浮気問題でなぜ女が悪いといわれるのか?現実はいったいどうなのか?
男性の浮気と女性の浮気を見てみると、女性が悪者になってしまう場合が多いといわれます。もちろん不貞行為は決して許されるものではないですが、男性の浮気の方が比較的認められやすいのはなぜでしょうか?
実際のところ男性の浮気と女性の浮気悪いのはどちら?
男性と女性で浮気のイメージの悪いのは女性というのは男性に限ったことではないようです。女性の間でも男の浮気よりも女の浮気の方が許せないと思っている人は結構いるようです。
男性が女の浮気に対して悪いイメージを持っているのは?
マイナビウーマンというところが男性と女性、質の悪い浮気をするのはどちらか?というアンケートを男性対象に撮りました。すると女性の浮気と答えたのが実に77%を占めました。なぜ8割近くの男性が浮気の場合女が悪いと考えるのか、いくつか理由があるようです。
まずお金の問題です。女性の浮気の場合、それが原因となって離婚となってもお金をとれる可能性があります。例えば財産分与で結婚生活における資産は夫妻半分ずつになります。また子供がいる場合、親権は女性になる可能性が高いです。そうなると養育費などをとられてしまいます。男性の場合、浮気が発覚した場合慰謝料や養育費などでお金を持っていかれるので自業自得かもしれません。ところが女性の場合、浮気をしてもお金をもらえる可能性があるので「タチが悪い」と感じてしまうわけです。
あと「女性の浮気はバレにくい」と思っている男性も多いようです。男性の場合わきが甘かったり、顔や言動に出やすいのでわかり安です。男性からすると「女の嘘」はわかりにくいので悪質と考える人も見られました。
もちろん男性の間でも「男は何度も浮気を繰り返す」や「男の浮気のきっかけで家庭が壊れることが多い」などの理由で、悪質だと考えている人もいます。しかし女の浮気の方が、圧倒的多数で悪質と考えています。
女性も同性の浮気には厳しい
女性はどうかというと、意外と女の浮気の方が悪いと考える人も少なくないようです。その理由としていろいろとありますが、大きいのは女性の浮気に対する考え方の違いです。女性の場合、不倫を汚らわしいものと思っている人が多いです。ですから男女関係なく、不貞を働く人はその時点でアウトと考えているわけです。
また女性の方が感情移入しやすいのも、女性の浮気を悪と考える土台にあります。浮気をされる奥さんや彼女に対して感情移入してしまうので、許せないとなるのでしょう。このような女性からすると、浮気をする女性は「変に自分に自信を持っている」とネガティブに考える人も少なくありません。女性は相手との相性を見極めるにあたって、共感を重視する傾向が見られます。浮気する女性とは共感できない、よって軽蔑の対象になり悪者と見てしまいます。
あと女性は他人の物をとる人が嫌いという方が多いのも、女の浮気が許せないと思う理由の一つです。「別にほかにも男性がいるのになぜわざわざ他人の彼氏をとるのか理解できない」と考える女性は多いです。「そんな女性はたとえ親友でも縁を切る、信用できないから」と思う人もいます。自分の夫や彼氏を周りに略奪されるかもしれないという警戒心を多少なりとも持っているので、女の浮気や不倫に敏感になっている女性は結構多いです。
さらに「女性の浮気は本気」ということが同棲だけに分かっているから、女の浮気が悪いと思う人もいます。男性の場合、遊び感覚で浮気をしている人は結構多いです。カラダ目的で、許せない人もいるかもしれませんが心までは相手に向かっていないのでまだ許せるという人もいます。ところが女の浮気は心メインのケースが多いです。だからこそ怖いと考える女性は多いようです。
浮気は男の甲斐性とは?
男の浮気が何となく許される背景として「浮気は男の甲斐性」という言葉があります。この言葉、いまでも通用しているのでしょうか?
浮気は男の甲斐性の意味
甲斐性とは財力があり、仕事をバリバリこなし周りの人望も厚く、エネルギッシュに活動している人のことを言います。いわゆる「デキる男」のことです。財力も権力もある男性には、女性も寄ってくるでしょう。そして男性に十分な勢力があれば、浮気してもおかしくないという発想がこの言葉の根底にあります。愛人がたとえいたとしても財力があれば、女房子供も養っていけるので奥さんも文句言えないだろうという意味合いもあります。
一方甲斐性がなければ、浮気をするともともと小遣いもないですから相手につぎ込んでお金も底をついてしまいます。しかも女房子供にも十分なお金を与えられないので、浮気がバレれば愛想をつかされて捨てられるのがオチという意味合いも隠されています。
浮気は男の甲斐性の現状は?
「浮気は男の解消」という言葉が古くからあって、聞いたことのある人も多いでしょう。では現状どうなのかというと、この言葉への共感はだいぶ薄れつつあります。女性も社会進出して共働き世帯の家庭が多くなったこと、不景気が長らく続いていることなどが背景にあります。
共働き世帯の場合、家計を支えているのは男性だけではありません。ということは甲斐性のある男性にたとえなりたかったとしてもなれないのが現状です。また不景気が続いているため、日本人の平均年収がどんどん下がっています。若い世代になると正社員として就職するのも昔と比較して決して簡単なことではありません。10~20代になると女性だけでなく男性も「浮気は男の解消」という言葉がピンとこないという人も増えているようです。
まとめ
浮気は女が悪いと考えるのは、男性はある程度分かりますが、女性も同じように考えているのは意外な気がするかもしれません。ただ今後男女の立場はどんどん対等な方向に向かっていくと考えられます。ここで紹介した「浮気は男の解消」という言葉もだんだん通用しなくなりつつあります。女性はもちろんのこと、男性の不貞行為も同じように悪いという共通認識になる可能性は高いです。浮気をすれば、慰謝料を取られたり、自分の家庭崩壊につながったりします。軽はずみに行うべきではないでしょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで質問して良い内容・質問してはいけない内容とは
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックを受けて 内定取り消しになる具体例や対策を解説
- 採用調査3月 6, 2023採用試験でリファレンスチェックを求められた場合断ることは可能?
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで休職がバレるのか?注意点や対策を解説