怪文書が届いたら捨てないで！証拠集めと犯人特定について解説
会社や自宅に届くことがある怪文書には、事実でないことや誹謗中傷、意味のわからないことが書かれていたりします。内容にかかわらず、差出人不明の文書が届くこと自体がなんだか気持ち悪いと感じるものです。しかし、気持ちが悪いからとその場で捨ててしまうのはよくありません。怪文書が届いたら証拠を集めて犯人を特定することが重要です。こちらの記事では怪文書の証拠集めから犯人特定、問題の解決に至るまでの詳細を解説します。
怪文書の証拠集めと犯人特定の重要性
怪文書を受け取ったときにやってしまいがちな行動としては、「すぐに捨ててしまう」「知らぬふりをして放置してしまう」ではないでしょうか。これらはやってはいけないことなのです。怪文書をなかったことにしたところで、再度送られてくるかもしれませんし、ますます文書の数を増やしてくることも考えられます。または怪文書以外の嫌がらせをしてくるようになるかもしれません。さらにエスカレートして身に危険が迫るようなことをされる恐れもあります。そうなってからでは遅いので、大事になる前に証拠を集めて犯人を特定し、早めに問題を解決すべきなのです。
警察にも被害届を出しておく
犯人がどのような動きをしているかわからない状態では、日常生活にも支障をきたすようになってきます。怪文書の内容によっては侮辱罪、名誉棄損罪、脅迫罪などにあたりますので、警察には相談しておく方がいいでしょう。証拠が出そろっていない、緊急性が感じられないと判断された場合には、残念ながら被害届が受理されない可能性があります。それでもパトロールの回数を増やす、アドバイスをくれるくらいのことは期待できます。警察に相談している旨が犯人に知られることで抑止力となる可能性もありますし、犯人に新たな動きがみられた際にもすぐに連携が取れるのです。証拠が出そろう前、犯人の特定ができる前の段階であっても、とりあえず警察には一度相談しましょう。確実な証拠が出そろい、犯人の目星もついている状況になったら再び警察に報告することで解決はすぐそこです。証拠を集めること、犯人特定は警察に動いてもらうためにも重要ということになります。
怪文書はそれ自体が重要な証拠
怪文書はただの気持ち悪い文書ではありません。そこには怪文書を送った犯人の情報がいくつも残されているのです。文書の場合でしたら、筆跡、指紋、郵送の場合は消印、さらには紙の質、ペンやプリンターのインクに至るまで全てが証拠になります。ですから絶対に捨てずにとっておいてください。保管状態にも気を遣うようにしましょう。なるべく素手で触らないよう手袋を着用して扱い、ビニール袋などを用いて保管します。また原本はあらかじめコピーを取っておくことがおすすめです。怪文書は証拠ですので、調査をする際に提出もしくは提示を求められることがあります。コピーがあれば原本の保存状態をそのままにできて安心です。
証拠として扱われるもの
怪文書の問題を解決するために有効な証拠をまとめると、以下のようになります。
- ポスト等に文書を投函している犯人の写真または動画
- 文書に付着した指紋と犯人の指紋を照合した結果
- 文書の筆跡と犯人の筆跡を照合した結果
証拠というのは「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」と、事細かに、そして明確にわかるものでなければ証拠として認められません。証拠を集めるには、特別な技術や多くの労力、専門的な知識も必要です。たとえば心当たりがあったとしても、推測だけで犯人を特定することはとても危険なので行わないようにしてください。関係ない人を巻き込んでしまうことや、名誉棄損で訴えられてしまうなど余計なトラブルを引き起こしかねません。
怪文書の証拠を集める方法
怪文書問題解決のため、証拠集めと犯人の特定がいかに重要であるかをお話ししました。そして大切な証拠を集める方法なのですが、先ほども少し触れた通り技術や労力、専門的な知識まで必要になるため、専門家に任せるのがいいでしょう。ここで一番いい方法は、探偵に相談することです。
探偵は調査のプロ
探偵が行う調査の基本は尾行、聞き込み、張り込みです。聞き込みや張り込みで得た情報から犯人の目星をつけ、尾行で証拠を追います。ポイントをおさえた情報収集、気付かれずに自然な尾行、特別な機材での撮影など、素人には真似のできない調査です。全く心当たりがないという場合にも探偵のノウハウで手がかりをつかんでいきます。
専門的な調査について
怪文書に関する調査において、専門的な調査もあります。それは筆跡、指紋、文書鑑定です。筆跡鑑定は直筆の怪文書である場合に行われ、文字のくせなどで犯人のものと照合します。指紋鑑定は文書から指紋を採取、犯人のものと照合するものです。文書鑑定は筆跡鑑定とともに行われることが多いもので、使用されている紙の質やインクなどを分析、識別します。これらの鑑定は専門的な分野ですので、行っていない探偵事務所もあります。外部に依頼して結果を渡してくれるという探偵事務所もありますので、事前に問い合わせてみるといいでしょう。
まずは落ち着くことが大切
多くの探偵事務所で無料相談を受け付けています。相談だけでもいいのでしてみると落ち着くかと思います。探偵事務所まで足を運ばずとも、電話やメールで相談に乗ってくれるところもあるのです。何かと落ち着かない場合には、まずは話してみるというのもいいでしょう。
まとめ
怪文書を突然受け取ったことにより、パニックになってしまうことや冷静さを欠いてしまうことがあるかと思います。頭に血が上って、どうにか自分で証拠を掴んで犯人を懲らしめてやろうという気持ちにもなるかもしれません。怪文書を破り捨ててなかったことにしようとする人もいるでしょう。しかしまずは落ち着くことが大切です。一番いい方法は、証拠集めと犯人特定をしっかりすることなので、まずは警察に連絡、探偵に相談など、専門家やプロを頼りましょう。とにかく証拠集めと犯人特定が重要です。その過程もプロに頼むことで素早い解決が期待できます。一人で頑張ろうとせず、プロに相談し、なるべく早く平穏な日常を取り戻せるようにしましょう。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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