によっては業務支障が出ることもあるでしょう。
しかし、素行調査を探偵に依頼することで、ほとんどの問題が全て解消するため、本来の業務や企業改善のために時間や労力を使うことが可能になります。

まとめ

今回の記事では、社員の素行調査とコンプライアンスの関係性について解説させていただきました。今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • コンプライアンスに伴い、企業、社員に求められるものが変化している
  • 社員に対する素行調査はネガティブイメージの排除とポジティブイメージの向上が目的
  • 素行調査はプロの探偵に依頼するのがお勧め

素行調査は、個人、企業の場合であっても、時間、費用、ノウハウなどの理由から独自で行うのは難しく、失敗のリスクも高いためあまりお勧めできません。少しでも正確で確実な調査を依頼したい場合は探偵に相談してみるといいでしょう。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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