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探偵コラム

告発文?!怪文書が届いたときの対処法とは?

突然、怪文書が会社や自宅に送られてきたとき、慌てたり、不安になったり、恐怖を感じるものです。
怪文書が届いたからといって、冷静な判断力を失ってしまうと正しい対応ができなくなってしまいます。
ここでは、怪文書などの嫌がらせの文章が、届いた時の対処法と解決策を解説いたします。

怪文書について

怪文書(かいぶんしょ)とは、信用性が曖昧な状態、発行元が不明な状態で、世間に出回る匿名文書を指します。
誰が書いたのかも分からず、その内容の真偽すら判断できずに、噂となってしまう場合もあります。
団体・組織や個人について書かれた誹謗中傷、もしくは一方的な主張を述べているのも特徴です。
怪文書は、内容の根拠は不明だとしても、ときに読んだ人の心を掴み、影響を及ぼすことが問題視されています。

怪文書の特徴

  • 信頼性に欠ける
  • 匿名の文書
  • 誹謗中傷や一方的な主張を述べた内容
  • パソコンで書かれる、もしくは新聞や雑誌の切り貼りした文書

書き手の心理

一概に、書き手の性格だけでは語りきれませんが、怪文書を書くことで攻撃する様子から、怒りっぽく攻撃的な特徴を持っている人物であることが予想されます。
書き手は、相手から挑発されたり、自分にとって不利益となるような状況を作っている相手(扇動因の存在)に対して、それを受け止める心の余裕がない状態(自己制御資源の乏しさ)から、怪文書のような攻撃行動を取るようです。

拡散性

怪文書は、「絶対真実」でもなければ、「絶対うそ」とも言えない内容のものもあります。
さらに、攻撃対象(団体)と近しい関係でしか知りえない情報内容が、盛り込まれていたりもします。
怪文書の拡散性を、うわさの伝達メカニズムから考えると、怪文書が広まるかは「問題の重要性」と「状況の曖昧さ」に深く関係しています。

災害時のデマが広がるメカニズム

大きな災害や社会の混乱時には、多様な流言が流れます。
流言は正確な情報が欠落した状況下では、人々に誤った情報を与え、更なる混乱を生み出すものとなり、ネガティブな社会現象として捉えられることが多いものです。
1947年にオルポート(Allport,G.W.)とポストマン(Postman,L.)という心理学者が、こうしたメカニズムを公式に基づき提示しています。
「流言の拡散の公式(Rumor(うわさ)=Importance(重要性)× Ambiguity(曖昧さ))」に、人々の不安を掛け合わせることにより、表されています。
オルポートとポストマンは『デマの心理学The Psychology of Rumor』において、流言を「正確さを証明することのできる具体的なデータがないもので、次々に人々の間に言いふらされ、信じられてゆく、出来事に関する命題」であると述べています。
流言の特質として、

  1. 伝えられる内容が真実かどうか検証されていない情報であり、結果は正しいこともあれば誤りもある。
  2. 伝えられる内容は、伝達者にとって信じられているもので、伝達者は、意図的に「うそ」を伝えているのではない。
  3. パーソナル・コミュニケーション(個人間のコミュニケーション)によって伝えられるもの。

災害時には、善意による拡散は、他人を愛したい、助けたいという心理の結果として現れやすいものです。
また、危機的状況(被災)に陥ると、「情報に対する欲求と伝達欲求の相乗」という心理効果も生じます。
これは、収集した情報は信じたい、そして、その情報を教えてあげたい、助けたいと考える心理です。
そして、怪文書の内容が身近で、かつ重要であればあるほど、加速度的に広まります。
口コミや会話で内容が広まる場合、書かれた内容が短くなり、インパクトの強い言葉だけが残りやすい傾向があります。
当初の内容とは、異なるものに変容する可能性も秘めています。

怪文書の送り主を突き止める

怪文書で嫌な気持ちになれば、冷静にその内容を確認することも難しいものです。
しかし、問題を解決したいと考えれば、冷静に内容を把握し、執筆者は何に対して不満を持っているのかを認識することが大切です。
そして、探偵や弁護士などの専門家への相談も検討する必要があります。
また、筆跡鑑定を依頼するケースもあります。
疑わしい人物と対照資料が入手可能な場合においては、鑑定が可能です。

筆跡鑑定とは

人が行動する上で個性が存在するように、筆跡にも個性が存在します。
そして、筆跡に現れる「行動個性」を「書字行動」と呼び、これを識別したものが筆跡鑑定です。
筆跡鑑定とは、複数の筆跡を相互に比較しながらそれらの筆跡が同一人であるか否かを識別するものです。
原則としては、原本を比較して字体と書体の同じ文字が存在するものみていきます。
コピーは原本に比べ情報が少ないので、原本に代わるものにはなり得ません。
文書鑑定で扱う資料は、遺言書、契約書、委任状、領収書、署名等の共通性があるか否か、またどのような方法で作成されたものか、元の文書を組成しているものは何か、希少性・恒常性の有無などの様々な観点からみていきます。

筆跡鑑定のポイント

筆跡鑑定では、「調べたい筆跡」と「対照する筆跡」が「同じ文字」であることが重要ポイントです。
同じ文字がない場合は、漢字であれば偏や旁で同じものを観察したり、平仮名であれば「ね」「れ」「わ」のように書き方の一部が同様の文字を使い鑑定します。

【個人内変動の観察】

個人内変動とは、文字を書くたびに筆跡に微妙な変化が起こることを言います。
人が文字を書くとき、手指の筋力を使います。
人は機械とは違い、いつも同じ動作をすることはできません。
その微妙な変化が生じてしまいますので、全く同じ文字を書くことはできないと考えられています。
筆跡を鑑定する際には、筆跡のどの部分に個人内変動が出ているのかを調べます。

【経年変化の観察】

経年変化とは、同じ人でも歳を重ねるごとに筆跡が変化することを言います。
自分が幼い頃に書いた文章は、現在の筆跡とは全く異なります。
成長の過程で、文字の書く機会を重ねて上達したことが考えられます。
成人してからの筆跡は、「筆跡の安定期」に入り、あまり変化はみられません。
更に、年を重ね高齢になるにつれ、筋力や認識能力が低下し筆跡が変わることも想定されます。
自分の両親や祖父母の筆跡からも、変化が伺えるでしょう。
筆跡を鑑定する際、対照資料の経年変化を加味した上で、鑑定資料の執筆時期の乖離等を確認しておく必要があります。

【常同性の観察】

筆跡の中に表れる書き方の「癖」を「常同性」と言います。
他人の文字を見て、「これはあの人の字だ」と直感することがありますが、これは無意識的に他人の筆跡の「常同性」を認識しているといえます。
筆跡鑑定の際には、筆跡に存在する常同性を見つけ、前後の点画との関連性を見極めていきます。
これらの要素が、鑑定資料と対照資料の異同判定の材料となります。

まとめ

怪文書の筆跡鑑定では、白黒をつけることも重要ですが、冤罪を作らないことも視野に入れて対象者を選びたいものです。
執筆の疑わしい人物の筆跡資料を集める場合、怪文書が告発文などであれば、対照資料も文章が望ましいです。
怪文書の鑑定は、難易度が高く、対照資料の選別が重要になります。
資料の精度によって、鑑定結果が変わってくる危険性もあります。
身体や財産等に害を及ぼす内容の怪文書の場合には、速やかに警察へ届け出しましょう。

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