不良社員を解雇するには？素行調査で解雇理由の証拠を入手するのがおすすめ
さまざまな社員を抱える会社の中には、不良社員について悩んでいることもあるのではないでしょうか。不良社員の問題行動によって、社内外に悪影響を及ぼすこともあるでしょう。不良社員を一方的に解雇することで、不当解雇だと訴えられる可能性があります。度重なるトラブルで不良社員を解雇したいのであれば、素行調査を活用するのがおすすめです。ここでは、不良社員を解雇する効果や解雇するポイントについて解説します。不良社員の解雇に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
不良社員を解雇する効果
不良社員はなんらかの要因で会社に不利益を与える可能性があります。会社の不利益になり得る不良社員を野放しにすることで損失を生み出すだけでなく、トラブルにつながることもあるでしょう。ここでは、不良社員を解雇することで得られる主な効果は3つあります。
- 業務の円滑化
- 経済的損失の防止
- 会社への損害予防
それぞれ説明しますね。
業務の円滑化
不良社員の解雇は組織内の健全化になり、業務の円滑化につながることもあります。不良社員の行動は他の従業員の士気低下になることもあり、業務に悪影響を及ぼしかねません。不良社員がサボっているのに、同じ給与水準では他の従業員の不満も募りますよね。不満が募ることで士気低下につながり、業務に悪影響が出る可能性があります。業務の円滑化を図るためには不良社員を特定し、解雇する必要がありますよ。
経済的損失の防止
不良社員の問題行動の中には経費の架空請求や情報漏洩など、経済的損失につながる行為もあります。これらは健全な企業運営を妨げる行為であり、不良社員を放置することで経営リスクを高める可能性が高いです。不良社員を解雇することで、経済的損失の防止効果を狙えますよ。
会社への損害予防
不良社員の中には悪意のない行為で会社に損害を与えることがあります。悪意のない行為にはさまざまなものがあり、SNSでの発信などが挙げられます。SNSでの発信は多方面に情報が波及することもあり、
想像以上のトラブルを引き起こしかねません。不良社員のモラルによって会社の信用問題に影響し、大きな損害を被ることもあるでしょう。不良社員を特定し解雇することで、会社に与えうる損害を予防することができます。
不良社員を解雇するには
不良社員を解雇するには客観的に合理的な理由があり、社会通念上で解雇相当と認められる理由が必要です。基本的には就業規則に記載されている解雇事由の該当有無によって判断されますが、就業規則が客観的に合理的でなければ解雇事由に該当しません。就業規則が合理的であり、不良社員の行動が解雇事由に該当しているのであれば正当な理由として認められます。正当な理由があったとしても、客観的に証明できる証拠がなければ、解雇することはできません。業務中のサボり行為を指摘しても、証拠がなければ水掛け論になってしまうでしょう。水掛け論にならないようにするには、不良社員が言い逃れられないような証拠を入手しなければなりません。また複数回のサボり行為などは常習性が認められず、解雇することは難しいです。何度も注意喚起や指導をしたにもかかわらず改善されていないことで、解雇事由に該当することがほとんどです。正当な理由で解雇するには常習性が認められ、改善が見られないことを立証できる証拠を入手する必要があります。解雇事由に該当する行為を自認させることで解雇が認めれますが、自認することはほぼありません。不良社員を正当に解雇するには、客観的な解雇事由の証拠を入手することが重要だといえるでしょう。
不良社員を解雇するには素行調査がおすすめ
不良社員を解雇するには解雇相当の理由が必要であり、何より証拠が重要です。解雇相当の理由となる証拠を入手するために自分で調査することで、不良社員にバレてしまいトラブルになる可能性もあります。安全に証拠を入手したいのであれば、探偵に素行調査を依頼するようにしましょう。素行調査は主に3つの調査で不良社員の情報を収集します。
- 尾行
- 聞き込み
- 張り込み
それぞれ説明しますね。
尾行
不良社員を尾行することで、行動パターンや交友関係を把握します。長期間の尾行調査で行動パターンを把握することができるので、慢性的なサボり行為などを把握することが可能です。訓練された探偵が尾行を行なうので、不良社員にバレることはほぼありません。尾行は複数人のチームで行なうので、不良社員を見失うことなく調査を続けることができますよ。
聞き込み
不良社員の周辺人物から聞き込みを行なうことで、さまざまな情報を得ることができます。聞き込む内容によって得られる情報は異なりますが、人間性を知りたい時には有効です。一方的な聞き込みは周辺人物から警戒されてしまい不良社員に調査がバレかねませんが、探偵は独自のノウハウで精度の高い聞き込みを行なえます。さまざまな情報を聞き出すことができる聞き込みは、解雇相当の理由となり得る証拠収集には重要な調査です。
張り込み
尾行時に判明した行きつけのお店や定期的に通う場所を張り込むことになります。張り込み中に他社の人物と密会することもあり、自社製品の情報漏洩をしている可能性があります。張り込みは不良社員にバレないようにするだけでなく、周囲から不審に思われないようにするために建物の死角を利用するのがほとんどです。張り込みによって情報漏洩や不貞行為などの証拠を入手することができますよ。
まとめ
不良社員の解雇で悩んでいる人の中には、不当解雇だと訴えられる可能性を心配する人もいるのではないでしょうか。不良社員を解雇することで業務を円滑化し、経済的損失を防止する効果があります。一夫的な解雇は不当解雇と見なされ、トラブルになることもあるので注意しなければなりません。不良社員の解雇は合理的であり、解雇事由に相当する理由があれば法的に認められます。不良社員を正当に解雇するには、客観的な解雇事由の証拠を入手することが重要です。解雇相当の理由となる証拠を入手するためには素行調査がおすすめです。素行調査は「尾行」「聞き込み」「張り込み」を駆使することで、常習性が認められ、改善が見られないことを立証できる証拠を入手できます。不良社員の解雇に悩んでいるのであれば、まずは探偵に相談するようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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