素行調査の求人がある?探偵の雇用制度
素行調査といえば、浮気や交友関係の調査、金銭問題やトラブルなどを調べる、探偵業務の基礎とも言える調査方法ですが、その素行調査の求人があるのはご存知ですか?そこで、今回の記事では、素行調査の求人と探偵業務について、詳しく解説していきたいと思います。探偵になり素行調査をしたいと考えている人、必見です。
素行調査の求人を見る前に探偵の業務を知る
探偵の業務は素行調査のみではありません。ですから素行調査という条件だけで求人情報を探すには無理があります。また「どうしても素行調査だけに携わりたい」と思っていることにより就職が難しくなってしまう可能性もあるのです。求人を見る前に探偵(探偵事務所)の業務を理解し、自分の適性と照らし合わせてみましょう。
素行調査の流れ
まずは調査の主な流れについてご紹介します。この流れを知るだけでも、探偵の仕事が調査だけではないということがわかるのです。
- 問い合わせ、相談
- 見積り、契約
- 調査開始
- 報告
こちらが一連の流れです。すべての業務を調査員がするかといえば、そういうことではありません。事務所内に事務員、相談員などがいれば分業します。実際の業務内容に関して、探偵事務所に問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。
調査がない時の業務
素行調査自体も毎日行われるというわけではありません。そのようなときにも業務はあります。先述した「報告」のためには調査報告書の作成が必須です。それと同時に調査中に集めた画像や動画をまとめて依頼主に渡せる状態にしておくという業務もあります。その他にも協会が開く研修に参加することもありますし、他社への応援業務もあるのです。他社の調査を手伝うというと驚かれるかもしれませんが、探偵の世界では横のつながりが強いので珍しいことではありません。このように調査だけしていればいいということはなく大変忙しい仕事なので、求人を見る前に相応の心構えをしておく必要があります。
素行調査の求人に応募するには?
探偵の仕事をしてみたい!と思っても、未経験で採用してくれることは少ないため、なかなか就職することは出来ないですよね。そこで、ここではどうすれば探偵として働けるのか、いくつか紹介したいと思います。
探偵で働くための条件
探偵業務に学歴や職歴は関係ありません。たとえば社会的に問題を起こしている、反社会勢力と繋がりがある、などの問題が無い限り求人に応募することが可能です。ただし、探偵業務は体力と持久力が必要なため、肉体的にも精神的にも強い方が採用されやすくなります。また、探偵業務に役立つ能力やスキルを持っているとさらに良いでしょう。それでは重要視される採用条件を見ていきましょう。
- 人として当たり前の対応ができるか(顧客や同僚とのコミュニケーション)
- 人間的信頼性があるか(過去に問題を起こしていないかなど)
- 真面目に働いてくれるか
- 社会性と礼儀作法を使えるか(敬語、丁寧語など)
以上を見て頂ければわかるとおり、採用条件は一般企業とほとんど同じです。社会人として当たり前のルール、マナーを守れることと、真面目に働くことができれば、誰でも採用される可能性があります。ただし、年齢制限や要普通自動車運転免許など、探偵事務所や興信所ごとに条件を出していることがあるので、入社したいところが決まっているなら必ずチェックしましょう。
採用された後は
調査員として採用されたとしても、いきなり一人で素行調査を行うということはありません。基本的にはベテラン調査員がついており、最初は雑用や補助的な業務が基本となります。これはどの企業でも同じなので、探偵事務所が特別なわけではありません。経験を積んで探偵業務の工程や、ノウハウを学び、経験を積むことができれば、後々一人で素行調査を行うという状況も増えてくるようになるかもしれません。
求人募集先
探偵業務の求人募集は、求人アプリやSNSなどで見る事ができます。なかなか良い募集が見つからない場合は、直接、探偵事務所や興信所のHPにアクセスして、募集要項がないか確認する、または直接問い合わせると良いでしょう。調査員を求人している探偵事務所は数多く存在しているので、「自分の就職条件」よりも、探偵業務の求人条件を優先して応募してみることをおすすめします。
※中には反社会的勢力が運営している探偵事務所も存在するので、応募時には注意するようにしてください。たとえば電話番号が携帯の番号しかないなど、少しでも違和感があるなら応募しないことです。
探偵の求人で気をつけるべきこと
先述したとおり、探偵の応募条件は一般企業とほとんど同じです。ただし、探偵業務は個人情報を取り扱う仕事であるため、応募する際には以下の点に気をつけておく必要があります。
個人情報の取り扱いとコンプライアンス
探偵業務は、依頼者と対象者の個人情報に深く関与する業務であるため、個人情報の取り扱いには細心の注意を払う必要性があります。また、通常と異なる調査方法を行なってしまうと、違法調査になってしまうこともあり、「間違った」では済まされない事態になりかねません。そういった意味では一般企業よりもシビアであり、一つ一つの仕事を確実に行なっていく必要があります。探偵業務に携わることを機会に、法律やコンプライアンスについて勉強しておくと良いかもしれません。
ある程度の能力は必要
学歴や特別なスキルが必要ないからといって、勉強ができなくて良いわけではありません。探偵業務では法的な問題や、社会的なトラブルに対応するための知識や、スキルが必要になる場面も少なくありません。採用されることがあれば、ベテラン社員と一緒に学ぶことができますが、初期の段階で探偵に必要な学力、社会常識、スキルなどを持っていた方が、業務を遂行しやすい状況になります。
まとめ
今回の記事では、探偵事務所で素行調査の求人に応募するための方法について、解説させていただきました。浮気調査や身辺調査が当たり前に行われる世の中で、探偵業は必要とされています。もし興味のある方は、直接探偵事務所に問い合わせてみるのも良いかも知れません。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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