反社からの送金要求!騙されない、屈しない、正しい対応とは?
反社というのは暴力団のことだけを指すのではありません。最近よく聞く犯罪といえば「詐欺」がありますが、その詐欺グループのことも反社と呼べるのです。詐欺グループの多くは何かと理由を付けて送金を要求してきます。いつ、誰が被害にあっても不思議ではない今、反社の手口を知っておくことが重要です。そこでこちらの記事では、反社が使う手口から、いざというときの対応について解説します。
反社からの送金要求は詐欺
反社から送金要求されると聞いても、ピンとこないという人も多いのではないでしょうか。それはおそらく、反社がどういうものなのかを詳しく知らないからではないかと思われます。ここでは反社の実態について解説しますので、きちんと理解しておいてください。
反社の実態を知る
反社というのは反社会的勢力を略した言葉です。暴力、威力、詐欺など、あらゆる手段を使って不当な要求を突きつけ、経済的利益を得る集団や個人を指します。暴力団と暴力団の構成員、暴力団が関係あるいは協力している企業、総会屋、暴力団には属さない犯罪集団「半グレ」など、反社の実態は幅広いのです。
反社からの送金要求
不当な送金要求をしてくる反社というのは、詐欺グループ、個人の詐欺師が多いと考えられます。近年、詐欺によりお金をだまし取られる事件が後を絶ちません。「自分は騙されない、大丈夫だ」と思っている人でも騙されてしまうことが多いのが現状です。冷静になれば詐欺だとわかりそうなケースも多いため、反社がよく使う手口を知り、送金要求を断固拒否できるようにする必要があります。
反社が行う送金要求の手口
反社が送金要求のために行う詐欺の手口を知っておくことで、いざというときに自分が騙されそうになっていることに気付くことができます。時が経つにつれ、詐欺の手口は種類を増やしていますが、その中でもよく使われているものを紹介しますので、ぜひ覚えておいてください。
振り込め詐欺
2000年以降、よく聞かれるようになったのが振り込め詐欺です。中でも印象深いのは「オレオレ詐欺」ではないでしょうか。オレオレ詐欺の主なターゲットは高齢者です。その手口は、相手の子供や孫に成りすまして電話をかけ、うまい理由を何とかつけて指定の口座にお金を振り込ませようとしてきます。最近では電話だけでなく、手紙やメールなどを使ったオレオレ詐欺も存在しているようです。
オレオレ詐欺のターゲットは主に高齢者ですが、「架空請求詐欺」は幅広い年代の人をターゲットにしています。こちらは身に覚えのないサービスや商品、契約についての連絡をして、お金を要求するものです。身に覚えがないのだから騙されないだろうと思われるかもしれませんが、架空請求詐欺には騙されやすい仕掛けがあります。それは要求金額が少額で設定していることです。金額が大きいとすぐに詐欺を疑いますが、少額であることにより、「お金さえ払ってしまえば面倒なことがなくなる」と考えて支払ってしまう人もいます。特に、何か少しでも請求内容について思い当たることがあるという場合は騙されてしまうことが多いようです。
インターネットでの詐欺
インターネット環境が必須となった今、被害が多くなっているのがインターネットを通じて行われる詐欺です。たとえば「ワンクリック詐欺」や「フィッシング詐欺」という言葉を聞いたことはないでしょうか。「ワンクリック詐欺」とは、ウェブ上やメール内のURLをクリックすると突然「入会ありがとうございます」や「会員登録が完了しました」などと表示された上、多額のサイト利用料金を請求されるという詐欺です。主にアダルト系や出会い系のサイトを装ったもので、家族などにバレたくないという心理から支払ってしまうということがあります。「フィッシング詐欺」というのは、企業や銀行、クレジットカード会社などを装ってメールを送り、偽のサイトに誘導して個人情報や口座情報などを抜き取る詐欺です。普段からよく利用している企業や銀行などからのメールですと詐欺に引っかかりやすくなります。さらにフィッシング詐欺の恐ろしいところは、詐欺被害にあっていることになかなか気付かないことが多いところです。カードの利用明細を見てやっと気付くということがめずらしくありません。
反社から送金要求があっても慌てない
現在、反社の資金源として一番高額になる行為が詐欺であると言われています。それだけ詐欺の被害にあう人は多くいるということです。毎日のようにニュースで見るような詐欺について、どうしてこれほどまでに騙される人が後を絶たないのか不思議に感じるかと思います。これは何故なのかというと、詐欺の手口がどんどん多様化してきているからなのです。反社は利益を得るために、次から次へと新しい詐欺の手口を実行しています。こちらの記事で紹介した手口以外にも、さまざまな詐欺の手口が出始め、「自分が詐欺にあうなんて」と思っている人でも被害にあってしまうかもしれません。被害を防ぐためにはどんな時でも慌てない冷静さが必要です。巧妙な手口であっても冷静になれば詐欺だと気付ける場合が多くあります。慌ててしまうと事態が悪化してしまうことも考えられるのです。送金要求があったとしても一呼吸おいて、それが本当に必要な送金なのか考えてみましょう。事前に詐欺だと気付いた、もうすでに被害にあっていた場合には、警察や国民生活センターに連絡するようにしてください。
まとめ
反社は詐欺だけを行う人間ではなく、かといって暴力団だけでもありません。自分たちが利益を得るためになら、違法行為もいとわないのが反社です。身に覚えのない送金要求は、大体反社の人間による詐欺行為であると考えられます。オレオレ詐欺や架空請求詐欺、インターネットを使った詐欺など詐欺の手口はさまざまありますが、よくある手口についてはよく覚えておくといいでしょう。不当な送金要求を実際に受けた時に詐欺であると判断できるようになります。しかし、いざというときに慌ててしまうと、やはり詐欺被害にあってしまう可能性が高まりますので、常に冷静でいなければなりません。不当な送金要求には応じず、反社に送金するなどあってはならないことです。詐欺に気付いたらすぐに通報しましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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