素行調査は失敗することがある?失敗した場合の返金は可能?
探偵や興信所に調査を依頼する人の大半は、「探偵に調査を依頼すれば確実な証拠が分かる」と思っているかと思います。実はそんなことはありません。プロの調査員であっても「素行調査に失敗」することはあることなのです。
今回の記事では、素行調査が失敗する理由と、失敗してしまった場合の対処法について、詳しく解説していきたいと思います。
プロでも素行調査に失敗することがある
まず、皆さんにお伝えしておきたいのは、プロの探偵業者であっても、「調査に失敗する」可能性が十分にあるということです。一度調査を依頼した方であれば、ご存知かと思いますが、素行調査では「リスクの高い調査」がいくつも存在するため、正確な調査結果を得られないことがあります。
素行調査が失敗してしまう理由
どんな場合に素行調査が失敗してしまうのでしょうか。ここでは実際にあった事案から「失敗理由」をご紹介したいと思います。
- 調査対象者に調査がバレてしまう
失敗理由として一番大きいのが、「調査対象者に調査がバレてしまう」ということです。調査対象者が気づいているのにも関わらず、尾行や張り込みを続けると、「ストーカー行為」とみなされてしまい、警察に通報されることがあります。
また、調査がバレることによって、調査依頼者が特定されることもあり(勘のいい人なら気付く)依頼者と調査対象者の関係性を悪化させる要因にもなりかねません。 - 依頼者の希望した調査結果になっていない
依頼者が希望した調査結果に到達していないにも関わらず、探偵業者側の判断で調査を終了してしまった場合に起こる問題です。こうしたトラブルの多くは、依頼者との意思疎通に欠けていることが原因です。(悪徳業者の可能性もある)特に、浮気や不倫の調査を依頼している人の場合、「確固たる証拠集め」が目的なので、中途半端な調査結果では満足できません。決定的証拠を集めるまで調査を終了させないよう、契約の段階でしっかりと話し合っておくことが重要です。 - 裁判に通用しない調査結果
調査によって得られた調査結果が裁判で通用しないものだったということがあります。これは「弁護士に指摘される」「裁判で証拠として採用されない」などの事象が起きてわかることでもあります。悪徳業者の中には「裁判に使えない証拠」を調査結果として提出するところもあるので、注意が必要です。
失敗に関する要項は契約書に記載される
探偵による調査の失敗は「起こる可能性のある事例」の一つです。そのため、探偵業者では、契約時に失敗時に関する説明や、対応方法を契約書に記載して説明します。以下のような場合であれば、返金対応してくれることもあります。
- 業者側の落ち度で調査が中断された
- 不十分な調査結果だった
これらの場合は、返金対応などに応じてくれる業者もありますが、「依頼者側の落ち度」によって失敗した場合には、基本的に返金などの対応はありません。探偵調査において、依頼者側の行動も非常に重要になってくるので、安易な言動は控えるように注意しておく必要があります。
失敗しない調査依頼をするには
探偵であっても、素行調査に失敗してしまうことはあります。しかし、いくつかの点に注意することで、失敗確率を大幅に下げることも可能です。ここでは、どういった方法を利用することで、失敗を回避できるのかご紹介したいと思います。
成功報酬型の素行調査を依頼する
成功報酬型とは、調査が完了した時点で支払われる方法で、依頼者が調査結果に不満を持っていた場合、業者側に報酬を支払う必要がないというメリットがあります。「調査失敗なのにお金が戻ってこない」というトラブルを回避できるだけでなく、探偵業者の実力も確認できるため、失敗を避ける方法としておすすめです。
返金保証を行なっている探偵業者を選ぶ
「調査失敗時、どのような対応をしてくれるのか?」ということは非常に重要です。ほとんどの探偵業者が返金保証を行なっていますが、内容は異なっていることもあるため、契約書や要項を確認した方が良いでしょう。とはいえ、保証してくれるのは「探偵業者側のミス」に関するものなので、依頼者側の問題に対応してくれる保証はないということを理解しておいてください。
調査失敗すると実際にどんなトラブルがある?
失敗理由と対処法について解説しましたが、ここでは調査失敗による弊害についてご紹介したいと思います。
浮気調査が失敗してしまった場合のトラブル
浮気調査が失敗してしまった場合には以下のようなトラブルが考えられます。
- 浮気の証拠を掴めなかった
- 依頼者が対象者に接触するなどして調査の実態がバレてしまった
- 無駄な調査費用がかかってしまった
探偵側に非がある場合、返金保証やその他のアフターケアで対策をすることが可能ですが、依頼者が輪に非がある場合は、時間とお金を無駄にしてしまうことにもなりかねません。調査自体は探偵が行うものの、依頼者も一緒に調査しているつもりで協力していくことが、調査失敗のリスクを回避する重要な方法となります。
調査失敗しないための対策
どんなにプロフェッショナルな探偵が調査を行っても、依頼者が情報を開示してしまうと、調査は失敗してしまいます。また、浮気や不倫の確実な証拠を掴むためには、「調査対象者にバレない」ことが非常に重要です。バレないためには、探偵だけでなく、依頼者側が相手に悟られないようにするための配慮も必要になります。
「探偵に任せたから大丈夫」ではなく、依頼者自身も、「調査員の一人」という自覚を持って、調査中は言動に気をつけましょう。
※悪徳探偵業者の中には、「違法行為」などを行って調査失敗するところもあるので、依頼する場合は、信頼できる探偵を探してください。
まとめ
今回の記事では、素行調査の失敗について解説させていただきました。プロの探偵業者であっても「調査失敗」の可能性はつきまといます。金銭面でも保証はもちろん、調査失敗にならないためにも、信頼できる探偵を調べるようにしましょう。また、依頼者側も調査がバレてしまうような言動は取らないように気をつけるようにしてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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