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探偵コラム

怪文書でPTSDを発症するのはどのようなケース?詳しく解説します

怪文書というものをご存じですが?誰がどのように書いたのか分からない文書のことであり、見た人を不安にさせるような内容が書かれているケースが多いです。特定の人物に向けて書かれるものもあるため、それを見た人に悪影響を及ぼす可能性があります。今回は怪文書の特徴について解説し、PTSDを発症するケースについて説明していきます。

怪文書の特徴とは

怪文書は作成した人物も分からず、内容も不気味なもの、不安を煽るようなものになっています。新聞や雑誌、自分で印刷した文字を切り取って文章を作成したり、デジタル化した文章で書かれていたりと、様々な形式があります。ストーカーから送られてきた一方的な好意の手紙であったり、特定の団体・人物を批判または誹謗中傷するようなものだったり、事件の犯行予告だったり、内容は多種多様です。

自分の名前は一切名乗らない、または架空の人物を名乗って怪文書を作成します。有名な企業の社長やみんなが知っているような芸能人の暴露などを行うケースもあります。書かれている内容の真偽自体を問うというよりは、怪文書を出回らせることによって世間の人々を混乱・困惑させる目的があることも。いわゆる愉快犯の犯行に使われるのです。

例え書かれている内容が嘘であっても、それを嘘と立証するのはとても難しいことです。選挙前など議員にとって大事な時期にネガティブなイメージを植え付けるような怪文書が出回ると、選挙の結果に影響を及ぼす可能性も0ではありません。そういった暴露をする人は、相手に何らかの恨みを持っていたり、単に自分が楽しむためだったりと、様々な目的で怪文書を作成します。中には虚偽の情報を広め、関係者を混乱させるようなものもあります。

怪文書は罪に問われる?

嘘の文章であれば罪に問われないと思うかもしれませんが、怪文書によって特定の人物を誹謗中傷したり印象を下げるようなことを書いて広めたりすると、侮辱罪や名誉棄損罪に当たります。また、特定の人物しか知り得ないような情報を公開してしまうと、プライバシーや情報管理の観点から罪に問われるケースも考えられます。

実際の事件に関係するものも

かつて世間を恐怖の底に叩き落した松本サリン事件でも、「サリンの首謀者はオウム真理教である」といった文書が出回りました。当初はそれこそただの怪文書扱いを受けていましたが、調査を続けるうちにオウム真理教の周囲からサリンの残留物が発見されるなど、両者の関係性について注目を集めるきっかけになりました。「ただの怪文書だから」と無視できないパターンもあるということです。

怪文書でPTSDを発症するケースもある

PTSDとは心的外傷後ストレス障害のことであり、とある恐怖体験後に自分の意思とは無関係にそのことを思い出し、日常の生活に支障をきたす状態のことです。その恐怖体験を少しでも思い出させるような出来事が起きるたびに、不安や緊張状態に苛まれ、大きなストレスがかかったり他のことが手につかなくなってしまったりするのです。

執拗に届く怪文書や、身に覚えのない情報を拡散され周囲の人物から疑い・非難の目を向けられることに耐えられなくなってしまい、PTSDを発症する可能性があります。文字が印刷された紙を見たり通常のメールが届いたりするだけで強いストレスを感じ、どんどん精神的に追い詰められていきます。時間が経過するにつれて少しずつ克服できるケースもありますが、長期間悩まされることで無気力状態になり、うつ病の発症に繋がるという事例も。

探偵は怪文書の差出人調査を実施している

実際に危害を加える予告をされた、誹謗中傷文書を自分だけでなく近所や会社など周囲の人物にもばら撒かれた際には、警察に相談して解決へと動いてもらう必要があります。ただ、意味不明な文章で相手が意図する部分が分からない場合、警察は事件性がないと判断して動いてくれないかもしれません。しかし、解決しなければずっと怪文書が届き続ける可能性もあり、受取人への負担が大きくなってしまうでしょう。

そこで、怪文書の差出人を調査するために探偵に依頼することをおすすめします。まず、届いた怪文書は捨てずにきちんと保管してください。不気味に感じて目に入れたくない、触りたくないと思う気持ちは分かります。しかし、紙質やインク、筆跡、文書の作成に使われた雑誌や新聞の文字など、怪文書には犯人を特定できる様々な証拠が残されているのです。現物のまま探偵に提出しましょう。

そして、内容から犯人に繋がる情報を少しでも集めてください。自分1人で怪文書を見るのが辛いのであれば、誰かに読んでもらい大まかな内容を伝えてもらいます。そこに書かれていることから、差出人が自分に対してどのような思いを抱いているのか、真の目的は何なのかということを少しずつでも良いので割り出していきます。自宅のポストに投函されたのであれば、自分の住所を知っている人物、または跡をつけてきたストーカーである可能性が高いです。そういった情報も忘れずに提供できるよう、あらかじめ整理しておくことをおすすめします。

探偵の調査によって証拠を集め、警察に提出する

探偵は依頼者の自宅付近で張り込みを行ったり、依頼者が外出している時に周囲に怪しい人物がいないか調べたりして犯人特定に繋がる情報を集めます。そして、怪文書を実際にポストへ投函している場面など、決定的な証拠を写真や動画に収めます。顔が鮮明に映っていれば、差出人を特定できる可能性も高まります。探偵は警察ではないため、犯人を逮捕することはできません。しかし、そうして実際に被害を受けた証拠を集めてくれるので、それをまとめて警察に提出しましょう。警察が動き出してくれれば、実際に差出人の身柄を確保し話を聞いて、必要に応じて対処してくれます。

自分1人で調査しようと思っても、何の証拠も手に入れられないだけでなく犯人を刺激することに繋がり、危害を及ぼされかねません。調査はプロに任せ、自分の身をしっかり守ることが大切です。

まとめ

怪文書の特徴やPTSDを発症するケースについて紹介しました。ただのいたずらで済まされてしまうこともありますが、あまりに執拗かつ悪質な内容の怪文書だと、人の精神に負担をかけてPTSDといった二次被害に繋がる可能性も十分考えられます。自分1人で解決しようとするのではなく、周囲の人物や探偵の力を借り、事件解決の糸口を掴んでください。

投稿者プロフィール

この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
この記事の著者:PIO探偵事務所 調査員 T.K
10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。

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