会社以外の第三者の利益を図る背任行為調査は信頼できる探偵に頼もう
会社以外の第三者に利益を図ることを背任行為といい、悪質と認められるものであれば犯罪になるケースもあります。しかし、会社としては、世間に知られるほどのトラブルとして扱いたくないものです。仮に怪しい動きのある社員がいたら、何とかその行為を止めたいもの。そんな場合は、探偵に相談して背任の証拠をつかみ、話し合いによる解決に導きましょう。この記事では、会社以外に利益をもたらす背任行為はどのようなものがあるか、背任行為調査でできること、調査を受ける際の注意点をご紹介します。
会社以外の第三者に利益を与える背任行為とは
背任行為は会社以外の第三者に利益を与え、会社に損失を与える行為です。具体的には、どんな行為があるでしょうか。ここで2つの例を挙げます。
社員が会社に内緒で取引先から接待を受けている
たとえば、ある社員Aが勤め先の会社に内緒で、取引先B社から接待を受け、本来は100万円のB社の製品を150万円で購入する手はずを整えたとします。その行為により、会社は損害を与えられたと考えられますが、背任行為とは言いきることはできません。ただ単に金額の高い製品を購入したのみで、その製品が150万円の価値があったということも考えられるからです。
しかし、AはB社から製品を購入する見返りに、高級料亭で過度の接待を受けていた、お礼として商品券などをもらっていたとすると、その取引は会社への背任行為とみられる可能性が高いです。商品を高く購入させて自社に損害を与え、自分の勤めている会社以外のB社に利益を与えた、さらに見返りを受け取っていたからです。
社員が取引先のライバル社に新商品の情報を漏らした
たとえば、Cという社員がライバル社のDの口車にのって、自社の新商品情報を漏らしたとなると、背任行為にあたる可能性が高いです。なぜならば、Cは会社以外の第三者であるDに便宜を図り、自社に損失を負わせたことになるからです。
新商品の情報は、社内の秘密事項だったとなると、社外に漏らすことで、何らかの損害を被る可能性は否めないでしょう。また、ライバル社の情報を得たことで、Dの勤める会社は、新たな商品つくりの参考になるなど、何らかの利益を得ています。
探偵による背任行為調査でできること
仮に自社の社員に背任行為を疑うような怪しい動きがある場合、探偵に調査を依頼することも可能です。その調査によって、明らかになると思われることをご紹介します。
対象者の行動を探る
探偵は、対象者の行動を探ることができます。たとえば、対象者がいつどこで誰と会っているか、どんな動きをしているかなど、尾行して探ることは探偵が得意とする業務です。
こうした調査を社内で行うことは不可能と思われます。もしも、無理に調査を行って社員同士のトラブルに発展すれば、業務に支障がでてくることも考えられます。第三者である探偵に依頼することで、業務に影響なく事実を知ることができるでしょう。
対象者の背任行為の証拠を入手する
また、探偵は背任行為の証拠を尾行調査や取材などで入手し、証拠となり得るような重要情報をつかむことができます。その情報を深く調査することで、新たな証拠を見つけることも可能です。
入手できた証拠は、調査書に正確にわかりやすく記載し、依頼者にもきちんと報告します。また、さらなる追加調査の依頼があれば、すぐに応じるでしょう。このようにして入手した証拠があれば、背任行為を疑う社員と話し合い、背任行為をストップさせることも可能です。
法人向け背任行為調査を受ける際のポイント
法人向け背任行為調査を受ける際のポイントです。このポイントを踏まえて調査を受けると調査結果を活用しやすいでしょう。
まずは相談して探る
調査依頼の候補となる探偵社を複数ピックアップしたら、まずは相談してみましょう。たいていの探偵社は無料で相談に乗ってくれます。
探偵社にもよりますが、大体は電話、メールどちらでもOKです。また、最近はLINEでの相談もOKな探偵社も存在します。調査について、不明な点、こんなところに力を入れて調査してほしいなど、いろいろ尋ねてみてください。相談の受け答えの様子を見て、一番感触の良いところ、一生懸命に取り組んでくれると感じたところに任せるのもありです。
費用については追加料金の有無も含めて事前に確認する
調査費用については重要なので、慎重に確認したいものです。たとえば、探偵社にもよりますが、追加料金が発生することがあります。また、探偵社によっては成功報酬払い、前払い契約、費用全額後払いなどの方法が存在します。その他に、調査保証金をもらい、調査成功の支払いに充てる探偵社も。この場合、失敗したら保証金も返金するとなっていることが多いです。
支払いの条件や方法については、前もって見積もりを取り、納得のいくものかどうかよく考えましょう。また、調査期間が延びたことによる追加料金についても、どのくらいの金額になるのか事前に尋ねておいた方が良いです。
契約書をよく確認する
上記の金額に関しては、契約書に書かれていますので、きちんと確認します。このあたりは口頭のみだと、あとで聞いていないということになりかねないので、注意しましょう。
こうした契約書があいまいである探偵社だと、法的に問題がある可能性も高いため、依頼するのは避けた方が無難です。トラブル回避にもなるので、契約書をきちんと用意する良心的な探偵社を選ぶようにしてください。このようにすべてにおいてクリアな探偵社であれば、安心して秘密事項を任せることができます。社員に背任行為があるかどうか探るという重要な任務なので、信用のおける探偵社を選びたいものです。
まとめ
背任行為は、会社以外の第三者に便宜や利益を図ることです。もし、自社の社員が疑わしい動きをしていたら、なんとしてでも調査したいものですが、社内調査はバレてしまうことが多いので要注意。しかし、探偵に調査を依頼すれば、大丈夫です。対象者にバレないようにうまく調査して、背任行為の証拠をつかんでくれます。証拠があれば、話し合いによって背任行為をストップさせることもできるでしょう。
背任行為をうまく解決するためには、より良い探偵を選ぶことが大事です。まずは相談して受け答えの良し悪し、納得できる金額かどうかなどで任せられる探偵社を判断してください。
投稿者プロフィール
- 10年以上にわたる探偵経験を持ち、調査分野のエキスパートとして認められている。これまでに手掛けた調査案件は年間200件以上にのぼり、その確かな調査力と洞察力で数多くの難解なケースを解決してきた実績を持つ。特に浮気調査や素行調査の分野で高い成功率を誇り、信頼と実績に基づいた調査を提供することを信条とし、クライアントからの高い満足度を誇る。
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