探偵依頼の契約書とは!どんな内容?サインする際の注意点を解説
探偵を依頼する際に交わすのが契約書です。探偵調査には多くの費用がかかるため、慎重にサインしましょう。一般人には仕事内容がよくわからないのが探偵業。しっかり説明を聞いたつもりでも、よく把握できていないままサインしてしまうこともあります。探偵のトラブルで多いと言われているのが契約書です。契約する場合には、どうすればいいのでしょうか。今回は、契約書の内容についての解説とサインする際の注意点をご紹介します。
探偵と交わす契約書とは
探偵に依頼する場合に、依頼者は精神的に疲れていることが多く、解決したいという気持ちが高まります。そのため、意外と契約書の内容については、言われるままサインするなど、あまり考えたことがないという方も少なくありません。しかし、探偵料金のトラブルは契約時に起きると言われています。いつもより念入りにチェックしてください。「成功しなかったのに報酬を支払うことになった」「かからないはずの解約料を請求された」ということも少なくはありません。探偵に依頼する際に必要な契約書について考えてみましょう。
探偵の契約書って何?
探偵に調査を依頼する際には、契約を結ばなくてはなりません。契約書とは、探偵と契約を交わすために必要な書類です。契約を締結する書類には、契約前交付書面(重要事項説明書)と契約後交付書面(調査委任契約書)があります。提示された費用や支払い、調査内容についての確認事項などが明記されており、調査をするにあたっての約束事に同意し承諾をします。探偵業の中には悪徳な業者もあるので、だまされないようにするためにも安易にサインをすることは避けましょう。事前に契約書について把握していれば、内容に信憑性が薄いと思われる部分を見極めることが期待できます。
探偵トラブルで多いのが契約書
探偵は契約書に基づいて調査をし、そして最終的には報酬が発生します。探偵の契約書には、内容が細かく明記されており、サインする前には必ず内容をじっくりと読みチェックすることが必要です。契約書でトラブルに発展する部分は、以下のような内容が明記されていた場合が多いと言われています。
- 失敗・成功の定義がない契約
- 成功しなかった際は一切料金がかからないという完全料金制
- 解約時に発生する調査着手金
失敗や成功の定義がないと、何が成功で何が失敗であるということがわかりません。つまり、調査結果にかかわらず料金を払うことになります。不成功であれば一切料金がかからないということも、経営者側としてはリスクが高く、ありえないと思っていいでしょう。解約時に調査着手金が発生する場合は、契約後まもなく解約を申出しても調査が始まっていると言われれば支払わなくてはなりません。サインする時には注意してください。
契約書の知識を持つことは重要!その内容について
契約時にトラブルとならないためには、契約書についての知識を持つことが必要です。探偵との契約書の内容について解説します。
契約前交付書面(重要事項説明書)
契約前に交付する書類として「重要事項説明書」があります。探偵社側から依頼者に対して、あらかじめ交付して説明をしなければならない書類です。「重要事項説明書」は、個人情報に関する法律の説明や、探偵業務の内容を明記。特に重視したい、依頼者が支払しなければならない金額や支払時期、契約の解除に関する部分が含まれています。
契約後交付書面(調査委任契約書)
探偵業務に関する契約書が「調査委任契約書」です。調査についての目的や期間、内容や費用、解約について、追加料金や違約金などについても明記されている重要な書類です。つまり、依頼者の依頼内容や、探偵がどのようにして何を調べるのかということがこの書類に含まれています。
それぞれの書類の意味を理解しておくことが重要です。これらの書面の扱いは探偵業法にも定められており、取り扱いのない探偵社は、違反をしていることになります。悪徳業者である可能性があることを含んでおきましょう。
契約書にサインする時の注意点
重要事項説明書の注意点は以下のとおりです。
- 費用・支払・解約についての項目を理解する
- 不明な点は質問しはっきりさせておく
- 調査利用目的確認書(誓約書)の内容も必ず読むこと
金銭に関する項目を中心によく理解しておくことが大切です。探偵に支払う金額がいくらなのかしっかりと確認しましょう。記載されていない場合は、のちにトラブルとなる可能性があるので不明点を残して契約をすることは避けてください。また、調査内容についても不十分ではないか確認することで、調査の品質を保つことができます。誓約書に、依頼者が不利になるような項目を載せてサインさせようとする悪徳業者もいるので注意しましょう。
調査依頼契約書の注意点は以下のとおりです。
- 依頼した調査が調査内容とちゃんと一致しているのかを確認する
- 違法行為のある調査内容が記されていないか
- 調査方法と費用算出の仕方を把握する
内容を依頼者がしっかり確認しなければならない最も重要な契約書となります。調査方法と費用については、契約書にサインする前に解決しておけば済むトラブルがほとんどです。依頼した調査内容がちゃんと伝わっているのか、調査内容の中に違法行為がないかが重要なポイントです。違法行為のある調査内容があるのを見逃してサインをすれば、依頼したとみなされ警察に検挙されることもありますので気を付けましょう。
まとめ
こちらの記事では、探偵に調査を依頼する際に交わす契約書の内容や、サインする際の注意点などについて解説しました。トラブルの対策については、依頼するのが精いっぱいでなかなか自分自身でできないこともあるでしょう。特に契約書には、さまざまな内容が明記されているので、その場ですぐ把握するのは難しいことです。そんな時には、契約書について事前に知ることで自分の負担を減らし、慌てず落ち着いてサインすることが期待できます。トラブルを避けたいなら、サインする前にわからないところは遠慮せず、ぜひ専門家である探偵に質問しましょう。全て納得した上で契約することを心がけてください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
最新の投稿
- 家出・所在調査11月 7, 2024SNSで人を探す方法と注意点
- 浮気調査11月 1, 2024探偵による浮気調査の流れと方法を徹底解説
- 素行調査10月 18, 2024興信所の素行調査料金の相場とは?料金プランと調査能力を見極めるポイント
- 採用調査3月 6, 2023リファレンスチェックで質問して良い内容・質問してはいけない内容とは