探偵がチームで調査するのはなぜ?チームワークの重要性とは
探偵が調査をする上で、複数人のチームで行なうことに疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。探偵の調査費用には人件費も含まれるので、複数人で調査を行なうことにより高額になってしまうことがほとんどです。調査費用だけを考慮すると単独で調査をして欲しいとは思いますが、探偵がチームで調査をするのはちゃんとした理由があることをご存知でしょうか?ここでは、探偵が複数人のチームで調査をする理由、チームワークの重要性について解説します。複数人での探偵の調査に疑問を抱いている人は、ぜひ参考にしてください。
探偵がチームで調査する理由
個人探偵でもない限り、ほとんどの探偵事務所では複数人のチームで調査を行なっています。複数人の探偵を調査に割くことで調査費用は高くなりますが、探偵には複数人で調査を行なう理由があります。探偵が複数人で調査を行なう理由は主に3つです。
- 尾行のリスク低減
- 張り込みのリスク低減
- 調査の幅が広がる
それぞれ説明しますね。
尾行のリスク低減
探偵が複数人で尾行を行なうのは、対象者にバレにくくするためです。尾行調査は一定の距離で行なうのがほとんどですが、対象者に接近しなければならない時もあります。尾行調査を1人で行なう場合、接近しなければならない時が何度もあることで怪しまれてしまいます。普段の生活の中で同じ人物と何度も鉢合わせるのは、誰でも不審に思うのではないでしょうか。対象者が不審に感じることで警戒されてしまい、尾行調査を続行することが難しくなります。このような事態を招かないためにも、複数人で入れ替わりながら尾行を行なうことで怪しまれにくくする効果がありますよ。
張り込みのリスク低減
建物の外で張り込み調査を行なう際、複数の出入り口がある建物を1人で張り込むのは難しいですよね。張り込みは建物の出入口を見張ることが多く、長時間にも及ぶことがあります。複数の出入口がある建物を1人で張り込む場合、対象者を見失ってしまうリスクが高いです。対象者を見失うことで、張り込み調査を中断し、余計に調査期間を要する必要があります。このような状況にならないために、複数人の探偵で張り込みを行なうことで、複数の出入口がある建物にも対応することが可能です。複数人のチームで張り込みを行なうことで、対象者を見失うリスクを抑えられるでしょう。
調査の幅が広がる
探偵の調査は多岐に渡っており、浮気調査や素行調査など大掛かりな調査もあります。大掛かりな調査では移動距離が増えやすく、調査に必要な人数も増やさなければなりません。時間をかければ1つ1つの調査をこなすことは可能ですが時間がかかり過ぎてしまい、入手したい情報が得られなくリスクがあります。情報を入手するのに時間がかかることを考慮すると、1人では引き受けられる調査に限りがあるといえるでしょう。調査に対して複数人の人数を割くことで引き受けられる調査が増えるので、調査の幅が広がりますよ。
調査における探偵の適切な人数
探偵が引き受ける調査にはさまざまなものがあり、1人でも可能な調査から複数人必要な調査もあります。探偵が引き受ける調査において適切な人数は、調査内容だけでなく対象者の移動方法や場所によって変わります。都会は公共交通機関が発達しており、人流も多いので2~4人が適切な人数です。地方は車や自転車での移動が多くなりますが、人流が都会ほど多くないので2~3人が適切な人数だといえるでしょう。
チームワークが重要な理由
1人でも可能な調査はありますが、複数人のチームの方が効率的だといえます。複数人のチームで調査を行なう上で円滑に調査を行なうためにはチームワークが重要です。調査を複数人のチームで行なう上で、チームワークが重要な理由は3つあります。
- 業務の分業化
- 情報収集の効率化
- 業務交代による疲労軽減
それぞれ説明しますね。
業務の分業化
探偵の調査は探偵業法で定められている「尾行」「張り込み」「聞き込み」の3種類であり、それぞれを分業することで早期に必要な情報が得られます。1人ですべての業務を行なうのは時間がかかりますが、複数人であれば並行して業務を行なえます。調査業務に時間がかかることで調査費用が高額になるだけでなく、対象者が証拠隠滅を図る可能性もあるでしょう。業務の分業化を進めるために、チームワークは必要だといえますよ。
情報収集の効率化
探偵が作成する調査報告書は対象者の行動を鮮明に記録する必要があります。立ち寄ったお店や出会った人物など、尾行している間の行動を追うように撮影しなければなりません。調査報告書の内容を充実させるために、尾行中は頻繁に撮影する必要があります。複数人のチームで尾行をすることでさまざまなアングルから撮影でき、重要な場面での撮影も失敗しにくくなるので情報収集の点で効率的だといえるでしょう。多くの情報を集めることで依頼者も満足しやすくなるので、効率的に情報収集が可能な複数人のチームは重要だといえるでしょう。
業務交代による疲労軽減
尾行や張り込みは長時間にも及ぶことがありますが、複数人のチームであれば交代しながら調査を行なえます。長時間の調査であっても交代しながらであれば、身体を休ませることが可能です。疲れが溜まることで集中力が持続しにくくなります。調査業務は体力・忍耐力が必要になるので、1人での調査は想像以上に疲弊しやすいといえるでしょう。疲弊し集中力が切れてしまうことで、対象者に調査がバレるリスクが高まります。証拠入手のためには集中力持続が必要であり、調査業務を交代しながら疲労軽減できる点でチームワークは重要ですよ。
まとめ
探偵は尾行や張り込みで対象者を見失わないために複数人のチームで調査業務を行なうことが多いです。浮気調査や素行調査は対象者の移動範囲も広くなりやすいので、複数人のチームで調査を置こうなうことで効率的に情報収集することができます。探偵の調査内容は多岐に渡っており、都会や地方では適切な人数が異なります。都会では2~4人、地方では2~3人が適切な人数だといえるでしょう。探偵にとってチームワークは「業務の分業化」「情報収集の効率化」の点で重要だといえます。尾行や張り込みは長時間に及ぶこともあり、交代しながら調査をすることで疲労軽減にもなりますよ。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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