【浮気と依存の関係性】浮気された場合の対処法

浮気の問題が取り立たされている時、よく耳にするのが「浮気は死んでも治らない」というセリフです。この言葉はあながち間違いではなく、よく的を得た内容だと思います。「浮気は病気」と言われるように、依存と深い関係性があります。
そこで、今回の記事では、浮気と依存の関係性と、浮気をされた場合の適切な対処方法について解説していきたいと思います。
浮気をしてしまう人の心理

浮気は恋人に対して不誠実な行動で、結婚していれば法的に「不貞行為」にあたる問題行動です。しかし、そうと分かっていても浮気をしてしまう人はどういう心理状況なのでしょうか。ここでは浮気をする人の心理を見ていきましょう。
浮気をする理由
浮気をする人は、浮気の先に危険性があるということを知りながら、それでも浮気を行います。それは、その先に得られるものがあるからに他なりません。
複数の異性と肉体関係を持つ
浮気目的の半数以上を占めるのが、異性との「肉体関係」です。恋人や配偶者がいる状況でも、他の異性と肉体関係を持つことで「ドーパミン」が大量に分泌されるため、快感や幸せを多く感じるようになります。一度でもその感覚を覚えてしまうと、わかっていてもまた浮気をしてしまうという状況に陥りやすくなります。
愛情を求めている
家族や親類から愛されていないかった人は、恋人や配偶者に愛を求めるようになります。しかし、求めている愛は「親が与える無償の愛」なので、他人からは与えてもらえるはずもなく、常に愛に飢えた状態となってしまいます。
その結果、他の異性に愛を求めるため、浮気や不倫といった行動を行うようになります。愛に満たされることはないため、本人が自覚しない限り、永遠に浮気のループを繰り返すことになります。
相手を不幸にするため
ごく一部の例ですが、相手の恋人関係や夫婦関係を破綻させるために、あえて浮気をしてトラップを仕掛けるということもあります。浮気相手の恋人、配偶者に対する恨みや妬みなどが原因であることが多く、「逆恨み」から発展する浮気とも言えるかもしれません。
この場合でも、背徳感や刺激などを得ることができるため、簡単に浮気をやめるということはできないと言えるでしょう。
浮気と依存の関係性

浮気(不倫)と依存は大きく関係しています。「魔が差した」などの表現で、間違った行動を謝罪することがありますが、浮気に関しては、「依存性」が大きく関係しているため、こうした表現はあまり適切ではない場合もあります。(男性の浮気は突発性の可能性もある)
浮気を繰り返す人は「セックス依存症」
何度も浮気を繰り返す人は「セックス依存症」の可能性があります。セックス依存症は、ドーパミンの大量分泌によって得られる、「快感や幸福感」がやめられなくなってしまい、浮気を繰り返す症状です。
以下のような症状がある人は、セックス依存症の傾向が考えられます。
誰とでも肉体関係を持てる
セックスは「快楽や幸福」を感じることができる行為であるため、依存症の人は少しでも多くセックスができる環境が欲しいと考えています。その結果、どんな異性とでもセックスできる状況を作っているため、いつでも肉体関係に発展することができ、常に浮気や不倫を行える可能性を持っていると言えます。
性欲がないのにセックスしたい
依存症の人は、セックスに「快感や幸福感」または「愛」を求めているため、動物的な欲求とは違った部分でセックスを求めています。その結果、性欲がない場合でも肉体関係を持つことが出来てしまい、初めて出会った人とその日のうちに関係を持つ、といったことも行ってしまうようです。
異性との肉体関係だけが全てとなっていることも多いため、デートなどせず、ホテルで待ち合わせやセックスだけの関係になる人も多いのが特徴です。
性的衝動を感じると何も手につかない
依存症の人は、セックスの衝動を感じると、仕事やその他のことが手につかなくなり、我慢することもできなくなります。その結果、時間や場所を気にせず、セックスを始めてしまうというような問題があります。こうした症状がある人は、重度のセックス依存症と考えても良いかもしれません。
浮気依存症の人に浮気された場合の対処法

浮気依存は「セックス依存」と密接な関係性を持っているため、通常の解決策だけでは抜本的な解決にはなりません。今後二人の未来をどうするのかを見極め、しっかりとした判断が必要になります。
浮気された場合の有効な対処法
ここでは、浮気をされた場合の対処法をご紹介します。
別れる(離婚)慰謝料請求など
浮気依存は普通に治るものではありません。本人の意思と、心理的なカウンセリングなど、さまざまな対策が必要となります。また、それらの策を講じたとしてもすぐに解決することではなく、長い年月を必要とする場合もあります。
その間、我慢することができない人は「別れる」選択をすることが最も有効な対処方法と言えます。結婚している場合は、探偵に浮気調査を依頼し、弁護士に慰謝料請求の相談などを行うと良いでしょう。
カウンセリングを受け、正式な治療を行う
セックス依存症や浮気依存症は、一種の心の病気です。当人の心にあるわだかまりを解消させ、依存から立ち直るための治療を行いましょう。セックス依存症は、アルコール依存症や、ドラック依存症などと同じように長期的な治療が必要です。
今後も二人で生きていくという考えであるならば、依存症を克服するために治療を行うという方法がオススメです。
浮気依存症だと割り切る
浮気依存症はそのままでは治りません。しかし、そうだと思って諦めることで、いずれ変わることもあるかもしれません。気にしないで生活するのは難しいですが、割り切ってしまうという方法も賢く生きる一つの方法かも知れません。
ただし、浮気依存の人と生活をする場合、「他人に迷惑をかける行為」を行う可能性も高いため、覚悟しておく必要があります。
まとめ
今回の記事では、浮気と依存の関係性について解説させて頂きました。浮気癖とセックス依存症は密接な関係性があるため、何度も浮気や不倫を繰り返す人は「依存症」である可能性を疑った方が良いかも知れません。
いずれの場合も、一人で悩まずに探偵、弁護士、心理カウンセラーなどに相談をして今後の動きを考えてみましょう。