採用候補者が経歴詐称していないかバックグラウンドチェックで調べる
経歴を詐称することは決して許されることではありません。しかし内定をもらいたいという思いで平気で嘘をつく人もいます。基本的に経歴詐称自体は犯罪行為ではないからこそ、対応する側の難しさもあります。詐称をして入社をした人物が思うように働いてくれなかったり、必要とする資格や免許を所持していないために業務に支障が出てしまう危険性もあります。そのような問題が起こる前に経歴詐称していないか判断が求められます。
バックグラウンドチェックで経歴詐称を見抜こう
バックグラウンドチェックは採用候補者がどのような人物なのかその背景を調査するもので、日本語では採用調査・雇用調査などと呼ばれています。バックグラウンドチェックでは様々な採用候補者の情報を知ることができますが、会社にとって候補者の経歴を見て採用するかどうか判断するときに、経歴を詐称されていたら問題になります。この問題を解決するためにバックグラウンドチェックの中に経歴詐称していないかどうかチェックして判断することが求められます。
バックグラウンドチェックの重要性
採用候補者が面接時に嘘をついている可能性もあります。それを見抜けないまま採用して入社後に全く使えない人材だと分かっても、採用した企業の責任もあります。採用するかどうか判断するときに誰も経歴を詐称している人物を入社させたいとは思わないはずです。このような問題が起こる前に採用候補者が嘘の申告をしていないかを確かめるのがバックグラウンドチェックの一番重要なポイントです。
採用する目的は、その人物が企業が必要としている人材であるかどうか判断しなければいけません。採用を予定している人物が経歴を詐称していたら、全く必要としない人物になってしまいます。このような問題を解決するために、バックグラウンドチェックの中でも特に今までの経歴を偽っていないかどうか判断することが求められます。
採用してすぐに解雇するのが難しい
日本では採用後にすぐ解雇するのが法律の観点からとても難しいです。入社後に経歴詐称だと気付いても採用した企業にも責任があると見なされてしまいます。会社にとってマイナスになりますし、職場の雰囲気も悪くなってしまいます。
会社が採用に費やした時間と予算まで無駄になってしまうからこそ、特に入社後の業務に大きく響いてくる経歴詐称は面接の段階で気づかなければいけません。採用候補者が嘘をついているかどうか判断するのはとても難しいからこそ、バックグラウンドチェックをして経歴詐称していないかどうか見抜いてください。
どのような経歴を詐称するのか?
面接に応募してきた人物はどうしても採用してもらいたいという思いで、今までの自分の職歴やスキルをアピールします。自分が持っているもので勝負することができない人が経歴を詐称してしまいます。
経歴詐称はわざとではなく記載ミスで起こるケースもあり判断が難しいところです。例えば学歴や職歴、前職の雇用形態や所有している資格などの記載ミスが多いです。単純な記載ミスであれば入社後に発覚しても大きな問題にならずに済むかもしれません。しかし故意で経歴を詐称するのが問題です。
故意で経歴詐称が行われる悪質なケースとは?
故意で経歴詐称をする人は悪質なケースとして見なされます。詐称されることが多いのが学歴です。留年をしたり浪人したことを隠すために卒業時期をずらしたりして嘘の申告をします。中途採用の場合は前職の職歴を詐称する人もいます。
特に転職が多い人が嘘の記載をするケースが目立ちます。転職が多いと採用に関して不利になってしまうのは事実です。また退職されないか不安になってしまうからです。そのような思いがあって正確に職歴を記載しないと詐称になってしまいます。
入社後に気づいて大きく影響するのが資格や免許の有無を詐称されることです。特に資格が重要視される職場の採用候補者は、本当に取得しているかどうか判断しなければいけません。入社後に資格や免許を所持していないことが発覚しても業務に支障が出て採用した意味が無くなってしまいます。
経歴詐称が発覚するケース
バックグラウンドチェックをすることで採用候補者が経歴を詐称していることが分かるタイミングがあります。特に分かりやすいのが卒業証明書と免許や資格に関する証明書です。これらの証明書に記載されている内容と本人が言っている内容に明らかな食い違いがあれば経歴を詐称している可能性が高いです。
この他にも年金手帳や雇用保険被保険者証で嘘がバレてしまうこともあります。入社時の手続きで嘘が発覚することもありますが、一度採用した人物を簡単に解雇することができないので、必ずバックグラウンドチェックをして経歴詐称していないか判断しなければいけません。
意図しないミスもある
あきらかに自分を良く見せるために経歴詐称する人がいますが、意図しないミスをして詐称を疑われてしまうケースもあります。記載する内容を間違えてしまうという単純ミスですが、これが詐称しているかどうか判断が難しい場合もあります。
詐称を疑われないようにする
単純ミスが経歴詐称を疑われてしまうので、履歴書や職務経歴書は綺麗な字で丁寧に記入してミスが無いように心がけてください。自分の経歴に自信が無い人が嘘をつくことがあります。どうしても経歴に自信が無ければ、違う部分で自分をアピールしてください。
バックグラウンドチェックをすれば全ての事実が分かります。最もやってはいけないのが記載ミスで経歴を詐称していると疑われることです。詐称して入社できたとしても仕事についていけなくて後悔する可能性もあります。そうならないために経歴詐称を疑われないように、自分に自信を持って面接に臨むようにしてください。
まとめ
多くの人は嘘偽りなく本当の自分で面接に合格して入社します。しかし自分に自信が無い人は経歴を詐称して嘘をついて自分を良く見せようとして面接に臨んでしまいます。これを見破るのも面接官や採用担当の重要な任務になります。経歴を詐称しているかどうか判断しかねる場合は、その場で判断せずに確実に真実を知るためにバックグラウンドチェックをして採用するかどうか判断してください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
- 家出・所在調査11月 7, 2024SNSで人を探す方法と注意点
- 浮気調査11月 1, 2024探偵による浮気調査の流れと方法を徹底解説
- 素行調査10月 18, 2024興信所の素行調査料金の相場とは?料金プランと調査能力を見極めるポイント
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで質問して良い内容・質問してはいけない内容とは